2019年11月12日 更新

一人暮らしの暖房はどう選ぶ? おすすめの暖房器具と選び方

一人暮らし向けの暖房器具にはさまざまな種類があり、部屋の大きさや建築材の材質、形状などによって最適なものが異なります。一人暮らしを始めると、光熱費を支払わなければいけなくなり、少しでも電気代を安くし、部屋は暖かくしたいものです。今回は、一人暮らしに最適な暖房器具と暖房器具の選び方についてお話ししていきます。

一人暮らしの暖房器具はどこをどのくらい暖めたいかで異なる

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暖房器具と一口に言っても、たくさんの種類があります。大きく2つに分けると「部屋全体を暖めるもの」と「部屋や体の一部を暖めるもの」があり、どういう暖をとりたいかによっておすすめできるものは変わります。もちろん部屋全体を暖めるのが理想ですが、常にその状態をキープするとなると電気代がかかりますし、寒いのに暖房をまったく使わないというわけにもいかないですよね。では、それぞれの暖房器具の特徴をご紹介します。

エアコンやファンヒーターは部屋全体を暖める

暖房器具の代表格であるエアコンと石油ファンヒーターは、暖房性能が非常に高く、部屋全体を暖めるのに向いています。真冬の冷え切った部屋でも、この2つの暖房器具を使えばすぐに部屋中が暖まります。少し時間はかかるものの、オイルヒーターも部屋を暖めるのに適しており、表面温度が熱くなりすぎないため安全です。

しかし、エアコンとオイルヒーターは電気代がネックです。石油ファンヒーターは電気代がほとんどかからないものの、灯油をガソリンスタンドなどで調達をする手間がかかります。また、灯油を燃焼させますから、どうしても臭いが気になります。このように効果は高いものの、電気代や灯油代がネックであったり、お手入れが面倒であったりすることが部屋全体を暖める暖房器具の特徴です。

電気ストーブやこたつは部屋の一部を暖める

電気ストーブやこたつは、部屋全体を暖めるのにはあまり向いていません。ただ、電気ストーブが置いてある場所の周辺のみを暖める場合に適しています。例えば、部屋で過ごしているときに足が冷えた場合、小さい電気ストーブを足元にセットすれば足元周辺を暖めることができます。ただ、電気ストーブを置いておけば部屋全体が暖かくなるというわけではないので、部屋全体が冷え切っている場合は追加の暖房が必要になることが多いです。

また電熱線を直接加熱しているため、電熱線が非常に高温です。やけどや火事の原因になる場合もありますので、使用する際は安全面に気をつけましょう。あくまでもスポット暖房として考えるようにしましょう。

北海道や東北、北信越の寒冷地の場合

ご紹介したものだけでは、寒冷地にある北海道や東北、北信越のる一人暮らし向け物件で冬を越すのはとても難しいです。FFストーブや煙突ストーブが備え付けの物件であれば気にする必要はありませんが、もしなければ大家さんに相談することをおすすめします。

特に北海道の場合は、真冬の朝の気温が-20℃を下回ることも珍しくなく、暖房エアコンの効きが悪くなります。寒冷地での一人暮らしの場合は、必ずFFストーブや煙突ストーブなどで部屋全体の暖房を用意しましょう。

一人暮らしの暖房器具はコスパと節電がポイント

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暖房器具で1番気になるのは、長時間使用したときのコストです。コストがかかりにくい暖房器具や節電の方法をご紹介します。

一人暮らしなら電気を使う暖房器具がおすすめ

暖房器具の動力は、おおよそ「電気」「灯油」「ガス」の3つに分かれています。このうち長時間使うときに1番コストがかかりにくいのは、電気です。使い方にもよりますが、基本的に冬はストーブを長時間つけっぱなしにする場合が多いですよね。タンク式である灯油ストーブやガスストーブは、長時間つけっぱなしで使用することに向いていません。

もちろんスポットで使うことや、部屋にいる時間だけ使用する場合は問題ありません。帰宅時間に合わせてタイマーを設定して部屋を暖めておくには、エアコンなどの電気暖房が優れています。

