抱腹絶倒もの! 読むと笑えるギャグ漫画のおすすめランキングTop10
最近、笑ってないな……そんな方も多いのではないでしょうか。日々、勉強や仕事に追われるだけなんてもったいない! そんなときには、ゆるーく笑えるギャグ漫画がおすすめです。今回は忙しいときでも笑えるギャグ漫画をランキング形式でご紹介します。あなたも、ゆるーく笑える漫画で癒されてみませんか?
■10位 言わずと知れた人気作! 「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」
ギャグマンガ界の鬼才、うすた京介さんの代表作「セクシーコマンド外伝 すごいよ!!マサルさん」。1995年から少年ジャンプで約2年間に渡り、連載された人気マンガで、単行本全7巻で700万部以上の売り上げを達成しています。ある高校に突然あらわれた「セクシーコマンドー」の使い手、花中島マサル。そして彼を取り巻く「セクシーコマンドー」という未知の格闘技の、部員たち。そんな彼らがシュールな笑いを届けてくれます。
漫画家、うすた京介のデビュー作ですが、デビューとは思えない完成度です。予想を裏切ってくれる笑いは、読者の期待は裏切りません! また、本作はアニメ化もしており、アニメも見事にマサルさんの世界観を再現していて、好評でした。漫画もアニメも話数が短く読みやすいので、時間があるときにぜひ見てみてください。抱腹絶倒すること間違いなし!
作者:うすた京介
出版社:集英社
レーベル:ジャンプコミックス
巻数:全7巻 / 完全版:全5巻
■9位 笑って癒されたいなら、「聖☆おにいさん」!
このマンガがすごい!(2009)で1位に輝いた「聖☆おにいさん」。手塚治虫文化賞も受賞(短編賞)した話題作。2013年にはアニメ映画化され、確実にファンを増やしてきました。「聖☆おにいさん」は中村光による作品で、キリスト教や仏教といった神々が存在しているという前提で描かれています。「聖☆おにいさん」というタイトルは電気グルーブ×スチャダラパーが歌う楽曲、「聖☆おじさん」からヒントを得ています。
下界の生活を堪能しようと、東京の安アパートに訪れたブッダとイエス。ブッダとイエスが東京で過ごしたら……という設定で繰り広げられるギャグは、じわじわきたり、つい吹き出してしまったりと、予測不可能。ブッダの身体的特徴をネタに繰り広げられる笑いは、新感覚です。また、正反対の性格のブッダとイエスのやりとりに、ほんわりと癒されるギャップもあります。2人が繰り広げる日常生活を見て、笑い、癒され、励まされ……まさに、ブッダとキリストの教えのようですね。笑いで世界を救ってくれる。そんな1冊なのかもしれません。落ち込んだときにはぜひおすすめです!
作者:中村光
出版社:講談社
レーベル:モーニングKC
巻数:既刊12巻
■8位 電車では読めないマンガ!「坂本ですが?」
佐野菜見先生による、作品「坂本ですが?」。まずタイトルから惹きつけられますね。このマンガがすごい!(2014)で2位。の話題作です。
内容は、主人公の坂本を中心に描かれる学園ギャグマンガです。坂本は1挙1動、身のこなしが美しく、絵に描いたようなスタイリッシュさ。そして、洗練されたエリート。そんな、非の打ち所がない坂本が、人々を華麗に改心させていく姿がとにかく笑えます。
坂本ですが? の特徴は、絵柄がギャグマンガとは思えないほど丁寧なこと。主人公の坂本も、少女漫画のキャラクターのように美しい顔立ちのイケメンで、そんな彼がクールにキメながらもおかしなことをしてしまう姿に笑ってしまいます。しかも、他のキャラクターも、坂本の言動にただ驚いたり感心したり興奮したりしており、あまりツッコまず真剣に受け止めていることもシュールな世界観を生み出す要因となっています。「電車では読めないマンガ」に選ばれている本作品。最近笑っていないという人は、ぜひ読んでみてください。
作者:佐野菜見
出版社: KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル:ビームコミックス
巻数:既刊3巻
■7位 「よつばと!」クスっと笑いを初体験!
