現役学生が大学生活を「つらい」と感じた瞬間6つ「課題の処理」「ぼっちの昼食」
社会人になると、ついつい「学生は良いよな~」なんて言ってしまいがち。しかし、実際は大学生活にも大変なことがたくさんあります。授業によっては単位を取るのが大変ですし、就職、人間関係、恋愛、お金などの悩みも抱えがち。そこで今回は、大学生活が「ツライ!」と感じた瞬間について、現役学生たちに聞いてみました。イマドキの学生たちは、どんな悩みを抱えているのでしょうか?
■睡眠時間が足りない……
・「毎週の実験レポートがつらい。毎週20枚以上の手書きレポートを提出しなければならないから(男性/21歳/大学3年生)
・課題の処理が追いつかないとき。次から次に課題が出て、2日くらい寝られない日があった(男性/20歳/短大・専門学校生)
・テスト週間はほとんど寝る時間がなくなること。一週間にテストが詰まってあるときは、ほぼ毎日仮眠程度しか睡眠が取れなかった(女性/21歳/大学3年生)
レポートに課題に、授業の準備、試験勉強……。「学生は楽でいい」なんて言う社会人もいますが、今もう一度やれと言われたらおそらく筆者には無理です。
■詰め込みすぎに注意!
・1~5限までフルで授業が入っていた時期がつらかった。授業中に集中力が切れ眠くなることがあった(男性/23歳/大学4年生)
・定期試験多すぎてきつかった。科目数が多い上に範囲が広くて大変だったから(女性/21歳/大学4年生)
・2年生までで大半の単位を取ろうと思い、授業を取れるだけ履修したら、テストがつらかった(女性/21歳/大学4年生)
最初のうちにたくさん単位を取っておけば、たしかにあとが楽。ただ、詰め込みすぎてパンク……というパターンもありますのでご注意ください。
■行き詰るとツライ!
・卒論テーマが思いつかない。専攻の学問に対する興味がなくなり、研究したいことがなくなった(女性/22歳/大学4年生)
・勉強が専門的すぎて、その分野まるごと嫌いになってしまったこと。その勉強がしたかったから入ったけど、思ったものと違って嫌になり、今までの自分の努力はなんだったのだろう? と思った(女性/21歳/大学3年生)
そのままなんとか卒業するのか? それとも「やりたい学問」を求めて違う道を探すのか? 難しいところですね。
■風邪ひいても一人
・一人暮らしで家族と離れて生活したてのころ辛かった。風邪などを引いたとき、一人で乗り越えなければならなかったから(女性/20歳/大学3年生)
「風邪引いても看病してくれる人がいない。彼女もいない上に、友だちにも頼みづらい(男性/19歳/大学2年生)
一人暮らし学生は孤独です……。ツライときは「頼みづらい」なんて言わずに、友だちを頼っても良いと思います。
■バイトと学校の両立が大変
・バイトを入れすぎて授業が眠い。お金ほしいけど時間ない、みたいな感じ(女性/21歳/大学4年生)
・バイトやサークルなどで忙しい上、通学時間が長くなり時間が全然なくなった。2時間半という通学時間が、思っていた以上にきつかった(男性/18歳/大学1年生)
・バイトと教習所と授業で睡眠時間を確保できなくなった。友だちの話が耳に入ってこないほどボーっとしていて、楽しいどころではなく疲労しかなかった(女性/21歳/大学4年生)
学生生活が充実しているのはよいことですが、調を崩しては元も子もありません。睡眠時間込みで予定を立てましょう。
■「ぼっち」はツライよ
・しばらく友だちができず、一人の学校生活が辛かった。楽しい大学生活を思い描いていたのに、現実には気の合う友だちとめぐり会えず、孤独感を感じた(男性/20歳/大学3年生)
・ぼっちの昼ご飯。1人で学食も行けないし、大学広すぎてどこで時間潰せばいいのかもわからないし、このあとにまだ講義あるからお腹すくし(女性/18歳/大学1年生)
「ぼっちの昼ご飯」がツライとのことですが、この女性はまだ1年生。もっと学校に慣れてきたら、1人でも平気で時間をつぶせるようになるかも?
提出物に追われたり、忙しすぎて睡眠時間が足りなかったり、一人で寂しい思いをしたり……。「わかる!」と思わず言いたくなった人も多いのではないでしょうか。ときにはツライと感じる瞬間があるかもしれませんが、学生時代にしかできないことはたくさんあります。卒業してから後悔しないように、ツライ瞬間も含めて、学生ライフを満喫しましょう!
文・OFFICE-SANGA 森川ほしの
調査時期:2016年4月
アンケート:マイナビ学生の窓口調べ
集計対象数:大学生男女404人(インターネットログイン式アンケート)