節電の工夫あれこれ

電気ストーブを使用するときは、なるべく電気代がかからないよう効果的に部屋を暖めたいものです。そのためには、フィルターの掃除をマメに行い、風の通りをよくしておくことが大切です。また、電気ストーブを冷気の強い場所に設置をして、すきま風で底冷えしないようにするよう、置き場所も気をつけたいところです。他には断熱材や断熱カーテンを利用して、窓や入り口周辺の暖気の流出を少なくするのも効果的です。

一人暮らしの暖房器具は住環境を踏まえて選ぼう

暖房の効果は部屋の環境によって異なります。例えば、3畳用の小さいストーブで8畳の部屋を暖めることは難しいですし、木造アパートと鉄筋マンションでは、建物の構造が違うため、熱効率が変わってしまいます。暖房器具を選ぶときに気をつけるべきポイントをご紹介します。

部屋の大きさに合った暖房器具を選ぶ

12畳の部屋に6畳用の出力のエアコンを取り付けてしまうと、部屋を暖めるために常にフルパワーで運転をしなければならず、非常に電気代がかかります。加えて、最大出力近くの運転をし続けるのでエアコンの劣化が速く、フィルターも激しく汚れてしまいます。そのため、エアコン本体の寿命が極端に短くなる場合があります。

6畳であれば8畳用、10畳であれば14畳用など、部屋の大きさに対して少し余裕を持った出力のエアコンを選ぶと省エネ運転の時間が増え、電気代を節約することができます。必ず部屋の大きさに合ったものを選ぶようにしましょう。

インテリアとしてのデザイン性も大事にしたい

バルミューダやデロンギ、ダイソン、ブルーエアなどの暖房器具はスタイリッシュなデザインで、インテリアとしてもおしゃれな印象です。一人暮らしの場合は、暖房器具の収納場所がなく、オフシーズンでも出しっぱなしということもあるでしょう。そういったときに部屋の雰囲気に合っているかどうかも、暖房器具を選ぶための重要なポイントです。

しかし、デザインを気にしすぎると、価格の割に暖房能力が低いということもあります。デザインだけでなく、暖房能力や価格のバランスも大切です。

賃貸では暖房器具の利用制限がある場合もある

アパートやマンションによっては臭いや安全性の観点から、石油ストーブやガスストーブを禁止している物件もあります。無断で使用をした場合には、罰金や強制退去させられてしまうこともありますので注意が必要です。購入してからでは遅いので、事前に不動産屋や大家さんに確認しましょう。

一人暮らしにおすすめの暖房器具

デロンギ ドラゴンデジタルスマート QSD0915



デロンギのオイルヒーターは、広範囲を暖めることができます。オイルヒーターは、一人暮らし向けのメリットが多く、次のようなものがあげられます。

  • 部屋の空気を汚したり、臭いを出したりしない
  • 表面が60℃程度のため、触った瞬間にやけどをしたりしづらく安全
  • お手入れが非常に楽

もちろん、強運転でつけっぱなしにすると電気代がかかってしまいますが、暖まってきたと感じたらすぐ弱運転に切り替えるようにすれば、コストを抑えることができます。一人暮らしの暖房器具はこれでほぼ充分です。

ダイキン セラムヒート CER11VS



空調メーカーであるダイキンのロングセラー製品です。この機種は、電気ストーブの弱点である「遠距離に熱が届きにくい」という問題を解消し、1.8mもの長さの熱到達に成功しています。人に吸収されやすい波長の遠赤外線を使用しており、部屋をグングン暖めてくれる仕組みです。6畳程度であれば、ある程度全体を暖めることのできる優れた製品です。

まとめ

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暖房器具は価格や性能、方式によってさまざまな種類があります。なかには出力が低い電気ストーブから、外が氷点下になっても出力の変わらない暖かいエアコンまで、ピンキリです。自分に合う暖房器具を見つけるためには、リサーチすることが大事。家電量販店や各メーカーのホームページなども確認しながら、少しでも多くのものを見てまわってみましょう。

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