目次
食器を割らないための梱包の基本
運搬中の食器が割れてしまう主な原因は大きく2つです。
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ダンボール外側からの圧力、衝撃
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他の食器とぶつかったことによる衝撃
この2つができるだけ食器に伝わらないようにするには、どのような梱包をすればよいのでしょうか?
ダンボールは小さい方がいい
まずは食器を詰めるためのダンボールの選び方です。
大きすぎるダンボールを使うと、揺れた時に食器が移動する隙間の幅が大きくなり割れやすくなります。また重量のある食器をたくさん詰めすぎると一箱が重くなり、持ち上げたり運んだりする時に落としやすくなります。無理に1箱に収めようとせず、入りきらなければ2箱に分割しましょう。
大きすぎるダンボールを使うと、揺れた時に食器が移動する隙間の幅が大きくなり割れやすくなります。また重量のある食器をたくさん詰めすぎると一箱が重くなり、持ち上げたり運んだりする時に落としやすくなります。無理に1箱に収めようとせず、入りきらなければ2箱に分割しましょう。
食器は一つ一つ包む
食器は一つ一つ新聞紙などで包みます。包んだものをダンボール箱に詰めていくのですが、この時の詰め方に気を付けましょう。ポイントは以下の通りです。
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なるべく同じ高さになるように入れる
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お皿は立てて、お椀やコップは伏せて入れる
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コップは絶対に横にしない
高さの違うものを一緒に詰めようとすると、どうしても隙間ができてしまいます。できるだけ同じ高さのものをまとめて入れたいところですが、一人暮らしの荷物だと数も少なく、食器の種類はばらばらになりがちです。
小さい食器には緩衝材を多めに挟み込むなどして、できるだけ全体が同じ高さになるようにしましょう。高さの低い食器は2段にして入れたいですが、その場合は間にダンボールの板を挟むようにして、直接重ねないようにします。
お皿は重ねて入れてしまいがちですが、重ねるとそれだけ下側のお皿に重量がかかります。1枚1枚別々に立てて入れましょう。
コップは横にすると動きやすく、また力がかかった時に割れやすくなってしまいます。
小さい食器には緩衝材を多めに挟み込むなどして、できるだけ全体が同じ高さになるようにしましょう。高さの低い食器は2段にして入れたいですが、その場合は間にダンボールの板を挟むようにして、直接重ねないようにします。
お皿は重ねて入れてしまいがちですが、重ねるとそれだけ下側のお皿に重量がかかります。1枚1枚別々に立てて入れましょう。
コップは横にすると動きやすく、また力がかかった時に割れやすくなってしまいます。
梱包後に中で動かないかを確認しよう
食器を詰め終わったら、一度ダンボールを持ち上げて確認をします。
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揺らしてみた時に食器のぶつかる音がしないか
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箱のふたを閉じた時に、横から見てふたの中央が盛り上がったりしていないか
揺らしてカチャカチャと音がするようなら隙間が残っています。隙間に緩衝材を追加して食器が動かないようにしましょう。
箱のふたが盛り上がっていると、箱が重ねられたりした時にとても割れやすくなります。ちょうどよく収まるように食器の量や緩衝材の量を調節することが大事です。
確認して問題なければ、蓋を閉じます。最後に、箱の目立つところに「われもの注意」のシールを貼りましょう。シールでなくても、赤で大きくわかりやすく書いておくだけでも大丈夫です。
箱のふたが盛り上がっていると、箱が重ねられたりした時にとても割れやすくなります。ちょうどよく収まるように食器の量や緩衝材の量を調節することが大事です。
確認して問題なければ、蓋を閉じます。最後に、箱の目立つところに「われもの注意」のシールを貼りましょう。シールでなくても、赤で大きくわかりやすく書いておくだけでも大丈夫です。
食器の種類ごとの梱包方法を紹介
