​活字嫌いにも試してほしい! 本を読むメリットとよりよい読書をする方法【学生記者】

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こんにちは。早稲田大学3年の慶です。
3年生ということで就職活動もジリジリと近づきつつあり、「社会に出て何をしようか」ということを考え始める時期になりました。 そんな中で最近気になるのが「本を読むメリット」について。実は僕も大学に入るまでかなり本嫌いで、本を読む時間があったら漫画やゲーム・音楽などの趣味に時間を費やすほうがいいと思っていました。そんな僕もドイツ留学を契機にいろいろな本を読むようになりました。特に2016年に入ってからは、歴史や哲学などの教養所、ダイエットに関する本、さまざまな本を読んでいます。今回は僕が本を読むようになって気づいた読書をするべき理由と、読書を自分の糧とするコツをいくつか紹介してみようと思います。

■まずは読書についての本を読んでみよう

まず僕が「本を読もう」と思い立って読んでみたのは、読書に関する本でした。本をどのように読んで、どのように活用するのかに関して右も左もわからなかった僕が最初に手をつけるにはいいトピックでした。大学生になって本を読んでみようという方は、ぜひ最初に読書についての本を読んでみることをおすすめします!

■本には「他人の人生」が詰まっている

"The reading of all good books is like a conversation with the finest minds of past centuries."(良い本を読むことは、素晴らしい考えを持った故人との対話のようなものである。)

これはフランスの哲学者・デカルトの言葉です。彼のように、過去のいわゆる「賢人」と呼ばれる人々は読書に関する数多くの格言を残しています。まずいい本とされるものに書かれている内容は基本的に、自分の経験によって一生をかけてもわからないようなことがいくつも含まれています。個人の考えや調査など、いろいろな要素が詰まっているのです。教養書など、その道のスペシャリストが何十年もかけて研究したことがトピックになっている場合は、その本1冊を読むだけで、主要な研究やそれに対する洞察などいろいろなことが知ることができます。

「本を書く」という行為は、非常に労力を要します。特に良書と言われる本は出版・発売にいたるまで、概要をまとめ、自分の知識とあわせて深いリサーチを繰り返し、何度も推敲され……莫大な時間と手間がかかっているはずです。つまり、いい本は「よく練られて」いて、著者の人生における知識や経験がぎっしり入っているということです。

私たちは本を読むことで、自分が今度人生で経験しえないような、もう一つの人生を疑似体験することができます。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」これはドイツ帝国を築いたビスマルクの言葉ですが、歴史という他人の経験を知ることで、過ちを犯すことを未然に防ぐことが賢明であるという彼の持論です。

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