2020年01月20日 更新

引越しの荷造り手順と準備すべきものは? 荷解きが楽になる梱包術をプロが解説

初めての一人暮らし。引越しのときに気になる荷造りの事前準備や手順を、プロの整理収納コンサルタントに聞きました。引越し準備を始める前に用意すべきグッズ、食器・小物・本などの梱包方法や、大小のダンボールの使い方、荷解きのときに困らないダンボール詰めの方法など、計画的に荷造りを進めるために是非参考にしてくださいね。

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初めての引越しで、どこから荷造りをしたらいいかわからない! という悩める学生のために、引越し荷造りの手順とコツを伝授します。荷造り時に注意したいポイントやダンボールの中身の詰め方、食器のパッキングなどをご紹介します。

荷造りは引越しの1週間前にははじめよう

荷造りで大切なのは計画的なパッキングです。ただ詰めて持っていくだけでは、荷ほどきに時間がかかり、快適な一人暮らし生活をなかなかはじめられないことも。

そうならないためにも、引越しから一週間前には荷造りの準備を始めましょう。今住んでいるところから持っていくもの、処分するもの、それぞれ分類するところから始めるとスムーズに荷造りができます。

荷造りをはじめる前に準備するもの

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  • ダンボール
  • シール(ダンボールに行き先や中身を書き込むためのシール)
  • ガムテープ(養生テープもあると便利)
  • 新聞紙(食器などのパッキング用)
  • ビニール袋
  • ロープやビニールひも
  • はさみ、カッター
  • マジック(油性の太いもの)
  • 軍手
  • ドライバーなどの工具類
  • 雑巾(またはボロ布)や洗剤などの掃除道具類
  • ゴミ袋
  • 掃除機
引越し業者によっては、ダンボールやシール、ガムテープなどは無料でもらうことができます。事前に何枚まで貰えるか確認しておきましょう。緩衝材として使う新聞紙が家にない場合は「プチプチ」でおなじみ気泡緩衝材を購入しておくとよいでしょう。ホームセンターやネットで購入することができます。

自分で荷造りすると、どのくらい時間がかかるか

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運ぶ荷物の量にもよりますが、一人暮らしでダンボール10~15個ぐらいの場合、一般的に梱包に必要な日数は2~3日といわれています。まとめて引越し直前3日間でやるのも手ですが、引越しでは捨てる物も必ず出てきます。その際には廃棄や準備に意外と時間がかかりますので、1ヶ月ぐらい前から少しずつ物のチェックをはじめていきましょう。

計画的な荷造りをするための手順

1. 持っていく荷物をリストアップ

服、本、食器、洗面用具、雑貨など、持っていくものをリストアップします。また、荷物が多い場合は、すぐに使うものや早く荷ほどきしたいものから順にリストとダンボールに共通の番号を振っておくと、新居についてからの荷ほどきがやりやすくなります。
「ダンボールに振った番号ごとに何が入っているのか記入しておくと、新居に着いてからもどのダンボールに何が入っているのかが一目瞭然でわかり、スムーズに開梱していくことができます。また、荷ほどきの作業が1日で終わらなかった場合もどの箱から開梱すればよいのかがすぐにわかります」(一人暮らしアドバイザー 小林さん)
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2. どの部屋で使うか決めてから荷造り

1Kから1Kへの引越しならわかりやすいですが、実家から1Kへの引越しの場合、ばらばらと梱包してしまいがち。持っていくものをそれぞれ新居のどこで使うのか(キッチンや洗面所など)を考えながら荷造りをすると、荷ほどきの時にもスムーズです。

3. パッキングは使わないものから

本や雑貨など、引越してすぐに使わないものは先に詰めてしまいましょう。オフシーズンの衣類、小物、直近つかわないタオル、買い置きしてあるもの、その他趣味のものなどは梱包してダンボールに封をせずにしまっておきましょう。

4. 引越し直前のパッキング

引越す直前まで必要なもの(洗面用具や着ていた部屋着)や、引越してすぐに必要になるもの、引越し翌日に使うもの(服・荷ほどきで使う掃除用具・トイレットペーパーなどの日用品)などはまとめて最後にパッキングしましょう。あまり多くなければ、手荷物の中に入れてしまうのも一つの方法です。

荷造りのポイント

大きな荷物も小さな荷物も、きれいなまま新居に持っていきたいですよね。計画的に荷造りをしても、梱包を雑にしてしまうと、傷がついてしまったり破損の原因になってしまったりします。荷物の種類別にパッキング方法を確認して、ていねいに荷造りができるようにしましょう。

