2019年04月02日 更新

引越しの荷物はどう作る? スムーズな荷造りで楽ちん引越し

多くの人にとって、引越しは頻繁にするものではないので、いざ引越しとなると分からないことばかりで、戸惑うことが多いものです。荷造りもその中のひとつでしょう。単身者の引越しは荷物が少なくて楽だといっても、引越し当日までにすべて荷造りを終えるには、前もって計画を立てておく必要があります。スムーズな荷造りのためには、何をどんな順番で行えばいいのか、また、壊れやすいものを荷造りする際どんな注意点があるのか、ご紹介します。

引越しの荷物をまとめる手順

引越しの荷造りは、手当たり次第に始めてもうまくいきません。
よく考えてから詰め始めないと混乱し、いつまでも片付かない、ということも起こり得ます。引越し先でも、何がどこに入っているのか分からなくなり、すぐに必要なものが見つからずに困ることになるかもしれません。
こういった問題を回避するには、荷造りの順番が大切です。
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あまり使わないものから荷造りする

まず、当分使わないものから荷造りしましょう。毎日使用するものを先に詰めてしまうと、今の生活に支障が出ます。また、休みの日に一気に荷造りをしようとしても集中力が持ちません。一概に言えませんが、単身者の引越しでは段ボール30箱、持っていくものが少ない人なら10箱ほどで荷造りは終わります。

引越しの1か月前に荷造りを始めたとすると、この先1か月間は使う予定のないものから詰めればいいのです。たとえば、季節はずれの洋服、クローゼットや収納棚に入れたままのもの、DVDや本、買い置きしてある石鹸や洗剤、客用の食器、写真やアルバムなどです。

使う可能性のあるものもどんどん詰めていく

次に、引越しまでに使うかもしれないものを詰めます。一応ダンボールに詰めますが、蓋はしないで開けたままにしておきましょう。使う必要があればその都度出して使い、使い終わったらしまってください。

食器は毎日使いますが、できれば早めに梱包してしまって、引越しまでの1~2日くらいは紙の食器で代用したり、引越しと同時に捨ててもいい食器を使ったりすると片付けやすくなります。

毎日使うものだけは当日の朝に

最後まで詰めないのは、毎日使うものです。
お風呂場で使っているシャンプーやボディソープ、タオル、髭剃り、台所洗剤、スポンジなど、使い続けるものは引越し当日の朝梱包します。当日朝まで着ていたパジャマや洗濯物、部屋着、スリッパなど、引越し当日から必要になるものは、ひとつのダンボールにまとめて目立つ印を付けておきましょう。

ダンボールには入れたものを書いておくと開封がスムーズに

ダンボールには、中に入っているものの品名を側面に書きましょう。
ダンボールの上面に書くと積み重ねたときに見えなくなるため、必ず側面に書くことが大切です。入っているものが分かりやすいと、引越し先での片付けがスムーズになります。

引越しを機に使わないものを処分しよう

普段あまり使わない不要なものを、この機に処分することも重要です。引越し業者の中には、単身パックなど荷物が少ない人向けに料金の安いプランを設定しているところもあります。荷物を減らすことが引越し楽にし、料金も抑えられる一番単純な方法なのです。

3月の繁忙期などには引越し料金が普段の数倍になる事があります。古くなっていて使用に難が出てきている冷蔵庫やタンスなど大きな荷物があるなら、捨ててしまって支払う予定だった引越し料金で新しい物を買いなおした方が安い場合もあります。

ダンボールに詰めなくていい荷物

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ダンボールに入らない大型家電や大型家具はどうするのでしょうか?
基本的にダンボールに入らないような大きなものは、無理に梱包しなくて大丈夫です。事前の見積もり時に大きなものに関して伝えておけば、そのことも踏まえた見積もり金額を出してくれますし、どういう状態にしておけばいいか教えてくれます。

冷蔵庫と洗濯機は前日のうちに水抜きをして電源を抜いておきましょう。
ベッドやテーブル、本棚などの大型家具は、分解が可能なら分解して運ぶことが多いです。自分で分解しておく必要があるか、業者にしてもらえるのかを、見積もりの際に確認しておきましょう。

なお、タンスは業者によっては中身が入ったままでもいい場合がありますので、合わせて確認しておきましょう。タンスの中身を出さなくてもよければ、それだけ作業が楽になります。もちろん、中身のありなしにかかわらず、引き出しの固定は必要になります。

分解できても分解しなくていい場合も。確認をしっかり

自分で組み立てる系の家具は、木ネジを使っている事が多く、一度分解してしまうと組み立てが困難になるものが多いです。取り扱い説明書を紛失していたり、ネジが多くて手間がかかったりすると、引き受けてもらいにくいです。作業時間が長くなることにより、引越し料金が高くなる可能性もあります。

自分で分解する場合は、部品をなくさないように袋の中に入れておいてください。中には、分解できないものや分解の必要がない家具もあるので、そのまま運んでもらえるかも聞いてみるといいでしょう。

割れやすいもの・壊れやすい荷物の詰め方

食器の梱包はクッション材を用意して

引越しの際に困るのが、割れやすいものや壊れやすいものの梱包です。
食器などを梱包する場合は、クッション材を作っておきましょう。新聞紙をぐしゃっとつぶしたものや、ペーパータオル、わら半紙などを、クッション材として使い、グラスやお皿を包んだり、食器のすき間に入れて動かないようにしたりします。

テレビやパソコンなどの精密機器は引越し業者にお任せ

テレビやパソコンなどは振動や衝撃に弱いので、大抵引越し業者が梱包してくれます。
専用のクッション材を使って丁寧に梱包してくれるので、お任せするといいでしょう。業者から自分でするようにいわれた場合は、タオルや衣類などをダンボールに詰めてクッションにし、衝撃を吸収できるようにしておきましょう。

また、自分が梱包するにしろ、業者に梱包してもらうにしろ、万が一を考慮して、パソコンデータのバックアップを取ることをおすすめします。運搬中の機器の破損は補償される場合が多いですが、中のデータが失われても補償されない場合がほとんどだからです。
バックアップデータは外付けハードディスクなどに保存したり、大容量ファイル転送サービスを利用して一時的にデータをネット上に預ける方法もあります。

まとめ

引越しの荷物は、やみくもに詰めていくのではなく、まず当分使わないものから詰めましょう。ダンボールに入らない大きなものや、精密機器などは基本的に業者に任せるほうが簡単です。
地道にコツコツと荷造りを進めていけば、引越した後の梱包でも楽できますよ。計画的に荷造りをすすめれば、引越し当日の朝をリラックスして迎えましょう。
監修:伊藤勝史
引越し屋、引越し専門ブロガー
15年以上の経験を持つ現役の引越し屋さん。その経験を活かし、自身でも引越し専門のブログを運営中。最近では、その実績からブログの執筆や監修等活躍の場を広げている。

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