超おすすめミステリー映画15選！ 衝撃のラスト＆最高の謎解き 2ページ目
●『悪魔の手毬唄』
旧知の磯川警部に呼び出され、名探偵･金田一耕助は鬼首村(おにこべむら)にやって来ます。磯川警部から、20年前に鬼首村で起きた殺人事件の再調査を依頼されるのでした。すっかり時効になってしまった事件を今さら……と金田一は渋るのですが、仕方なく引き受けます。金田一の調査に合わせたように、村の娘が次々と殺される事件が起こるのです。その殺され方は鬼首村に伝わる「手毬唄」に見立てたもの。
冬の寒村を舞台におどろおどろしい因縁話が展開され、ついに金田一は真実にたどり着くのですが……。金田一耕助を演じた石坂浩二さんのどこかユーモラスな演技、また磯川警部を演じた若山富三郎さんの演技は実に見事で、最後まで目を離せません。
公開年：1977年
監督：市川崑
主な出演者：石坂浩二／若山富三郎／岸恵子／仁科明子／北公次／草笛光子／高橋洋子／山岡久乃／林美智子／渡辺美佐子／加藤武／大滝秀治／中村伸郎／岡本信人／永島暎子／永野裕紀子／白石加代子／常田富士男
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●『天城越え』
家出を決意した少年(伊藤洋一)が下田から静岡にいる兄のところへ行こうとします。その道中、天城峠で一人の女(田中裕子)と一緒になります。また、道中おかしな土工を見掛けるのですが、その土工が死体となって発見されます。警察は「土工殺し」の犯人として、少年と一緒だった女を疑うのですが……というストーリーです。
その日、天城越えをしようとした人間は3人。一種の密室だったわけで、そのうちの一人が死んだのなら犯人は残る二人の中にいるはず、という話ですが……。この映画はミステリーであるだけでなく、少年の純情の話であり、また「罪と罰」についての話でもあります。
公開年：1983年
監督：三村晴彦
主な出演者：渡瀬恒彦／田中裕子／樹木希林／加藤剛／平幹二朗／伊藤洋一
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●『ゴーストライター』
元英国首相アダム･ラング(ピアース･ブロスナン)の自叙伝のゴーストライターを頼まれた男(ユアン･マクレガー)が、アダムの別荘にやって来ます。前任者が書いた原稿に筆を入れて出版できるようにする仕事です。ゴーストライターはアダムの過去を調べ始め、やがて、政界の陰謀に巻き込まれる……というお話です。
少しずつ真実に迫っていく過程はぞくぞくするほどスリリングで画面から目が離せません。名匠･ポランスキー監督の演出が素晴らしく、上品に仕上がったミステリー映画です。ラストの切れ味もさすがといえるのではないでしょうか。
公開年：2010年
監督：ロマン･ポランスキー
主な出演者：ユアン･マクレガー／ピアース･ブロスナン／キム･キャトラル／オリヴィア･ウィリアムズ／トム･ウィルキンソン／ティモシー･ハットン／ジョン･バーンサル
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●『アイデンティティー』
ある死刑囚が、死刑執行の前夜、多重人格障害の疑いがあるとして再審議にかけられようとしていました。そこから場面は一転します。大雨の中、11人の男女がモーテルにやって来るのですが、なぜかこの11人が次々に殺されていくのです。
恐怖の中、残された人間が自分たちの素性を確認し合うと、全員同じ誕生日であることが分かるのです。いったいこの連続殺人事件は……!? というストーリーです。徐々に真相が明らかになるそのシチュエーション、またどんでん返しがたまらない作品です。
公開年：2003年
監督：ジェームズ･マンゴールド
主な出演者：ジョン･キューザック／レイ･リオッタ／アマンダ･ピート／ジョン･ホークス／クレア･デュヴァル／ジョン･C･マッギンリー／レイラ･ケンズル／アルフレッド･モリーナ／ホームズ･オズボーン／レベッカ･デモーネイ／ジェイク･ビジー／プルイット･テイラー･ヴィンス
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