大小のダンボールの使い方

重たいものを大きなダンボールに入れた場合、移動させることが難しくなってしまうため、重たいものは小さいダンボール、軽くて大きさがあるものは大きいダンボールを使うことがおすすめです。
【大きいダンボールに入れるもの】
 服やタオルなど軽くて大きい(かさばる)荷物
【小さいダンボールに入れるもの】
 食器や本など重くて小さい荷物
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ダンボールの封は最後に

もう詰め終わった、と思っても入れ忘れや追加の荷物があるのが荷造り。二度手間を防ぐためにも、ダンボールの封をするのは最後にしましょう。

ダンボールの側面に何が入っているか大きく記入

引越し時には、すべて荷造りをしてしまったあとにどの段ボールに何が入っているかわからなくなってしまうことがよくあります。何が入っているか一目でわかるようにしてくと、引越しで運ぶ場所を指示をするときや、荷解きのときにスムーズです。

割れやすいものはしっかりパッキング

陶器の食器や雑貨、小物などは新聞紙やプチプチでていねいにパッキングする必要があります。サイズに合わせて梱包資材を準備し、しっかり包みましょう。

荷造り時に気をつけるポイント

衣類は収納ケースで運べる

衣類は収納ケースに入れたままでも運べます。あえてダンボールに詰め替える必要のない場合は、収納ケースの引き出しがあかないように、テープでしっかり止めておきましょう。

養生テープなどの剥がれやすいテープの使用がおすすめです。逆に衣類以外のものが収納ケースに入ったままになっていると、詰め直しが必要になるので要注意。

大事なもの(貴重品)は自分で運ぶ

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印鑑、通帳、契約書などは、荷造りでパッキングせずに必ず自分で運びましょう。紛失時のトラブル防止にもなりますし、移動中や新居に到着してすぐに必要になることもあります。

雑巾、ゴミ袋は別で用意

家具をセッティングしたり荷ほどきをしたりする過程で、新居でもほこりが出ます。雑巾やゴミ袋を別で用意しておくと、荷ほどき後のゴミやほこりをすぐに片付けられるので便利です。必要なときに使えるように、引越し先で購入するか、引越し後最初に開封するダンボールに分けておくかして準備しておきましょう。

荷物別のパッキング方法、コツを伝授

それぞれの荷物の詰め方や梱包の仕方、コツを説明します。

服の詰め方・梱包方法

衣装ケースやタンスごと持って行こうとしている場合はそのままで大丈夫です。ダンボールに詰める場合は、大きめのダンボールにまとめて入れましょう。

シワをなるべく作らないように、細かくではなく大きくたたむようにします。
業者によっては、洋服をハンガーにかけたまま運べるハンガーボックスを借りることのできる場合もあるので事前に確認しましょう。

本の詰め方・梱包方法

本は重たいので、小さめのダンボールを使用します。ただ重ねるだけだとダンボールの中で折れたり傷がついたりすることがあるので、適当な量で縛って入れるか、隙間に新聞紙やタオルを挟んで動かないようにしておくことがおすすめです。

食器の詰め方・梱包方法

食器は、ていねいに梱包してからダンボールに詰めます。形や大きさがさまざま異なるので、梱包方法について説明します。梱包資材は新聞紙やプチプチを使用します。
ダンボールへ入れる時は、重たくて大きいものを下に、軽くて小さいものが上に来るように入れるのがおすすめです。空間があると運ぶ時にぶつかってしまうので、丸めた新聞紙などを入れておくとよいでしょう。
平たい食器の梱包方法
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平たいお皿の場合は、新聞紙を半分に切り、中央におきます。四方を折って完全に包めるようにしましょう。
コップなど縦に長い食器の梱包方法
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コップやお椀など縦に長いものは、広げた新聞紙の手前に斜めに起き、くるくると回して梱包すると丁寧に包めます。

小物類の詰め方・梱包方法

こまごましている小物類は、袋や封筒、小さな箱などにまとめて各部屋ごとのダンボールに入れると、荷ほどきのときにスムーズになります。

まとめ

ちょっとした工夫で荷造りや荷ほどきを効率よくできます。前日に慌てて荷造りをはじめて結局徹夜で引越し初日を迎えてしまう、時間がなくて適当に詰めたものが破損してしまった、なんてことにならないように時間に余裕をみて取り掛かりましょう。
監修:小林朗子
整理収納コンサルタント/一人暮らしアドバイザー
マンションデベロッパー、不動産仲介、リフォーム業界などを経て、現在は自宅やオフィスの整理収納コンサルティングを行う。実務作業が主な活動で、引越し・模様替え・衣替え・事務所移転などでお困りの方のお宅にて片付け作業を実施。新築マンションやリノベーションなどの住宅関連企業様とのセミナー開催やコラムの執筆等も行っている。
イラスト・MARIKO TANAKA
文・山下 茜(アート・サプライ)

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