面接では丁寧かつ正しい言葉遣いを心掛けたいですよね。せっかくいい自己PRができても、誤った言葉遣いで相手に悪い印象を与えては元も子もありません。今のうちに正しい言葉遣いを勉強しておきましょう。というわけで、今回は就活中に多く使う3つの言葉について2択クイズを用意。あなたはどちらが正解か分かりますか?
問題1
(次回の面接時間を案内されて)ご案内いただき誠にありがとうございます。では、6月17日水曜日に御社の品川支社、3階面接会場に( a )。
正解は「伺います」(就活生の正答率96%)
つい「行く」という言葉を使いがちですが、面接など相手を敬う言葉遣いが求められる場合は「伺う」を使うようにしましょう。会話だけでなく、メールのやり取りでも多用する言葉ですから、しっかり身に付けておきましょう。
問題2
(説明会の感想を聞かれて)特に印象的だったのが〇〇さんのスピーチです。〇〇さんが( b )、中東でのドローンを利用した配送プランは大変興味深かったです。
正解は「おっしゃった」(就活生の正答率90%)
「おっしゃる」は「言う」の敬語で、「~れる」も敬語。つまり、おっしゃられるは二重敬語なのです。そのため、「〇〇さんがおっしゃられた」は間違い。二重敬語は間違いやすいので注意しましょう。
問題3
(面接会場が分からず係員に話し掛けるとき)本日14時からの合同面接に参加する〇〇大学の△△と申します。面接会場が分からなくなってしまい、( c )ご案内いただけないでしょうか。
正解は「恐れ入ります」「申し訳ありません」(就活生の正答率77%)
人に声を掛ける際には「すみません」と言いがちです。相手への気遣いとしては正解ですが、面接の場では「恐れ入ります」が適切です。また、謝るときも「すみません」ではなく「申し訳ありません」が正解です。
「伺う」と「おっしゃる」は正解率が90%と高かったのですが、「恐れ入ります」「申し訳ありません」は77%と、正しい使い方が分からない人が意外と多いようです。正しい使い方をしないと採用されないわけではありませんが、せっかくなら相手に良い印象を与えたいですよね。ぜひこの機会に正しい使い方を覚えておきましょう。
就活アドバイザー
監修:才木弓加
正しい言葉遣いは、円滑なコミュニケーションやよりよい人間関係を築くために大切です。正しい言葉遣いで会話をすることで、面接担当者はあなたと「一緒に働きたい」「一緒に仕事をしたい」と好感を持ってくれるでしょう。
調査期間:2020年1月
アンケート:マイナビ学生の窓口 就活スタイル調べ
集計対象件数:内定を得た22歳~25歳までの就活経験者404名