2019年11月12日 更新

コスパがいい暖房器具とは? 一人暮らしにおすすめの暖房器具や節電のコツもご紹介

最近では一人暮らし用の部屋にエアコンが完備されていて、暖房をまかなっている人が多いですよね。しかし、エアコンの暖房だけだと部屋が乾燥する上に、電気代も非常に高くなってしまい、あまりコスパがよくありません。市販の暖房器具を上手く組み合わせることにより、電気代を抑え、非常にエコな冬場を過ごすことができます。 今回は、暖房器具の選び方や、おすすめのアイテムのについて紹介します。

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暖房器具の特性と光熱費の目安

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暖房器具と言ってもさまざまな方式があり、それぞれメリット・デメリットがあります。今回はランニングコストに直結する「動力」の特徴をあげて、それぞれを見ていきましょう。
※今回目安とする電気代の計算は全て1kWhあたり約27円で換算しています。

エアコンやこたつなど「電気」を熱源とするもの

燃料を別途必要とせず、電気だけで動くものです。エアコンやこたつの他に、電気ストーブやセラミックストーブ、カーボンヒーターやオイルヒーターなどもこの分類になります。

こちらの最大のメリットは、何といっても燃料を必要としないため、いちいち補充する手間がないことです。タンクに灯油を補給する作業は、意外と重労働ですので、それがないだけでもありがたいですよね。さらに、お求めやすい価格の製品も多く、とりあえずの暖房として非常に重宝されています。一方で、電気ストーブは出力と方式の関係上、部屋の隅々まで暖気が行き渡りにくく、暖房をつけている周りのみがスポット的に暖かいというデメリットがあります。

オイルヒーターなどは、そのデメリットをだいぶ克服していますが、本体の価格がかなり高くなってしまいます。また、電気のみで暖めるため、電気代も高くなってしまうのです。ものにもよりますが、据え置きの1000Wの電気ストーブであれば1時間あたり27円前後、エアコンは暖まってからはほとんど電気代がかかりませんが、暖めでフル運転をしていると30円程度、オイルヒーターは600W前後のものが多くおよそ18円前後、こたつは消費電力が少なく5円程度です。

石油ストーブなど「灯油」を熱源とするもの

灯油を使用するタイプのストーブです。石油ストーブ、石油ファンヒーターがこれに該当します。かかる電力は、電気ストーブに比べ非常に少なめ。最新のファンヒーターであれば、1時間あたりの電力使用量が30Wを切るモデルもあり、1時間あたり2円程度のものもあります。石油ストーブに至っては、電池駆動や災害時を想定した手回し充電などがあり、電気代の心配はほとんどありません。

灯油を燃やして部屋を暖めるため、部屋を満遍なく暖めてくれます。電気ストーブより全体を暖めてくれるため、メインの暖房として使っている人も多いです。しかしデメリットとして、使用をする際に必ず灯油が必要というのがあります。補充しやすいように灯油を保管するのは、事故が起こる危険性があり怖いですし、灯油を切らしてしまった場合は近くのガソリンスタンドへ買いに行かなければいけないのも面倒ですよね。また、シーズンオフでしまう際に灯油の漏れにも気をつけなければいけません。暖かい分、若干手間がかかる製品です。

ガスファンヒーターなど「ガス」を熱源とするもの

上記2つに比べるとかなりマイナーですが、各電気事業主などから発売されているガスを燃料とするストーブです。石油ストーブと同じく、電気代は1時間1円程度とほぼ誤差の程度しかかかりません。部屋全体を暖めてくれるので速暖器具として重宝はしますが、肝心の燃料代がかなりかかるのがデメリットです。

11畳用のタイプでは、都市ガスで1時間およそ20円弱、15畳用だと26円前後の燃料代がかかります。部屋が暖まるまで使用し、室温維持にはエアコンを使うなど、使用時間を短くするのがコスパ良く使うコツです。引越してガスの種類が変わると使えなくなってしまうため、部屋に備え付けのものがなく、一人暮らし歴が短いうちは、あえて買う必要はないでしょう。

コスパ最強! 一人暮らしにおすすめの暖房器具は?

