【鰻のプロが食べ比べ】2026外食チェーン「うな丼 」1位は? 大接戦の結果…3位は『ガスト』・『すき家』、2位は『キッチンオリジン』、1位はあのお店…

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土用の丑の日を前に毎年実施される恒例企画「外食チェーンのうな丼チェック2026」(主催:外食うな丼チェック2026実行委員会)が、6月23日に開催されました。

今年も東京・亀戸のうなぎの名店『八べえ』さんにご協力いただき、各チェーンのうな丼(うな重)を、社名(ブランド名)を伏せた完全ブラインド方式で食べ比べました。

今年も審査を担当したのは、

左から、渡部さん、審査委員長の山崎さん、長谷川さん

東京・亀戸『八べえ』二代目・山崎さん(立つ崎 ※以下「崎」を使用)
神奈川『鰻々亭』グループ・長谷川さん
東京・春日『わたべ』・渡部さん

うなぎの専門家の皆さんです。

今年は昨年を上回るハイレベルな戦いとなり、「今年が一番難しかった」という声も。激戦を制して1位に輝いたのはどのチェーンでしょうか!?

今年の外食チェーンのうな丼審査が「過去イチ難しい」その理由とは?

数ある外食チェーンの中から審査用に選ばれたうな丼。見た目はどれも美味しそう。

数ある外食チェーンの中から、事前に実行委員会で今年評価するべき美味しいうな丼を判断し、選ばれたのは牛丼チェーンからは『すき家』と『松屋』に『吉野家』、ファミリーレストランからは『ガスト』、持ち帰り弁当チェーンでは『キッチンオリジン』、回転寿司チェーンでは『くら寿司』です。

外食うな丼チェック2026実行委員長の中西さんから審査の説明が行われた。

各チェーンのうな丼は店名を伏せた状態で別容器へ移し替えられ、「見た目」「焼き加減」「食感」「香り」「蒲焼きの味」「ご飯」「タレとの相性」など全10項目を採点。

提供:外食うな丼チェック2026実行委員会

審査員個人個人の判断に他者が影響を及ぼさないように、審査中は審査員同士での会話は禁止され、一品ずつじっくり味を確かめながら評価していきます。

例年なら比較的スムーズに順位が決まるところ、今年は審査員全員が何度も同じうな丼を食べ直し、採点表とにらめっこ。その様子からも、今年の審査の難しさがうかがえました。

味のチェックをひと通り終えたあとは「見た目」の評価へと移行する。

 

審査を終え、集計が出揃うまでの間に、ディスカッションが行われる。進行役を務めたのは、「鰻と丼の情報発信サイト」初代編集長であり、過去大会で一貫して実行委員長を務めてきた中西純一氏(恒健社書籍編集部 編集長)だ。

『八べえ』二代目の山崎さんは、苦笑いしながらこう振り返ります。「今回は本当に難しかったですね。何回も食べ比べました。去年より全体的に美味しくなっていて、特に上位グループの順位付けには本当に悩みました」

さらに神奈川『鰻々亭』グループの長谷川さんも、
「明確な差はあるんですけど、正直どれも美味しかった。後半になるにつれて『これもいいな』と思えてきて、優劣をつけるのが本当に難しかったです」と振り返ります。

今年は「突出して美味しい一品がある」というよりも、各チェーンがそれぞれ完成度を高めたことで、例年以上に僅差の勝負となりました。

接戦を生んだ2つの理由

実行委員長の中西さんによると、今年の接戦には大きくつ2の理由がありました。

海外産ロストラータ種うなぎの品質が飛躍的に向上

「近年は養殖技術や加工技術が大きく進歩し、リーズナブルな価格帯でも臭みの少ない、食べやすいうなぎが増えています。加工用鰻では日本でも養殖されているジャポニカ種が代表ではありますが、近年流通し始めた海外産ロストラータ種については、ジャポニカ種よりも安価で取引され、外食チェーンでも数年前から使用されていました。昨年までなら明らかにプロが食べるとジャポニカ種とロストラータ種では味の違いが簡単に判別出来たのが、今年はその差が大きく縮まり、全体のレベルが底上げされました。」