食器は一つ一つ包み、重ねずに詰めるのが基本です。食器の種類別に包み方を紹介します。
お皿
重ねてから包んでしまうことはやめましょう。新聞紙などを広げた上に置き、四隅を折って全体をしっかりと包んでからセロハンテープなどで留めてください。
お椀
新聞紙などを広げた上に置き、内側へ折り込むように全体を包んでいきます。
コップ
新聞紙などを広げ、角にコップを横にして置きます。そのままくるくると紙の半分くらいまで巻いていき、底側の紙をコップの底に沿うよう上側に折って合わせます。またくるくると最後まで巻いて、上側をコップの内側に折り込んだ後、テープで留めて固定します。
取っ手のあるマグカップなど
特に割れやすい取っ手部分だけを先に包みます。 その後は上記のコップと同じように全体を包んでください。
ワイングラス
ステムと呼ばれる脚の部分が特に割れやすいので、まずはそこだけをしっかりと包みます。ボウルと呼ばれる上部と同じくらいの太さになるまで緩衝材を巻きつけ、その後に上記のコップと同じように全体を包んでください。
食器の梱包であると便利なグッズ
食器の荷造りに必要な緩衝材にはどんなものが使えるのでしょうか。
一つ一つの梱包には
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新聞紙
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クレープ紙
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緩衝シート
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気泡緩衝材(エアキャップ)
などがとても便利です。新聞紙やクレープ紙は衝撃吸収能力が低いので、ダンボールの底や天井に入れておくとよいでしょう。一度くしゃくしゃにしてから使用することで多少衝撃を吸収しやすくなります。
緩衝材にタオルを使うという方法もあります。梱包に使うにはテープで留めづらいというマイナス点はありますが、箱の上下に敷く、間に差し込む緩衝材としてはとても使いやすいです。その上、タオル分の荷物が減るというメリットもあるのでぜひ試してみてください。
緩衝材にタオルを使うという方法もあります。梱包に使うにはテープで留めづらいというマイナス点はありますが、箱の上下に敷く、間に差し込む緩衝材としてはとても使いやすいです。その上、タオル分の荷物が減るというメリットもあるのでぜひ試してみてください。
難しい・時間がないと思ったら業者の梱包BOXが便利
他にも、引越し業者によってはとても便利な食器梱包ケースを貸し出してくれる場合もあります。食器の形に区切られたケースの中に入れていくだけなので、一つ一つの梱包が必要なく、 手間も時間も大幅に短縮できます。
業者によっては梱包からすべて委託するお任せプランを用意しているところもありますが、自分で荷造りする場合でも、食器だけは依頼できる専用の梱包ボックスが用意されていることもあるので、引越し業者を利用する場合はどのようなサービスが受けられるのかまで細かく調べてみましょう。
業者によっては梱包からすべて委託するお任せプランを用意しているところもありますが、自分で荷造りする場合でも、食器だけは依頼できる専用の梱包ボックスが用意されていることもあるので、引越し業者を利用する場合はどのようなサービスが受けられるのかまで細かく調べてみましょう。
まとめ
割れてしまいやすいガラスや陶器の食器を安全に新居へ持っていくには、重ねたりせず一つ一つをしっかりと梱包すること、詰めた食器の隙間をきっちり緩衝材で埋めて動かないようにすることが大切です。
便利な食器梱包ケースの貸し出しを利用したり、タオルや新聞紙など身近なものを緩衝材として使用したりすることで出費を抑えることも可能です。食器を荷造りするための基本ポイントをしっかり押さえて、スムーズな引越しで楽しい新生活を満喫しましょう。
便利な食器梱包ケースの貸し出しを利用したり、タオルや新聞紙など身近なものを緩衝材として使用したりすることで出費を抑えることも可能です。食器を荷造りするための基本ポイントをしっかり押さえて、スムーズな引越しで楽しい新生活を満喫しましょう。
監修:緒方ゆいこ
フリーライター
不動産会社や病院・薬局などでの勤務経験を生かしたライティングを得意とするフリーライター。自身の度重なる引越し経験を踏まえ、引越し専門の情報サイトの運営・管理などを担当。別名義で小説も上梓。