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コスパが良く、安全性を考慮した上でおすすめしたいのは、やはり電気ストーブです。選ぶ理由は以下の2点です。

  • 選択の幅が広い

冒頭で述べたとおり、エアコンからオイルヒーターまで、電気で動いているストーブはすべて電気ストーブとなります。さまざまな種類の中から、自分の使用方法にあったものを選べるのでおすすめです。

  • お手頃価格で暖かいものがたくさんある

石油ストーブやガスストーブと違い、本体価格がお得なものがたくさん販売されています。さらに、足元や置いてある場所の周辺が十分に暖かくなるものも多数あり、一人暮らしの部屋にぴったりです。

おすすめはオイルヒーター

デロンギなどから発売されているオイルヒーター。暖かくなるまで多少時間はかかるものの、電気ヒーターの中では比較的部屋全体を暖めるのに向いています。また、表面温度が熱くなりすぎることもなく、他の電気ストーブに比べ、触ってやけどをする危険が低いため、安心・安全に使うことができます。

風を出して暖めるわけではないので、部屋を乾燥させづらいのも大きなメリット。強運転をすると電気代が気になるところですが、タイマー機能を上手く活用し、帰宅する2時間程度前から弱運転でつくようにしておけば、帰る頃には部屋はポカポカです。冷気が1番強い場所の近くに置き、部屋全体の気温が一定になるように意識しましょう。

自分にあう暖房器具を見つけよう

乾燥を防いでくれ、安全性の高い暖房器具としてオイルヒーターをあげましたが、足元だけを暖めたいという場合はカーボンヒーター、とにかく素早く部屋を暖めたいのであればエアコン、長時間点けっぱなしで暖を取りたいならこたつなど、使用方法によって適するアイテムは異なります。

またエアコンを省エネ運転しながら、低コストのこたつを使用するなど、複数を組み合わせて使用することで、効率よく部屋を暖めることができます。それぞれの暖房器具の特徴を理解し、自分にあったものを選びましょう。

暖房器具の節電のコツ

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暖房器具本体の特徴と選び方についてご紹介してきました。ここでは、さらに効率よく暖房器具を使用するためのコツや節約方法をご紹介します。

フィルターは小まめに掃除をする

ファンヒーターやエアコンなどの、温風を出し部屋を暖めるタイプの暖房器具には、ホコリを一緒に放出しないよう、ほぼ必ずフィルターがついています。ホコリをシャットアウトしてくれる分、ある程度使用しているとフィルターにホコリがついてしまいます。そうなると、風量が減り、十分に空気をろ過してくれないため、衛生的にもよくありません。フィルターは小まめに清掃をし、常にホコリがついていない状態を保つようにしましょう。

エアコンは停止するより温度設定を調節する

部屋が十分に暖まったら、エアコンを消して寒くなったらつける、というのを繰り返している人が多くいます。しかしエアコンは、つけた瞬間に暖房運転をする準備をしており、それから暖気を放出するため、運転開始時に一番電気代がかかるんです。そのため、消したりつけたりを繰り返すと、逆にコスパが悪くなってしまいます。設定温度を低めにし、常に電源を入れておいた方が、部屋も寒くなりづらくエアコンの電気代も抑えることができるので、ぜひ一度試してみてください。

カーテンで暖房効率を高める

実は、冷えている部屋の室温は一定ではなく、入り口や窓などの冷気が入りやすい場所は室温が低くなります。寒い朝に窓が結露しているのは、外気温との寒暖差によって、空気中に気体として溶けきれなくなった水分が発現することによって起こります。当然そのままにしておくと、その冷気に引っ張られて部屋が寒くなってしまうため、断熱シートや断熱カーテンを使用することにより冷気をシャットアウトすることがおすすめです。

見てくれを気にしない人であれば、冬期間だけ窓に段ボールを目張りし、冷気を遮断するという方法も、材料代がかからず効果的です。熱を逃さない工夫をすることが、効率の良い暖房運用につながります。

ルームシューズなどのグッズも活用する

暖房をつけながら薄着で過ごすというのは楽ですが、経済的ではありません。寒いのであれば、一枚羽織ったり重ね着したりすることが多いと思いますが、寒い時期は手足や末端が冷えるというのが1番やっかい。特に女性は冷え性な人も多いと思いますので、ルームシューズやハンドウォーマーなどを使って暖かくすることも大切です。

まとめ

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今回は安全性の高さや使いやすさから、一人暮らしで使用する暖房器具として、オイルヒーターをご紹介しました。しかし、部屋の状況や暖房の好み、使用方法などさまざまな要因で、使用しやすい暖房器具は変わります。暖房器具はたくさんの種類がありますので、家電量販店などへ足を運び、実際に電源を入れて体感してみることがおすすめです。いろいろと試してみて、自分にあったものを見つけましょう。

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