2020年・2019年映画興行収入ランキング!見逃した映画はない?自宅時間に鑑賞してみて!
コロナが外での楽しみを奪っていった2020年、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は爆発的にヒットしたものの、映画館で映画を楽しむのが好きな人の中には「ヒットはしているけれど、観にはいけない」と遠慮してしまった人も多いのではないでしょうか。
2020年に公開された映画の多くが、すでにDVDやBlu-rayで発売されており、自宅でも楽しむことができるようになっています。
感染状況は良くなっているとはいえ、自宅時間の方が多い状況です。もし、見逃した人気映画があるなら、自宅時間を利用して楽しんではいかがでしょう。
[邦画]2020映画興行収入ランキングTOP10
一般社団法人日本映画製作者連盟が令和3年1月に発表した邦画の2020映画興行収入ランキングTOP10を見てみましょう。
- 1.劇場版「鬼滅の刃」無限列車編:365.5億円
- 2.今日から俺は!!劇場版:53.7億円
- 3.コンフィデンスマンJP プリンセス編:38.4億円
- 4.映画ドラえもん のび太の新恐竜:33.5億円
- 5.事故物件 恐い間取り:23.4億円
- 6.糸:22.7億円
- 7.劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン:21.3億円
- 8.カイジ ファイナルゲーム:20.6億円
- 9.劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] III. spring song:19.5億円
- 10.僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング:17.9億円
*劇場版「鬼滅の刃」無限列車編、劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンは発表時も上映中
参考:一般社団法人日本映画製作者連盟 最新映連発表資料(2020年)
No.1は「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」。コロナ禍にありながら歴代映画興行収入ランキングでもNo.1になり、新聞なども賑わせましたね。発表時の興行収入は365.5億円でしたが、日本での興行収入は400億円を突破、全世界でも500億円以上の興行収入になりました。
[洋画]2019映画興行収入ランキングTOP3
一般社団法人日本映画製作者連盟が令和3年1月に発表した洋画2020映画興行収入ランキングTOP10を見てみましょう。
- 1.スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け:73.2億円
- 2.パラサイト 半地下の家族:47.4億円
- 3.TENET テネット:27.3億円
参考:一般社団法人日本映画製作者連盟 最新映連発表資料(2020年)
2020年は公開された映画の本数が2019年に比べて少なかったことやコロナの影響もあり、興行収入億円以上の洋画自体が少なかったようです。(掲載ページにも4位までしか記載がありません)
楽しみにしていた映画が公開延期になり、がっかりした人も多かったのではないでしょうか。
[邦画]2019映画興行収入ランキングTOP10
一般社団法人日本映画製作者連盟が令和3年1月に発表した邦画2019映画興行収入ランキングTOP10を見てみましょう。
- 1.天気の子:141.9億円
- 2.名探偵コナン 紺青の拳(フィスト):93.7億円
- 3.キングダム:57.3億円
- 4.劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」:55.5億円
- 5.映画ドラえもん のび太の月面探査記:50.2億円
- 6.マスカレード・ホテル:46.4億円
- 7.ドラゴンボール超 ブロリー:40.0億円
- 8.翔んで埼玉:37.6億円
- 9.記憶にございません!:36.4億円
- 10.ミュウツーの逆襲 EVOLUTION:29.8億円
参考:一般社団法人日本映画製作者連盟 過去興行収入上位作品 2019年
トップは天気の子の141.9億円です。2020年の「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」が400億円超えというのを見ると、コロナ前の2019年の映画ランキングにも関わらず、規模が小さいように感じてしまう人もいるかもしれませんね。
[洋画]2019映画興行収入ランキングTOP10
一般社団法人日本映画製作者連盟が公開している洋画2019映画興行収入ランキングTOP10を見てみましょう。
- 1.アナと雪の女王2:133.7億円
- 2.アラジン:121.6億円
- 3.トイ・ストーリー4:100.9億円
- 4.ライオン・キング:66.7億円
- 5.ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生:65.7億円
- 6.アベンジャーズ/エンドゲーム:61.3億円
- 7.ジョーカー:50.6億円
- 8.シュガー・ラッシュ:オンライン:38.6億円
- 9.スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム:30.6億円
9.ワイルド・スピード/スーパーコンボ:30.6 億円
参考:一般社団法人日本映画製作者連盟 過去興行収入上位作品 2019年
2019年は、2020年と違い興行収入億円以上の洋画の本数も多く、ランキングでは25位まで発表されています。ちなみに、11位は、名探偵ピカチュウでした。
映画興行収入を全体で見るとコロナ以前の方が良好
2020映画興行収入と2019映画興行収入を比べてみると、2位以下の興行収入に差が出ていることに気がつくはずです。
2020映画興行収入TOP10は鬼滅の刃の勢いは凄かったのですが、2位以下はコロナ以前の2019映画興行収入を下回ります。
映画興行収入の2位以下だけを合計すると、
- ・2020年:251億円
- ・2019年:446.9億円
となっており、2倍近く差が出ているのです。
コロナ禍では劇場公開せずオンライン配信する映画も出現
コロナ禍の2020年は、新作映画の劇場公開延期や、オンライン配信が相次ぎ、劇場自体も営業自粛を迫られました。
劇場で公開された映画が普段以上に早くオンライン配信サービスに乗ったこともあり、「映画=映画館で鑑賞するもの」という認識が薄れてしまった映画ファンもいそうですね。
経済産業省の「ヒット作品からみる映画館の動向; ヒット作品が活況のカギに!?」によると、映画公開本数と映画1本当たりの興行収入には相関が見られるそうです。
コロナ禍の2020年は、2019年に比べて公開された映画が減少しており、「コロナ禍に伴う自粛+公開本数の減少+ヒット作の減少」が映画産業に痛手を負わせています。
アフターコロナで映画産業は復活できそう?
コロナ禍の営業自粛や公開本数の減少、映画制作現場の働き方改革など、コロナが映画産業に与えた影響は大きいものがあります。
公開作品が例年並みになり、ヒット作が増えればコロナ以前の状況に戻ることはあるかもしれませんが、そもそもコロナ以前から減少傾向にあった「映画を映画館で楽しむ層」の増加には、それ専用の対策が必要である可能性が高いでしょう。
映画館での映画鑑賞が好きなら、一ファンとして映画館の利用を心がけていきたいですね。
見逃しはない?興行収入が高い映画を楽しんで!
映画の興行収入ランキングを一般社団法人日本映画製作者連盟のデータから紹介しました。
コロナの影響で映画館での鑑賞ができなかった作品の中には、オンライン配信されているものも多くあります。
感染状況は良くなってきているとはいえ、まだコロナ以前のような自由さは手に入っていません。外出するよりも自宅で過ごす時間の方が長いという人も多いのではないでしょうか。もし、あなたもそうなら、この機会に興行収入が高かった人気映画を楽しんではいかがでしょう。
「やっぱり映画館で見ておけばよかったなぁ」「次こそは映画館で見よう」という気持ちになるかもしれませんよ。