自己PRで「体力」を効果的にアピールする3つのポイント【例文あり】

自己PRで「体力」を効果的にアピールする3つのポイント【例文あり】

2021/11/08

自己PR

関連キーワード:

就活で避けて通れないのが「自己PR」です。運動部に所属しているなど、体力に自信のある人は、自分の長所が「体力」だとアピールすることもあるでしょう。しかし、単に体力だけをアピールしても、面接などで効果的な印象を残せません。今回は自己PRで体力をアピールする際のポイントについて紹介します。

自己PRで「体力」をアピールするポイント

「体力はアピール材料として弱いのでは?」と不安に思うかもしれませんが、「体が資本」とも言われるように、体力は社会人にとって必要不可欠なものです。そして、企業も活力のある人材を求めているので、就活において「体力」はアピールできる要素になります。しかし、単に体力をアピールするだけではなく、そこにどんな意味があるのかをどう説明できるかが重要になります。自己PRで体力をアピールする際は、以下のポイントを押さえましょう。

経験を深掘りしてプラスアルファを盛り込む

体力に自信のある人は、部活やアルバイトなどをとおして体力以外に精神力や忍耐力、協調性なども身に付けているのではないでしょうか。今までの経験を思い出してみましょう。そのような、体力以外の部分をプラスアルファして効果的にアピールできれば、より魅力的な人材として採用担当者に印象を残せます。

具体的なエピソードを盛り込む

上記の内容を参考にして、具体的なエピソードを盛り込んでみましょう。団体競技の経験者なら協調性、長距離走の経験者なら精神力や忍耐力、肉体系のアルバイトなら継続力など、体力だけではないプラスアルファの要素をアピールできるエピソードを探します。

さらに、体力を付けようと思った理由や、エピソードに登場させる部活動やアルバイトを選んだ具体的な理由などを盛り込めれば、さらに自己PRに説得力がプラスされます。

自己PRの基本的構成に落とし込む

自己PRでは、まず「私は体力に自信があります」などと、先に結論を述べるのが基本です。

その後、ガクチカ(学生時代に力を入れていたこと)などの経験をもとに、どのように行動してどのような結果になったか、また、その経験によってどのように成長したか、といった具合にエピソードを膨らませます。

最後にまとめとして、仕事に対する意気込みや、自分の長所を入社後の仕事にどう生かしたいかといったことをアピールします。この基本構成をしっかり覚えておきましょう。

体力をアピールする自己PRの例文

上記のポイントを押さえた「体力をアピールする自己PR」の例文を紹介しますので参考にしてみてください。

自己PR例文1

私は人一倍、体力・忍耐力に自信があります。

私は中学生の頃から陸上部に所属し、おもに長距離走に取り組み、ハードなトレーニングにも耐えてきました。残念ながら成績はそれほど優秀だったわけではありませんが、フルマラソンの経験もあります。

大学では思うように成績が伸びず、結局レギュラーにはなれませんでした。しかし、就職活動を始める直前まで練習に参加し、また練習のない日でも自主的にトレーニングとして走り込みをしてきました。そのようなことを経験して、体力だけではなく、忍耐力も鍛えられたと思っています。部活はもう引退していますが、今でも毎朝5キロ程度のランニングを日課にして体力の維持に努めています。

御社に入社できましたら、この体力・忍耐力を武器に、精力的に仕事に取り組み、何事も諦めず、目標を達成するまで頑張ります。

【ポイント】

上記の例は、成績はふるわなかったものの、長距離走に取り組み、体力と忍耐力を養ってきたという自己PRです。一般的な企業にはトップアスリートのような資質は必要なく、企業活動に不可欠な継続力のある体力が求められます。陸上部の練習に耐えられる人ならじゅうぶん体力、忍耐力があると言え、選手に選ばれなくてもアピールポイントになります。

自己PR例文2

私は自己管理能力と体力に自信を持っています。

大学2年生の時に事務のアルバイトをしていましたが、たびたび風邪などの体調不良で欠勤してしまうことがありました。

アルバイト先で上司にあたる社員は、人望もあり尊敬できる人でしたが、ある日「今のままでは、社会人になってからあなたのためにならない」と言われました。その社員の言葉から、自分がアルバイトを休めば、他の人に迷惑がかかるということをあらためて気づかされ、健康のために体力をつける決心をしました。

もともと運動は苦手だったのですが、早起きをして約1時間のウォーキングを日課にするようにしました。それにともない、規則正しい食事と睡眠を心がけるようにもなりました。そのおかげで、体調不良になることもなく、アルバイトも休まなくなりました。体調を維持することは自己管理能力の基本でもあると思い、現在まで続けています。

御社に入社することができたら、自分の自己管理能力と体力をいかして、日々の事務業務に従事させていただきたいと思っています。

【ポイント】

「体力」は、運動部や肉体系のアルバイトだけに関係するとは限りません。上記の例は、体力プラスアルファの部分に「自己管理能力」を盛り込むことで印象に残る自己PRになっています。また、体力と事務職は一見関係ないようにみえますが、他の要素と組み合わせることでアピールポイントになることがわかります。

まとめ:効果的に体力をアピールしよう

業種、職種に関係なく、企業は継続的な忍耐力やそれを裏付ける体力を備えた人材を必要としています。そこで「体力」も自己PRの際には立派なアピールポイントになるのです。

今回紹介したとおり、自己PRの基本構成にプラスアルファの要素を落とし込むことを意識してください。企業は、自己PRから就活生の人となりや思考、ポテンシャルも見ています。また、志望企業が求めている人物像に、体力をアピールする自己PRがマッチするかどうかの確認もお忘れなく。


マイナビ学生の窓口編集部

おすすめ記事

Intern sp bnr d2 03

人気記事ランキング

新着記事

ページトップへ