全然違う! 海外版でのポケモンキャラクターの呼び名16選「リザード→Charmeleon」

編集部:はまみ

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あなたは『ポケットモンスター』シリーズをプレイしたことはありますか?
『ポケットモンスター』は海外でも大人気のゲームです。

ゲームやアニメだけでなく、最近ではピカチュウを題材にしたハリウッド映画『名探偵ピカチュウ』も話題になり、全世界のポケモンファンの心をつかんで離しません。

中には、海外留学や留学生たちとの交流のネタに『ポケットモンスター』を使う人もいるのではないでしょうか?

日本版の『ポケットモンスター』シリーズであれば日本語表記ですが、外国版『ポケットモンスター』だとポケモンの名前の表記が変わります。

『ポケットモンスター赤・緑』から長年愛されているカビゴンやメタモン・リザードンなど、往年のポケモンたちは海外版だとどのような表記になるのでしょうか?

そこで今回は『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの中から、海外版で呼び名が違うポケモンを16種類厳選してご紹介します。


衝撃!ポケモンの名前は世界共通ではなかった!

長年『ポケットモンスター』シリーズに触れている人からすれば衝撃かもしれませんが、ポケモンの名前は世界共通ではありません。

多くのポケモンたちは日本を飛び出すと呼び名が異なります。

ポケモンの顔「ピカチュウ」は名前が変わらない!

例えば、ポケモンを代表する「ピカチュウ」は海外でも「Pikachu」です。

ですが、海外版『ポケットモンスター』で日本名と同じ名前のポケモンはごく少数なのがわかるのではないでしょうか。

『ポケットモンスター』自体の表記は『POKÉMON』で統一

日本では古くから「ポケモン」という愛称で親しまれている『ポケットモンスター』ですが、海外版では『POKÉMON』と表記されます。

『ポケットモンスター ルビー・サファイア』以降は、日本国内でも『POKÉMON(ポケモン)』という英語表記を採用しているようです。

編集部厳選!ポケモンたちの海外表記を見てみよう!厳選16体

では、海外版ではどのような名前になっているのでしょうか?

16体のポケモンの海外版表記を英語とドイツ語・フランス語でピックアップして調べてみました

メタモン

スライムのように何にでも姿を変えられるポケモンとして話題ですよね。

最近では、メタモンのカワイイ見た目が注目を浴び、グッズもたくさん発売されています。


・英語:Ditto
・ドイツ語:Ditto
・フランス語:Metamorph

英語の「ditto」は「私も同じく」などのように同意を表す口語表現です。

メタモンの変身能力からこの言葉が選ばれたと考えられます。

カビゴン

『ポケットモンスター 赤&緑』では、ずっと寝ていて道を防ぐポケモンとして登場するカビゴン。

最近では、カビゴンを模した人をダメにするクッションも登場するほどの人気となりました。

そんなカビゴンの海外表記はコチラです。

・英語:Snorlax
・ドイツ語:Relaxo
・フランス語:Ronflex

英語名は「snore」(いびき)と「lax」(緩い)を組み合わせたものになっているのでしょう。

もしくは「lax」は「relax」(リラックス)から取ったとも考えられます。

フシギバナ

ファンからは「初代御三家」と呼ばれていた最初にもらえるポケモンの1体フシギダネの第三進化系がフシギバナです。

・英語:Venusaur
・ドイツ語:Bisaflor
・フランス語:Florizarre

「Venu」はハエトリグサを表す英語「Venus flytrap」から由来されているのでしょうか。

後半部分は学名で「トカゲ」を意味する「saurus」がもじられている可能性があることから、フシギバナもトカゲの部類にカウントされているのかもしれません。

ちなみに、フシギダネの第二進化系である「フシギソウ」は「Ivysaur」(ivyはツタという意味)と呼ばれています。

カメックス

ファンからは「初代御三家」と呼ばれるゼニガメの進化した姿がカメックスです。

巨大なカメの甲羅から強力な水が噴射されるアニメでのシーンは迫力満点!

カメックスは海外では以下のように呼ばれているようです。

・英語:Blastoise
・ドイツ語:Turtok
・フランス語:Tortank

英語名は「blast」(背中にしょっている大砲を表現)と「tortoise」(カメ)を組み合わせたものになっていて、見た目通りに翻訳されていることが分かります。

リザード

ゼニガメ・フシギダネと同じく初代ポケモンの御三家の1体であるヒトカゲの第二進化形態がリザードです。

リザードの次の進化と言えば翼竜に似た見た目のリザードンですが、リザードは海外ではどのように表記されるのでしょうか。

・英語:Charmeleon
・ドイツ語:Glutexo
・フランス語:Reptincel

なんと英語版では「chameleon」(カメレオン)をもじったネーミングに変わっています!

リザード(Lizard)は「トカゲ」でカメレオンとはちょっと違う気もしますが、どうしてこうなったのでしょうか……。

カモネギ

「好都合」であることをことわざ「鴨が葱を背負って来る」を体で表しているかのようなポケモンがカモネギです。

そんなカモネギは海外版ではどのように呼ばれているのでしょうか?