「よつばと!」はあずまきよひこ先生の心温まるホームコメディ。単行本、13巻(2015年11月時点)総売上、1300万部以上を達成している人気作です。その人気は日本だけにとどまらず、海外23カ国で発刊され、日本を代表するマンガの1冊になりました。「いつでも今日が、いちばん楽しい日」が全体的なキャッチフレーズとなっており、このフレーズだけでも心温まる内容だということがわかります。
「よつばと!」の舞台は、架空の町で20万から30万人ほどの人口を想定して、描かれています。物語は「よつば」という女の子と「とーちゃん」が引っ越してくるところから始まります。「よつば」が初めて体験する出来事を、「よつば」の周りの人たちを混じえて描かれる日常。そんな、温まる光景の中、クスっと笑えるストーリー。マンガ評論化の紙屋高雪は子供が持っている世界感がうまく抽出され「よつばと!」がしあがっているため、子育て層にもおすすめ。
王道のギャグマンガではないですが、やさしくじわじわ来る笑いがたくさんあります。日々忙しい人でも、「よつばと!」を読めば、癒され笑顔になれることでしょう。
作者:あずまきよひこ
出版社:アスキー・メディアワークス
レーベル:電撃コミックス
巻数:既刊13巻
■6位 1度は見ておきたい!「浦安鉄筋家族」
一度見たら忘れられないほどインパクトが強い「浦安鉄筋家族」。独特の世界が読者を笑わせてくれます。単行本は全31巻から成り、ギャグ漫画売り上げランキングで1位になったことも。韓国、香港、台湾でも発売され、海外進出も果たしています。テレビアニメ化も1部地域を除いて放送され、アニメブックも発刊されました。
「浦安鉄筋家族」の物語の舞台は、タイトルにもあるように、千葉県浦安市。浦安市に住む、ある家族を中心に、賑やかな登場人物たちがドタバタ劇を繰り広げるギャグマンガです。主人公となる大沢木小鉄が小学生なので、小鉄の同級生である友人たちがメインキャラクターとして話が展開されるので、小学生らしい下ネタやおバカなネタが満載です。ギャグ漫画好きなら1度は読んでいただきたい作品の1つです。
作者:浜岡賢次
出版社:秋田書店
レーベル:少年チャンピオン・コミックス
巻数:全31巻
■5位 「日常」でシュールな世界を堪能!
月刊少年エースで連載されていたあらゐけいいち先生の作品、「日常」。2011年にはファン待望のテレビアニメも放送されました。通常版と四コマ版に加えて、「日常の小説」というタイトルで角川スニーカー文庫からノベル版も発刊され、さまざまな楽しみ方ができる作品です。
日常をテーマに、シュールさが特徴的なギャグマンガ。見どころは個性的でかわいい魅力溢れる登場人物たち。明るく楽しいキャラクターたちが巻き込まれる予測不可能な出来事に思わず笑わずにはいられません。また、登場人物たちの名前に群馬県に実在する地名が用いられている点にも注目です。ギャグ漫画のなかでも、日常系やほのぼのとした作品が好きな人におすすめです。
作者:あらゐけいいち
出版社: KADOKAWA
レーベル:KADOKAWA
巻数:全10巻
■4位 2016年春、映画上演予定!「ギャグマンガ日和」
増田こうすけ先生の「ギャグマンガ日和」。一話完結型のギャグマンガで、月刊少年ジャンプで連載中。テレビアニメ化、さらには舞台化までした超人気作です。テレビアニメの収録では、本書をそのまま台本として使用したという逸話もあります。さらに、2016年には映画上演も予定されています。まだ「ギャグマンガ日和」を読んだことない方は、映画で堪能する前に、マンガを読んでおくと2倍、楽しめそうですね。
また、「ギャグマンガ日和」では著者が三重県出身であることから、作中で三重の名前が多々、登場するなど、三重県の方にとっては親近感が湧くシーンも。シュールさもあり、破壊力のあるストレートな笑いもあり、読むと笑わずにはいられないギャグ漫画を代表するような名作です。
作者:増田こうすけ
出版社:集英社
レーベル:ジャンプ・コミックス
巻数:既刊15巻
■3位 「荒川アンダーザブリッジ」ワールドへようこそ!