タレの味が向上して、それぞれうま味が向上していた

「各社共に蒲焼きの味を鰻専門店に近づけようと、タレについてもバージョンアップを行っていました。別添えのタレの原材料表示を見てもらえば分かりますが、『松屋』では和風だしやガラスープの素など、これまでの鰻蒲焼きでは使わないうま味を足していました。『キッチンオリジン』では鰻専門店がタレを煮込むときに使用するうなぎの骨を入れて、鰻店の風味に近づけています。『ガスト』や『ゆで太郎』のタレでは、本醸造醤油に本みりんを使っていて、鰻店と同等の調味料を使っていて、各社ともうま味が増しているわけです。」

鰻専門店のプロが3人とも、美味しさの違いを判断するのに、相当の時間を要したというのは、鰻の味とタレの味の両方が向上したことが原因のようです。

その結果、今年は「どこが勝ってもおかしくない」と言えるほどの大接戦となったのです。

 いよいよ結果発表! 今年のNo.1は?

厳正な採点を終え、いよいよ結果発表。今年は上位陣がわずかな点差で並ぶ大接戦。その中で見事1位に輝いたのは

第3位(同点)『ガスト』・『すき家』(150点)

ガストのうな丼
すき家のうな丼

第3位には、『ガスト』と『すき家』が同点で並びました。『ガスト』は、化学調味料に頼らない醤油ベースのタレと、毎年安定した焼き加減で高評価を獲得。派手さはないものの、安心感のある完成度が光りました。

一方の『すき家』は、王道の味付けを守り続けながら、ご飯との相性の良さが高評価。看板商品の「うな牛」など、牛丼チェーンならではの強みも感じられる仕上がりでした。

第2位『キッチンオリジン』(160点)

 惜しくも2位となったのは『キッチンオリジン』。

山崎さんは、「ブラインドで食べた時、一番美味しいと思ったのはこれでした。柔らかく、皮目のゼラチン質までしっかり美味しかったですね」と絶賛。

うなぎ蒲焼きそのものの美味しさでは、1位と並ぶ最高評価を獲得。昨年より、うなぎの香ばしさやタレとの一体感が増し、完成度の高さが印象に残りました。

そして今年、見事2年連続で栄冠を手にしたのは松屋でした。

第1位『松屋』(170点)

提供:外食うな丼チェック2026実行委員会

山崎さんは、「やっぱり最後はバランスなんですよね。牛丼チェーンはご飯が本当に美味しい。タレとの相性まで考えて炊かれているので、うなぎとの一体感があります。」

とコメント。うなぎ・ご飯・タレのすべてが高水準。総合力の高さが、2年連続の栄冠につながりました。

審査員も驚いた、外食チェーンの進化

 審査を終え、東京・春日の名店『わたべ』の渡部さんは、

「企業努力を強く感じました。価格を抑えながらここまで美味しく仕上げてくるのは本当にすごいこと。私たち専門店も刺激を受けますね。」とコメント。

さらに長谷川さんも、「この価格なら若い人でも気軽に挑戦できますよね。外食チェーンも専門店も一緒に盛り上がっていけたら嬉しいです。」と期待を寄せます。

今回の審査で印象的だったのは、「この価格でここまで美味しいのか」と驚かされる一杯が確実に増えていたことです。

ランキングはあくまでプロによる一つの評価。今年の夏は、ぜひ気になるチェーンのうな丼とともに、生きた鰻を店内で捌いてから焼く鰻専門店でも食べて、何が同じでどこが違うかを味わって確認してみてください!

【鰻の専門家がジャッジ】「外食チェーンうな丼チェック2026」松屋が2年連続で総合1位! プロも悩んだ過去最高レベルの接戦に

外食チェーンのうな丼チェック2026実行委員会

 ■評価委員長
東京・亀戸『八べえ』 二代目 山崎裕八さん
https://hachibee.jp
●評価員
東京・春日『わたべ』 渡部善隆さん
https://unagiyawatabe.com横浜・鶴見『鰻々亭』 長谷川みゆきさん
https://r.goope.jp/manmantei

取材・編集:学生の窓口編集部
監修:「外食チェーンのうな丼チェック2026」実行委員長 中西純一
(恒健社:https://gokensha.com/archives/2528
会場提供:鰻専門店、亀戸「八べえ」

【昨年の結果はこちら】「大手外食チェーン6社のうな丼チェック2025

【2026年大学生が選ぶ「うな丼」頂上決戦!】人気牛丼チェーン3社の「うな丼」を食べ比べ

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