目次
カビ掃除にアルコールが便利な理由
「消毒用エタノール」などの名で、ドラッグストアなどで安く購入可能なアルコールは、常備におすすめの掃除グッズです。
水を混ぜて80%程度の濃度に調整されているエタノールは、カビを殺す効果が高く、普段のお掃除に使うのはもちろん、カビや雑菌のある場所の掃除に向いています。揮発性が高くてすぐに乾くため、水に弱いものを掃除するのに便利なほか、油を溶かす効果もあり、油汚れや油性の染み抜きにも有効。
カビを取り除く方法としては漂白剤もありますが、成分が強力なので、素材が変色したり、安全のために換気が必要だったりと、取り扱いに注意を要します。アルコールは、病院で消毒に使われることからわかるように、体への安全性が高く素材を傷めにくいこともあって、汎用性の高さも見逃せないポイントです。
水を混ぜて80%程度の濃度に調整されているエタノールは、カビを殺す効果が高く、普段のお掃除に使うのはもちろん、カビや雑菌のある場所の掃除に向いています。揮発性が高くてすぐに乾くため、水に弱いものを掃除するのに便利なほか、油を溶かす効果もあり、油汚れや油性の染み抜きにも有効。
カビを取り除く方法としては漂白剤もありますが、成分が強力なので、素材が変色したり、安全のために換気が必要だったりと、取り扱いに注意を要します。アルコールは、病院で消毒に使われることからわかるように、体への安全性が高く素材を傷めにくいこともあって、汎用性の高さも見逃せないポイントです。
アルコールはどんな場所(もの)にも使っていいの?
適した素材とそうでないものがあるので、確認して使う必要があります。基本的に自然素材や強力な洗剤を使いづらい場所に適しています。
アルコールを使っていい場所
洗剤を使いにくいところでも、アルコールなら使える場合が少なくありません。
例えば、畳を拭き掃除したいとき。畳に洗剤や重曹などを使うと変色してしまいますが、アルコールなら問題ありません。テレビや冷蔵庫などの家電の表面、家の壁や窓の掃除にもおすすめです。
密閉空間のため湿気がこもりやすい場所にも使えます。下駄箱などの収納、風呂場や洗面器などの水回りといった、カビが発生しやすいところを掃除してみましょう。
例えば、畳を拭き掃除したいとき。畳に洗剤や重曹などを使うと変色してしまいますが、アルコールなら問題ありません。テレビや冷蔵庫などの家電の表面、家の壁や窓の掃除にもおすすめです。
密閉空間のため湿気がこもりやすい場所にも使えます。下駄箱などの収納、風呂場や洗面器などの水回りといった、カビが発生しやすいところを掃除してみましょう。
アルコールを使えない場所
ワックスやニスがかかった床・家具や液晶画面など、コーティングが施されているものには不向きです。
革、ゴム、アクリル、スチロール素材なども避けましょう。アルコール成分でコーティングが溶けて光沢感がなくなったり、シミになったりする恐れがあります。
革、ゴム、アクリル、スチロール素材なども避けましょう。アルコール成分でコーティングが溶けて光沢感がなくなったり、シミになったりする恐れがあります。
アルコールでの掃除のやり方
掃除用のアルコールは、市販のものだとスプレー容器に入っていることがほとんどです。ボトル容器に入っていた場合は、スプレー容器に詰め替えて使うと便利です。
布やティッシュなどにスプレーして染み込ませてから、掃除する部分を拭きましょう。
直接カビに向かってスプレーすると、胞子が舞う可能性があります。一度拭き取った後や、カビがまだ生えてない場所に予防として使う場合は、掃除箇所に直接スプレーして布で拭いても大丈夫です。
電化製品など水に弱いものやコンロなど火を使う場所やコンセント回りに、直接スプレーするのは避けましょう。
布やティッシュなどにスプレーして染み込ませてから、掃除する部分を拭きましょう。
直接カビに向かってスプレーすると、胞子が舞う可能性があります。一度拭き取った後や、カビがまだ生えてない場所に予防として使う場合は、掃除箇所に直接スプレーして布で拭いても大丈夫です。
電化製品など水に弱いものやコンロなど火を使う場所やコンセント回りに、直接スプレーするのは避けましょう。
アルコール掃除の注意点
アルコールは便利で使いやすいアイテムですが、掃除で使う際に注意すべきこともあります。以下の4つの点を覚えておきましょう。
引火性があるので火の近くで使わない
揮発性と引火性があるので、火の近くで使うのは火事や火傷の原因となり危険です。揮発性が高く部屋に拡散する可能性があるので、換気しながら掃除しましょう。
火気が近くにある場合は遠ざけるか、別の掃除方法を検討しましょう。例えば、台所を掃除した後は完全に乾いたことを確認し、十分に換気してからガスコンロを使うようにするなどです。
火気が近くにある場合は遠ざけるか、別の掃除方法を検討しましょう。例えば、台所を掃除した後は完全に乾いたことを確認し、十分に換気してからガスコンロを使うようにするなどです。
漂白作用はないのでシミなどは取れない
アルコールは、表面のカビを取り去り、広がるのを防ぐことはできますが、漂白成分がないため、黒ずみまでは取ることができません。カビが深く根を張った部分は黒ずんだシミのように跡が残ります。黒ずみをきれいにしたいなら、漂白剤を使う必要があります。
粘膜につかないように気をつける
口や目、鼻などの粘膜にアルコールが付着しないように気をつけてください。刺激が強く、痛みを伴います。
皮膚が弱い人の場合は、皮膚に付着すると肌が荒れる恐れがあるので、ゴム手袋などを使って掃除するとよいでしょう。
皮膚が弱い人の場合は、皮膚に付着すると肌が荒れる恐れがあるので、ゴム手袋などを使って掃除するとよいでしょう。
無水エタノールは除菌には向かない
アルコール純度の高い無水エタノールが掃除にも便利という噂もありますが、そのまま使うのはおすすめしません。揮発性が非常に高いため、カビに到達する前に蒸発する可能性が高く、十分な除菌効果を発揮してくれないのです。
無水エタノールを買ってきてしまった場合は、エタノールと水を8:2で混ぜて、消毒用エタノールを作りましょう。
無水エタノールを買ってきてしまった場合は、エタノールと水を8:2で混ぜて、消毒用エタノールを作りましょう。
まとめ
カビは発生してすぐにアルコールで拭くと簡単に取れます。アルコールスプレーと布さえあれば、簡単に掃除ができ、カビ予防にもなるのでおすすめです。
さまざまな場所に使えて便利なアルコールを掃除に取り入れて、カビのない清潔な部屋を目指しましょう。
さまざまな場所に使えて便利なアルコールを掃除に取り入れて、カビのない清潔な部屋を目指しましょう。
監修:高橋敬子
日本ハウスクリーニング協会 講師。
NPO法人日本ハウスクリーニング協会理事。
一般社団法人日本家事代行協会理事長。
一般社団法人日本整理収納協会理事。
株式会社ピュアレディス・ライフ代表取締役。
主婦が培ったスキルを活かしイキイキ輝く
女性の働く支援と働く場の提供のできる社会に
貢献するための活動をしている。
https://www.jhca.or.jp/school/koushi_prof_takahashi.html