知らないで済まされない! 絶対に知っておきたい冠婚葬祭の禁句たち
冠婚葬祭の場では、使うのがふさわしくない禁句、いわゆる「忌み言葉」というものがあります。例えば結婚式では「別れる」は縁起の悪い言葉ですので、使ってはいけませんね。今回は、結婚式やお葬式では使うのを避けるべき言葉たちを紹介します。
■結婚式ではこの言葉に気を付けよう!
まずは、結婚式などおめでたい席での忌み言葉からピックアップしてみました。
・「切れる」
・「離れる」
・「飽きる」
・「割れる」
・「ほどける」
これらは「夫婦の別離」をイメージさせる言葉。使うのは避けましょう。
・「最後」
・「壊れる」
・「破れる」
・「つぶれる」
・「頼りない」
こうしたネガティブな言葉も使うべきではありません。「スピーチの最後ですが」などと使う人もいますが、言い換えるなどするといいですね。
他にも、
・「重ね重ね」
・「くれぐれも」
・「たびたび」
・「またまた」
・「重々」
・「いよいよ」
・「ますます」
・「返す返すも」
といった言葉も、「重ね言葉」として縁起が悪いとされています。重ね言葉の中には、スピーチを構成するのに使いやすい言葉もありますが、気をつけたいところです。
■お葬式では不幸を連想させる言葉は絶対NG!
次はお葬式に関する忌み言葉を紹介します。
・「次々」
・「追って」
・「再び」
・「続く」
・「なお」
お葬式では、これらの「不幸が続くことを連想させる言葉」はNGです。また、先ほど結婚式で挙げた
・「重ね重ね」
・「くれぐれも」
・「たびたび」
・「またまた」
といった「重ね言葉」も、同じような意味です。絶対に使ってはいけません。
他には、宗派や宗教の違いで使ってはいけない言葉などもあります。例えば、故人がキリスト教信者だった場合、
・「お悔やみ申し上げます」
は使わないようにしましょう。キリスト教では、「死」は悲しいものではなく、永遠の命の始まりと考えられています。もし参列した際は、「安らかな眠りをお祈りいたします」と伝えるのが一般的です。
学生のうちは結婚式やお葬式に出席する機会はあっても、スピーチすることはあまりないので、忌み言葉に気を付ける必要はそこまでないでしょう。ただ、覚えておけば将来スピーチを任されるときに役立つかもしれませんよ?
(中田ボンベ@dcp)