ExcelデータをPDF化する際に、「透過するはずの画像が透過されない」「なぜかサイズが小さくなってしまった」「画質が下がった」というトラブルが起きることもあります。ここでは、「Excel 2016」でのトラブル解消法をご紹介します。
透過された画像を使っているはずなのに、印刷してみたら背景に白や他の色が入ってしまう……ということがありますよね。
パソコンで見たら問題がないのに、実際に印刷するとおかしくなってしまうケースです。
こういった場合には、まず他の透過画像を使って画像自体に問題はないのかを確認しましょう。それでも解決しない場合は、次の方法を試してください。
1 PDFを発行する際に「オプション」ボタンをクリックします。
2 「PDF/A 準拠」にチェックが入っていたら、外しましょう。
これで透過画像も問題なくPDF化できます。
「PDFに入れたはずの画像が表示されない……」という時は、実はPDFファイルそのものではなく、画像のデータ量に問題があるのかもしれません。
Adobe Acrobat Reader DCの設定を確認しましょう。
1 Adobe Acrobat Reader DCを開きます。
2 「編集」>「環境設定」を選択します。
3 「データ量の多い画像を表示」にチェックを入れ、OKボタンをクリックします。
これで大きな画像も表示されるようになります。
ExcelでPDFを作成した際、「画像が勝手に縮小されてしまった」というケースもあります。ここでは、画像のサイズを維持したいときの手順をご紹介します。
1 Excelの「ファイル」>「オプション」を選択します。
2 「詳細設定」の「イメージのサイズと画質」の中にある「ファイル内のイメージを圧縮しない」にチェックを入れて完了です。
サイズではなく、画質を維持したい時には、同じく「詳細設定」の「イメージのサイズと画質」の中にある「ファイル内のイメージを圧縮しない」にチェックを入れた上で解像度を設定しましょう。
解像度は、カラー印刷ならば350ppi、モノクロ印刷ならば600ppiが適正であると言われています。デフォルトの数字でも、家庭などで使う分の印刷には構いませんが、画質重視で綺麗な印刷をしたい場合には、設定することをおすすめします。
※ただし、Excelでいくら高解像度に設定しても、元の画像の解像度以上を再現することはできません。
Excelで画像を使う時に起きるさまざまなトラブルとその解決方法をご紹介しました。うまく画像を使って、わかりやすく見やすいPDF資料を作るための参考になれば幸いです。
(学生の窓口編集部)
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