PDFの情報をExcelシートに貼り付ける2通りの方法について紹介します。どちらも簡単なので、この機に覚えておきましょう。
表示のずれがなく、ファイルを共有する時に便利なPDFですが、残念ながらExcelでそのまま開くことはできません。張り付けるにはちょっとしたコツがあり、コマンドやツールを使う必要があります。
エクセルにある「オブジェクトの挿入」機能を使うことで、ExcelシートにPDFを挿入できます。
1 「挿入」>「テキスト」>「オブジェクト」を選択します。
2 挿入したいPDFファイルを選択すれば、ExcelシートにPDFファイルを挿入できます。
無料のアプリケーション「Adobe Acrobat Reader DC」を使ってPDFを図にすることで、Excelシートに貼り付ける方法もあります。
1 「Adobe Acrobat Reader DC」を開き、「編集」>「スナップショット」を選択します。
2 PDFの図形化したい範囲を選択します。
選択するとこの画面になるので、「OK」をクリックしましょう。
3 PDFを貼り付けたいセルを選択し「Ctrl+V」で図形を挿入できます。
「Adobe Acrobat Reader DC」で画質に変換したPDFをExcelに貼り付けた時、画質が落ちてしまうことがあります。
その場合は下記の設定をすることで、画質の質を保ったまま貼り付けができるようになります。
1 「Adobe Acrobat Reader DC」を開き、「編集」>「環境設定」を選択
2 「スナップショットツール画像に固定解像度を使用」にチェックを入れ、数値を「350」(ピクセル/インチ)に変更します。
デフォルトで設定されている解像度の「72」という数字は、WEB上で画像を見る時の解像度で、「350」は一般のカラー印刷に用いられる数字です。
印刷の予定がなく、WEBのみで完結する場合には「300」でもいいでしょう。
ExcelにPDFを挿入する方法、意外に簡単ですよね。
解像度を落とさずにファイルを挿入すると、その分データが重くなることもあります。
画質とデータの軽さ、どちらを優先すべきか考えながら対応していきましょう。
(学生の窓口編集部)
2021/02/22
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