行ったからこそわかる! 地域おこしで見つけた岩手県花巻市の魅力【学生記者】
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最近、「地域おこし」といった言葉が巷で流行っているようなのですが、みなさんはご存知でしょうか?「地域おこし」の「地域」は、田舎を指していることがほとんどでしょう。田舎といえば「何もない」というイメージが強いですよね。私は、その「何もない」場所でそこに住む人々とともに、地域を元気にしていく活動を「地域おこし」と考えています。そして「地域を元気づけるのは素敵なことだな」と感じ、地域おこしに興味を持つようになりました。
そして昨年の夏休み、すでに岩手県花巻市石鳥谷町で地域おこし協力隊(※)として活動している佐藤敦さんのもとを訪問し、地域おこしのリアルを体験してきました! これは私が所属する横浜国立大学藤掛洋子研究室の活動の1つです。研究室のホームページに地域おこしのリアルな体験活動について詳しく掲載されているのでそちらもぜひご覧ください。(藤掛洋子研究室ホームページ:http://yoquita.com/581)
(※)地域おこし協力隊とは……?
「人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域以外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度」
(引用: 地域おこし協力隊ホームページ:http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/about/index.html)
私は、以前にも「地域おこしってなに?」「地域おこしのココがおもしろい」という記事を書いていますが、今回は、私が地域おこしを通して大好きになった町「花巻市石鳥谷町」の魅力を紹介したいと思います!
その1.一大イベント! 石鳥谷夢まつり
「石鳥谷夢まつり」とは花巻市石鳥谷町で8月に行われる花火大会です。私も去年、石鳥谷町を訪問した際にこの花火大会に参加してきました。北上川の上に、次から次へと大きな花火があがり、それは言葉が出ないほどの美しさでした。私は土手に寝そべりながら花火を見ることができたのですが、都会の花火大会では味わえないような、ゆったりとした時間の流れと、花火の迫力に魅了されてしまいました。
また、川辺には行燈がずらっと並び、花火と行燈のコラボレーションを楽しむことができます。
その2.すばらしい自然
花巻市のようないわゆる田舎と呼ばれる地域は「なにもない場所」。そう思っている人いますよね。私も花巻市を実際に訪れるまではその町で有名なものやなにがあるのかも知らず、ネットで検索のみで地域おこしの材料になるものはなんだろうかと考えたりしていました。
しかし花巻市を訪れ、おいしい空気、鮮やかな緑、広い空、たくさんの素敵なものを見つけ、「こんなにたくさんのすばらしいものがあったんだ」ととても感動しました。花巻市に足を運んだからこそ、多くの魅力を発見することができたのです。川辺を歩いたり、町を自転車で走ったりして花巻市の空気を味わうことは、とても気持ちがよいもの。一緒に花巻市を訪れたメンバーも「ここに来ると心がきれいになる」と感動の言葉を口にしていました。
目的が「観光」であったら、花巻市の石鳥谷町に訪れる人はそんなに多くはないと思います。しかし、私は「地域おこし」を勉強したい、という目的で訪れました。そして、たくさんの人に訪れてもらいたい! と感じるほどの魅力を見つけることができました。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。花巻市石鳥谷町は、訪れなければ味わうことのできない魅力でいっぱいです。気分をリフレッシュさせたい人、自然が好きな人、「観光地」に飽きてしまった人、ぜひ一度足を運んでみてください。そして、私が見つけた魅力以上のものを味わってほしいと思います。
文・海