「荒川アンダーザブリッジ」は、「ヤングガンガン」で連載されていた、中村光先生によるギャグ漫画。これまでに、テレビアニメ化、実写ドラマ化、ドラマの映画版と、漫画だけではなく幅広い展開をしてきた「荒川アンダーザブリッジ」。タイトルは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの名曲と荒川が由来だそうですドラマ版「荒川アンダーザブリッジ」には、桐谷美玲や、小栗旬、山田孝之など豪華メンバーが出演し、監督・脚本を飯塚健が務める話題作でした。
物語は主人公、市ノ宮行は金星人のニノに命を救われる。その恩返しに恋がしたいというニノのため、一緒に橋の下で暮らすことから始まります。橋の下にはたくさんの人が住んでおり、個性的すぎる橋の下の住人たちの面白さに、気づけばはまっているはずです。「荒川アンダーザブリッジ」でしか味わえない笑いがここにあります。
作者:中村光
出版社:スクウェア・エニックス
レーベル:ヤングガンガンコミックス
巻数:全15巻
■2位 ギャグセンスが光る!「ピューと吹く!ジャガー」
週刊少年ジャンプで連載されていた、うすた京介の作品「ピューと吹く!ジャガー」。総合発行部数、850万部を超えた人気作品。
酒溜清彦は、プロのギタリストになるべくオーディションを受けるが、ジャガージュン市という笛を吹く男に出会ったことで、オーディションに受からない日々を過ごす。その後、音楽専門の養成校に入学するも、ジャガージュン市も同じ養成校に入学しており、なんと寮の部屋も同室になってしまった。そして、ジャガージュン市は養成校でふえ科を創設し、講師になる……。
「ピューと吹く!ジャガー」の魅力は、マサルさん時代からあるうすた京介先生のボケとツッコミのキレ。予想不可能なボケがテンポよく展開され、その都度ツッコミキャラがビシっとツッコミを入れてくれるため、1ページごとに笑えてしまいます。また、登場するキャラクターのダメさ加減がオーバーながらにリアルで、思わず知り合いに姿を重ねてしまいます。大爆笑したいなら、この作品がおすすめです。
作者: うすた京介
出版社:集英社
レーベル:ジャンプ・コミックス
巻数:全20巻
■1位 ギャグマンガなら「銀魂」!
週刊少年ジャンプで、連載されていた「銀魂」。空知英秋による初の連載マンガ。一見、SFと時代劇がミックスされたような作品ですが、実はギャグマンガで、読者を笑わせてくれます。シリアスなシーンとギャグとメリハリが本書の魅力でもあります。さらに、思わず涙しそうなストーリーや、迫力ある戦いシーンなど、さまざまな要素を併せ持つ「銀魂」は、ギャグだけではない味わいがあります。単行本の総合、発行部数はなんと4400万部。漫画の世界観を再現して、さらに発展させたアニメ版もとても人気です。
「銀魂」の面白さの魅力は、1つに絞ることができませんが、通常の会話から話がそれて、いつのまにかギャグに転じている……というじわじわ感のある笑いが最高です。また、ジャンプで読んでいると、週刊ならではの時事ネタも飛び出し、「こんなこと言っていいのか?」と思うほどのブラックジョークも頻繁に出てきます。
作者:空知英秋
出版社:集英社
レーベル:ジャンプ・コミックス
巻数:既刊62巻
いかがでしたでしょうか。今回はじわじわと笑えるギャグマンガのランキングをご紹介しました。一言でギャグマンガと言っても、笑いの種類やあらすじなど、好みは人それぞれかと思いますので、ランキングにとらわれず、今回ご紹介した作品からあなた好みの作品を見つけてみてください。