鉄道ライターに聞いた! 電車旅行のおすすめコース5選
だんだん春めいて来ましたね。「暖かくなってきたから小旅行でも……」なんて考えている人もいらっしゃることでしょう。そこで今回は、『列車ダイヤから鉄道を楽しむ方法』『知られざる 鉄道路線の謎』などの著作がある杉山淳一先生に「みなさんにおすすめの電車旅行5選」を教えていただきました。
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■電車旅行のおすすめコース1 ローカル鉄道で行く房総半島横断の旅 これからの季節は菜の花もきれい!
東京⇒内房線⇒五井⇒小湊鐵道⇒上総中野⇒いすみ鉄道⇒大原⇒外房線⇒東京
●杉山先生のおすすめポイント
「小湊鐵道」の上総牛久から養老渓谷までは里山トロッコ号も楽しいです。養老渓谷駅からはバスになりますけど、渓谷の散歩も楽しい。夏も涼しいです。
「いすみ鉄道」はムーミン谷と昭和がコンセプト。車窓からスナフキンやムーミンの姿が見えます。国吉駅にはムーミンのキャラクターグッズショップもあります。お小遣いに余裕があったらレストラン列車に乗ってもいいかもしれませんよ。
■電車旅行のおすすめコース2 西武特急で行く芝桜観賞とSLの旅 一面の芝桜はまさに圧巻!
池袋⇒西武鉄道⇒西武秩父⇒秩父鉄道⇒熊谷⇒湘南新宿ライン⇒池袋
●杉山先生のおすすめポイント
西武鉄道の特急「レッドアロー」で池袋から西武秩父までは1,480円(現金運賃+特急料金)と意外と安いです。大都会を出発し、武蔵野の住宅街を通り抜けると、やがて山岳地帯というクライマックス。車窓の変化も飽きません。
西武秩父駅から羊山公園までは徒歩で20分ほどです。一面の芝桜は「花なんて興味ないよ……」という男子もすごい! と思うはず。芝桜まつりは4月14日(金)~5月7日(日)です。秩父駅周辺でランチを済ませたら、秩父鉄道のSL「パレオエクスプレス」で帰ります。日帰りはちょっと忙しいかな、と思ったら、一泊して長瀞観光もいいかも。夏には涼しい川下りも楽しめます。
■電車旅行のおすすめコース3 電車と水陸両用バスで富士山を眺める旅 アトラクション感覚が楽しい!
新宿⇒中央本線⇒大月⇒富士急行⇒河口湖
●杉山先生のおすすめポイント
世界遺産になった富士山を電車で見に行きましょう。新宿から中央本線で大月までは特急「かいじ」で約1時間。各駅停車でもいいですが、特急で気分を盛り上げます。大月から河口湖までは新しい観光列車「富士山ビュー特急」がおすすめ。特に1号車の特別車両はゆったりしたレイアウトで居心地が良いのが特徴です。土曜休日の「スイーツプラン」ではリゾートホテルのパティシエが監修したスイーツを楽しめます。
河口湖からバスで山中湖に向かえば、水陸両用バスKABAも。アトラクションとしても楽しいバスです。盛り上がりますよ!