・英語:Farfetch'd
・ドイツ語:Porenta
・フランス語:Canarticho

英語名の「Farfetch'd」は珍しいネーミングです。

カモネギの英語版「Farfetch'd」は「こじつけ」を意味する「far-fetched」が由来しており、日本名の「かもねぎ」を「こじつけ」として意訳したものと思われます。

ケーシィ

眠ったような姿が印象的なケーシィは、アメリカの予言者・霊能者であるエドガー・ケイシーが名前の由来という説があります。

名前やキャラクター的にNGだったのかは定かではありませんが、海外版では全く違う名前です。


・英語:Abra
・ドイツ語:Abra
・フランス語:Abra

世界的に通用する呪文「Abrakadabra(アブラカダブラ)」の先頭部分だけをもじった「Abra」に差し替えられています。

ユンゲラー

ユンゲラーの名前もケーシィと同様、超能力者ユリ・ゲラーが由来だとされています。

ユンゲラーももしかすると、ケーシィと同じ理由から海外版では使えなかったのかもしれません。

・英語:Kadabra
・ドイツ語:Kadabra
・フランス語:Kadabra

ケーシィの進化系ということもあり、「Abrakadabra(アブラカダブラ)」の後半部分「kadabra」をもじった名前になっていることがわかります。

フーディン

ケーシィの第三進化系がフーディンですが、ケーシィとユンゲラーと同じ路線の名前に表記が変わっているのに注目です。

・英語:Alakazam
・ドイツ語:Simsala
・フランス語:Alakazam

フーディンもケーシィやユンゲラーと同様、実際に存在した脱出王の異名を持つ奇術師ハリー・フーディーニから由来されているといわれています。

海外ではNGだったのか、フーディンはステージマジックで使われる呪文「Alakazam(アラカザム)」に変わっていることに注目です。


コイキング

最強ポケモンの1体であるギャラドスの進化前の姿がコイキング。

雑魚ポケモンの代名詞とも言われ、育てるのに苦労したというポケモントレーナーさんもいることでしょう。

・英語:Magikarp
・ドイツ語:Karpador
・フランス語:Magicarpe

英語の場合、コイは「carp」と言います。

ギャラドスへの進化を考慮して「magic」(魔法)とコイをくっつけたネーミングになったのかもしれません。

ちなみにドイツ語でコイは「Karpfen」、フランス語では「carpe」です。

ソーナンス

アニメ版『ポケットモンスター』でロケット団のツッコミポジションとして登場したソーナンス。

「ソーナンス!」という鳴き声がツッコミ化していて、爆笑したという人もいるかもしれません。

・英語:Wobbuffet
・ドイツ語:Woingenau
・フランス語:Qulbutoke

英語名のWobbuffetは「wobble」と「buffet」を組み合わせたネーミングです。

英語の「wobble」は「ぐらつき」という意味、「buffet」は繰り返し攻撃するという性質を表しているのかもしれません。

トサキント

アニメ版とゲーム版で鳴き声のギャップに驚いたポケモンファンもいるのではないでしょうか。

トサキントの進化系がアズマオウという巨大な金魚です。

その点を考慮してか海外版では以下のような名前に変わっています。

・英語:Goldeen
・ドイツ語:Goldini
・フランス語:Poissirene

英語の金魚という意味である「goldfish」の「gold」(金)から形容詞の「golden」(金色の)にしてもじったネーミングなのでしょうか。

一方で「gold」と女王を意味する「queen」の組み合わせとも考えられますよね。


ニャース

アニメ版では声優の犬山イヌコさんが担当しているキャラクターとして一躍脚光を浴びたニャースを見てみましょう。

・英語:Meowth
・ドイツ語:Mauzi
・フランス語:Miaouss

英語版でネコの鳴き声は「meow」です。

きっとネコの鳴き声をもじったネーミングなのかもしれません。

ちなみネコの鳴き声はドイツ語だと「miau」フランス語では「miaou」です。

ピッピ

満月の夜に現れるといわれているようせいのポケモン・ピッピ。

アニメでピッピが繰り出す何が起こるかわからない技「ゆびふり」をマネしたことがある人もいるかもしれません。

英語:Clefairy
ドイツ語:Piepi
フランス語:Melofee

ピッピの英語名は「Clef」(音楽のキー)と「fairy」(妖精)が組み合わさった造語になっていることに注目です。

ドイツ語版でのピッピは「ピィーピ」と発音しますので、日本名に近いですね。

プリン

丸くて大きな目が特徴の愛らしい姿のプリン。

アニメ版でも有名なプリンの歌は、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?

プリンの海外表記は、プリンの特徴を良くあらわした形に変えられています。

・英語:Jigglypuff
・ドイツ語:Pummeluff
・フランス語:Rondoudou

辞書によれば、英語のjigは「ジグ:テンポの速いダンス」、「puff」は「ふわっと膨れたもの」という意味です。

プリンの愛らしい姿と性質から付けられた名前であることがうかがえますね。

カイリュー

カイリューはドラゴンポケモンの中でも最強部類に入るポケモンです。

気になる海外表記はコチラ!

・英語:Dragonite
・ドイツ語:Dragoran
・フランス語:Dracolosse

英語名は「dragon」(ドラゴン・竜)と「knight」(騎士)を組み合わせたものだと思われます。

あるいは「night」(夜)から取られたものかもしれませんね。

まとめ

今回ご紹介した中でも「よくわからないぞ?」と思ったネーミングがあったのではないでしょうか。

日本語版で見慣れた名前とは、ずいぶん変わったポケモンもたくさんいることが分かります。


現地の子どもたちに親しんでもらおうと多彩な工夫がされているポケモンたちのネーミングですが、やはり日本人からすると違和感があるものも多いですね。

しかし、海外の人たちは、今回ご紹介の表記になじみがあるということを忘れてはいけません。

『ポケットモンスター』という作品がきっかけで共通の話題ができるので、決して相手のことを批判することなく、違いを認めながら楽しく情報交換しましょう。


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(高橋モータース@dcp)

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