「ワーキングホリデー」に行ったらどんな仕事をする人が多い? 専門家に聞いてみた! 2ページ目

編集部:はまみ

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■資格があれば海外で働く際に思わぬ助けになることも!

――海外で働く際の「賃金」についてはどうなっていますか?

真田さん 例えばオーストラリアだと最低時給が16ドル(約1,600円)、カナダだと12ドル(約1,200円)です。

――日本と比べるとかなり高いのですね。

真田さん オーストラリアは所得税が30%と高いのですが、それでも約13ドルは自分の手元に入ってきます。これは最低時給なので、一般的にはもう少し高い時給であるケースがほとんどです。他に、カナダなどチップのある国では、それも重要な収入源となります。

――ワーキングホリデーで働く場合、どういった仕事が高給だったりしますか?

真田さん 以前、富裕層向けのリゾート地で働いたという人がいましたが、かなり高給だったと聞いています。また、やはり専門職の人は優遇されます。例えば、多くの人が就いているカフェの仕事でも、「バリスタ」の資格を持っていると待遇が良かったりします。オーストラリアではバリスタは非常に注目されており、バリスタが働く店を変えると、お客さんまで一緒に付いていってしまったりすることも珍しくありません。

――カフェで働く際は、バリスタの資格を取ると良いことがあるかもしれないということですか。他にも「こうした資格があると役立つ」というものはありますか?

真田さん やはり英語の資格があると有利に働くことが多いです。例えば海外で接客のお仕事などをしたい場合は、TOEICは最低でも700点以上ないとスムーズな会話が行えず難しいとされています。やはり接客はお客さんに失礼があるといけませんから、ただ話すだけでなく、幅広い語学の知識が必要です。

――日本語の尊敬語や謙譲語に当たる英会話まで身に付けておかないといけないのですね。

真田さん また、海外では、TOEICよりも会話力を重視する「IELTS」を評価しているケースが多く見られます。他にはやはり専門分野での資格を持っていると、まずマイナスになることはないでしょう。何も持っていなくても、先ほどのバリスタなどは短時間で取得できるものなので、ワーキングホリデーの間に取得する人も多くいます。

――そうした資格や経験は日本に戻ってきても役立つでしょう。

真田さん 非常にプラスになると思います。ですので、若い世代の人たちにはぜひワーキングホリデーを利用して、さまざまな経験をしてもらいたいです。

――ありがとうございました!

ワーキングホリデー制度を取り入れている国は少しずつ増えており、2016年6月にはスロバキアとの交流も始まりました。大学生活の間に、貴重な経験をしてみてはいかがですか?

日本ワーキング・ホリデー協会
http://www.jawhm.or.jp/

(中田ボンベ@dcp)

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