【最恐最悪】絶叫必至のおすすめホラー映画15選 4ページ目
●『キャリー』
女子高生・キャリー(シシー・スペイセク)は内向的でいつもクラスメートからいじめられる存在でした。そんなキャリーが高校のプロムパーティーにトミー(ウィリアム・カット)から誘われます。最初はからかわれていると思い避けていたキャリーでしたが、徐々に心を開いてトミーの誘いを承諾します。
しかし、キャリーのせいでプロムに出席できなくなったと逆恨みした「いじめっ子」のクリス(ナンシー・アレン)は、彼氏・ビリー(ジョン・トラボルタ)と一緒にひどい仕返しをたくらんでいました。プロムのベストカップルに選ばれ、壇上に上がったキャリーに天井につるしたバケツからブタの血を浴びせたのです。そのとき、キャリーの超能力が発動!……というストーリーです。
キャリーの怒りが爆発した後のサイコキネシスによる破壊はすさまじいの一言。これは映画史に残る傑作シーンなのです。そして、思わず声を上げてしまうラストシーンが待っています。未見の人はぜひ自分の目で確認してください!
公開年:1976年(アメリカ)、1977年(日本)
監督:ブライアン・デ・パルマ
主な出演者:シシー・スペイセク/パイパー・ローリー/エイミー・アーヴィング/ウィリアム・カット/ナンシー・アレン/ジョン・トラボルタ
●『フェノミナ』
スイスのチューリッヒ市周辺で少女ばかりを狙った連続殺人事件が起こっていました。そんな中、市の寄宿学校にジェニファー(ジェニファー・コネリー)が転校してきます。彼女には夢遊病の気があり、夜中に外を徘徊(はいかい)してしまいます。ある夜、夢遊病となった彼女は殺人事件に遭遇するのです。その事件で昆虫学者マクレガー博士(ドナルド・プレザンス)と知り合いますが、彼女のルームメート、またマクレガー博士も次々殺され……というストーリーです。
美しくて怖い、がダリオ・アルジェント監督の持ち味ですが、本作でもその特徴が十分に発揮されています。美少女の周りで酸鼻を極める殺人が展開され、終盤には虫が嫌いな人ならギャーッと思わず声を上げてしまうようなシーンがあります。お楽しみに。
公開年:1985年
監督:ダリオ・アルジェント
主な出演者:ジェニファー・コネリー/ダリア・ニコロディ/ダリラ・ディ・ラザーロ/パトリック・ボーショー/ドナルド・プレザンス/フィオーレ・アルジェント/フェデリカ・マストロヤンニ
●『ハウス』
オシャレ(池上季実子)は、再婚するという父が気に入りません。夏休みを父とその再婚相手と過ごしたくないため、演劇部の合宿をおばちゃまの家・羽臼屋敷で行うことを決めます。おばちゃまには手紙でその旨を伝えることにし、美少女7人は屋敷に向かいます。しかし、その屋敷は妖怪で少女を一人ずつ食べていく……というストーリーです。
本作は、今や大御所の大林宣彦監督の初劇場用映画作品です。作品はコメディーでもあるので面白く見られます。またファンタジーっぽくなっているので、今回紹介した他の作品ほどゴア描写もありません。しかし、それでも「怖さ」を感じるのはさすが大林監督作品! ではないでしょうか。
公開年:1977年
監督:大林宣彦
主な出演者:池上季実子/大場久美子/松原愛/神保美喜/佐藤美恵子/宮子昌代/田中エリ子/尾崎紀世彦/笹沢左保/小林亜星/石上三登志/鰐淵晴子/南田洋子/原一平/広瀬正一/大西康雅/津路清子/三浦友和/檀ふみ/ゴダイゴ
古典ともいえる名作や、一時期流行したドキュメンタリー風ホラー、また海外からも注目されるジャパニーズホラーまで、お薦めの15本を紹介しました。見るとトラウマになるほど怖いものもありますが、ホラー部分だけでなく謎解き部分で楽しめる作品もあります。ホラーが苦手な人でも楽しめる、かも?
(中田モータース@dcp)