復顔の真実!? 「縄文人=目が二重・アメミミ」「弥生人=目が一重・コナミミ」は全部ウソ!?
日本人は自分のルーツを論じることの好きな国民だといわれます。確かに「日本人はどこから来たか?」というテーマは誰もが興味のあるものでしょう。その中で、「縄文人」「弥生人」、その違いといったことが話題になったりしますね。今回は「縄文人」「弥生人」の顔についてです。
■よくいわれる「縄文人」と「弥生人」の差違
ネットなどでも、「縄文人」「弥生人」の復顔を並べた画像を見掛けることがありますね。それぞれの特徴として以下のようなものが挙げられることが多いようです。
●縄文人の顔の特徴とされるもの
・彫りの深い顔立ち
・顎骨は小さい
・二重まぶた
・目は丸く大きい
・鼻は横に広く高い
・唇は厚い
・耳たぶは大きい
・耳垢(みみあか)は湿性(アメミミ)
●弥生人の顔の特徴とされるもの
・彫りの浅く平坦な顔立ち
・顎骨は大きい
・一重まぶた
・目は細い
・鼻は細く低い
・唇は薄い
・耳たぶは小さい
・耳垢は乾性(コナミミ)
このような差違がある、とされています。しかし、縄文時代、弥生時代の人骨からこれらのような特徴があると本当に分かるのでしょうか。また、私たちが見せられる復顔の容貌は本当に正しいのでしょうか!?