やっと獲得した志望企業からの内定! 喜んでくれるものと、すぐに親へ報告。「頑張ったね~!」と褒めてくれるどころか、なぜか反対されて……。もし、そんな展開になったら戸惑ってしまいますよね。もちろんブラック企業なんて問題外、不安要素が少しでもある企業には入社させたくない、安心できる就職先で安定して働いてもらいたい、そう思うのは当然の親心です。しかし、苦労してもぎ取った内定を簡単に手放す気にもなれず……。そんな経験をした人はどれくらいいるのでしょうか。内定した企業を親に反対され、葛藤を味わった先輩たちのエピソードを紹介します。
Q. 親に内定先企業への就職を反対されたことはありますか?
はい……6.2%
いいえ……93.8%
反対されなかったという回答が大半を占めましたが、6.2%の人たちは親から内定企業を反対されたようです。一体どのような理由で反対されたのでしょうか。さらに詳しく聞いてみました。
Q.どんな理由で内定企業を反対されましたか?
・会社が遠いため、毎朝起きられるのか心配された。(女性/22歳/生保・損保)
・仕事内容が大変そうだからやめておけと言われた。(女性/22歳/人材派遣・人材紹介)
・ちゃんとやっていけるのかと心配された。(女性/22歳/アパレル・繊維)
・公務員のような安定した職業ではないから。(女性/22歳/情報・IT)
・地元から離れたところにある会社だから。(女性/25歳/機械・精密機器)
・途上国や紛争地域で仕事をする可能性があり、そんな危険な場所へは行かせられないと反対された。(女性/26歳/団体・公益法人・官公庁)
・私に合ってないと言われた。(女性/22歳/団体・公益法人・官公庁)
・公務員志望だと、申し込みから合格発表まで長い期間がかかるため、早めに決まる民間企業を勧められた。(男性/21歳/建設・土木)
いくつになっても親は子どもが心配です。「早起きできるのか」といった心配などはぐっとこらえて信頼してほしいところですが、危険をともなうような仕事内容なら反対する気持ちもわかります。就活の早い段階から志望する仕事について共有しておくと、理解を得やすいかもしれません。自分の人生ですから、納得のいく内定がもらえたならば最終的には自分でしっかり判断したいですね。
文●石本夏実
調査期間:2014年7月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:社会人1年目の男女161件(インターネットログイン式アンケート)