名古屋⇒東海道本線⇒岐阜⇒高山本線⇒飛騨古川

●杉山先生のおすすめポイント

大ヒットアニメ映画『君の名は。』の舞台として有名になった飛騨地方。岐阜と富山を結ぶ高山本線の沿線にあります。高山本線はほぼ全区間で谷間を走ります。車窓からの風景は、山の中を通り抜け、四季を通じて変化に富んだものです。各駅停車でのんびり車窓を眺めましょう。5月の週末は臨時列車の急行「ぬくもり飛騨路号」が走ります。

「名古屋⇒飛騨古川」間は特急用車両を使った急行列車も運行。特急より料金が安くておトクです。ロケ地巡りにピッタリな列車と言えそうです。東京からも大阪からも、朝の新幹線で間に合いますよ！

行きは東海道新幹線、帰りは北陸新幹線というルートもおすすめ。ちなみに「東京⇒東海道新幹線⇒高山本線⇒北陸新幹線⇒東京」という片道切符を買って飛騨高山や飛騨古川で途中下車制度を使うと、往復するよりきっぷ代が安くなります。

物語のように東京から新幹線で行くと『君の名は。』の主人公気分が味わえます。映画の場面と実際の新幹線の車内はちょっと違います。みなさんはわかるでしょうか？ ぜひ見つけていてくださいね。

■電車旅行のおすすめコース５ 今しかできない？ 青春18きっぷの大冒険　体力のある大学生のみなさんに！

旅程・ルートはあなた次第！

●杉山先生のおすすめポイント

今や学生だけではなく、たくさんの旅行好きに愛されている「青春18きっぷ」。これを使うとJRの普通列車に乗り放題になります。実は、東京駅を早朝に出発すると、普通列車だけを乗り継いで北九州の小倉まで行けます。上野駅を早朝に出発すれば青森まで行くことも可能です。

乗り継ぎ時間が短い駅では早歩きするのがいいでしょう。何よりも20時間近い乗車をこなすには体力が必要ですから若いうちにチャレンジしておきたいコースです。「お金を使うより時間を使う方がぜいたくだな」と気付くのは大人になってから。今のうちに、たっぷり時間を使って楽しんでください。

杉山先生による電車旅行5選でしたが、いかがだったでしょうか？ なかなかバラエティーに富んだ5選ですね。杉山先生からは「運行本数が少ない路線もあるので、時刻表を確認して予定を立てて行きましょう」とアドバイスをいただきました。新学期に知り合った仲間と一緒に出掛けてみてはいかがでしょうか？

⇒杉山淳一先生の公式サイト
http://ott.sugisugi.net/

⇒杉山淳一先生の新刊『列車ダイヤから鉄道を楽しむ方法：時刻表からは読めない多種多彩な運行ドラマ！』
https://goo.gl/opygDJ

(高橋モータース＠ｄｃｐ)