東大生によるセンター試験の極意~同じ解答は何個まで連続していいのか1万年分実験してみた~ 2ページ目
■同じ答えが3連続
同じ答えが3連続する箇所は……1回の試験で1.86回は出てくる、という結果が出ました(10000回中、18606回出現)。毎年1~2ヶ所はあるかな、という感じです。むしろ1箇所くらいあった方が安心するくらいです。安心してください。3連続は、全然あります。
■同じ答えが4連続
同じ答えが4連続する箇所は……1回の試験で0.47回は出てくる、という結果になりました(10000回中、4689回出現)。だいたい2年に1回お目にかかれるかな~ってところです。4連続ではまだ安心してよさそう。
■同じ答えが5連続
さぁ、このあたりから不安が増してきます。「答えが5連続するところなんて見たことないぞ?! これホントに合ってんの?!」という心の葛藤が聞こえてきます。実際はどうなのでしょうか。
同じ答えが5連続する箇所は……1回の試験で0.12回は出てくる、という結果になりました(10000回中、1153回出現)。つまり、答えが5連続するのは10年に1回というレベルになってきます。さぁここまで来たらもう、不安になってもいいでしょう。え、10年に1回のラッキーだと思ってマークしちゃう? それもいいですが、あくまで自己責任で。
■同じ答えが6連続
ついでに6連続も調べてみましょう。同じ答えが6連続する場所は…1万回の試験中、233回だけ出てきました。つまり答えが6連続するのは50年に1回という計算です。50年に1回ですよ。つまり……49浪して1回です。
たしかに6連続は違和感しかない。さすがにこれはもう、疑った方がいいでしょう。何としても答えを変えてください。49回も浪人しちゃダメです。UmeeT一同のお願いです。
■おまけ:最大何連続まで出てきた?
ちなみに最大は、10連続でした。しかも2回出現しました!! つまり、「センター試験を1万回受けたら、2回は答えが10連続する年がある!」ということですね!! その年に当たった受験生かわいそう! めっちゃ焦りますね。まさに1万年に2回レベルの悲劇……もはやこれはもう、そんな問題を作った制作者サイドに問題がありそうです。
答えが10連続するの図。0.02%の確率でお目にかかれるようです。■結論
というわけで、結論は……! 「英語の試験では、答えが4連続するのは全然ありえる。ただ、5連続しそうになったらちょっと不安になった方がいい」ということでした! 4連続と5連続の間に大きな壁があることがわかりました。この記事が受験生のみなさんの助けになれば幸いです(※あくまで、ある仮定のもと行った、統計的な結果であることは念頭においていてくださいね)!
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文・UmeeT
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