資格・試験勉強にぴったり! いま注目の「コーネル大学式ノート術」で効率よく学習するコツ
コーネル大学式ノート術という勉強法が、いま非常に注目を集めています。コーネル大学式ノート術は、大学生でなくとも、中学生、高校生の方や社会人の方で資格の勉強をしている方にもおすすめしたい非常に便利な方式になります。そこで、このページでは、コーネル大学式ノート術を知らない人の為に、コーネル大学式ノート術の基礎知識を紹介します。
【コーネル大学式ノート術とは】
■ 「コーネル大学式ノート術の出来た時代」
コーネル大学式ノート術は、アメリカニューヨーク州のコーネル大学で勉強をしている学生の為に、Walter Paukという方が、1989年に考案した効率的にノートを作成する方法になります。コーネル大学式ノート術が他のノートと違う点は、独創的な例会おうとのノートのまとめ方と、まとめたノートを元に、予習、復習が効率的に出来るように、わかりやすく6つの手順に分けられている事です。
【コーネル大学式ノート術でのノートの作成方法】
■ 「ノートを3つに分割する」
コーネル大学式ノート術は、ノートを[ノート(Notes)]、[キュー(Cues)]、[サマリー(Summary)]、の3つに分ける事からはじまります。ノートの下から6.25センチの部分は[サマリー(Summary)]の領域になります。残った上の部分の左側から6.25センチが[キュー(Cues)]、右上の残りの部分が[ノート(Notes)]という風に三つに分ける事ができます。
■ 「手順1:Record(記録)」
最初に大学での講義の内容などを記録してきます。この記録する部分は、ノートの右上にある[ノート(Notes)]の部分を使って記録して行きます。ポイントとしては、必要な内容だけを簡潔にまとめる事です。簡潔にまとめると足りない部分が出てくるかも知れませんが、それは、後程加筆するので取りあえずは簡潔にまとめる事だけに集中してください。
■ 「手順2:Reduce or question(要約と質疑)」
次に、講義の内容などが書かれた右上の[ノート(Notes)]の部分を読み返して、ノートの左上にある[キュー(Cues)]の部分に、キーワードとして要約してください。また、[キュー(Cues)]の部分には、図解をしても構いません。他にも講義内容が書かれた[ノート(Notes)]部分の内容でわからない所の質問を作成して、記入します。
■ 「手順3:Recite(暗誦)」
最初に作成した[ノート(Notes)]の部分を隠し、先ほど手順2で作成した[キュー(Cues)]の部分のみを参考にして、自分の言葉で、メモを取った内容を説明できるように考えをまとめてください。
■ 「手順4:Reflect(内省・自問自答による熟考)」
手順4では、今回習った事と、これまでの自分の知識との関係性や、その内容の応用方法、今回まとめた内容の中で、何が重要だったのかなどを自問自答しながら考えて下さい。この手順4により、より深く内容を知る事ができるようになります。
■ 「手順5:Review(復習)」
今回作成した内容をしっかりと自分の物にするために、復習をするようにしましょう。復習はテスト前にするのでは無く、覚えている状態で行うのがベストです。定期的に行う事で、より効果的な勉強が出来るようになりますので、おすすめです。
■ 「手順6:Recapitulate(要点を繰り返す)」
手順5までを繰り返した事で、より深く知識を吸収できたと思います。その結果を元に、ノートの一番下にある[サマリー(Summary)]に、今回、勉強した内容をしっかりとまとめて下さい。ここで重要な事は、自分の言葉で覚えなければいけない事や要点をまとめる事です。テスト前には、この[サマリー(Summary)]の部分を読み返す事になります。
【コーネル大学式ノート術の欠点】
コーネル大学式ノート術の欠点は、作成方法がなれるまで難しい事と、最初の内は、[ノート(Notes)]を作成するスキルが足りずに、完成しなくなってしまう事です。慣れれば問題無く作成する事ができると思いますが、最初の内は苦労すると思います。
コーネル大学式ノート術は、大学の講義内容をしっかりと把握し、記憶するために生まれたノートの取り方になります。日本のノートの取り方は、どうしても黒板を模写したり、教科書、参考書などを丸写ししてします部分がありますので、綺麗にノートが取れただけで勉強した気になってしまうというデメリットがありました。しかし、コーネル大学式ノート術なら、復習をしながら、更に自問自答を行うので、より深い知識と理解を得る事ができます。最初は難しいと思いますが、是非、チャレンジしてみてください。
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