この春就職した先輩の【3割が部長を目指す】ってガチ!? "出世したい若手"のリアル
ジェイックは5月27日、「2025年度の新入社員の『今後のキャリア観』」に関する調査結果を発表した。
調査は3月27日~4月12日、同社が提供する新入社員研修の受講者935人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。
まず「今後のキャリアで実現したいことを3つ選択してください」と投げかけたところ、「自分の能力を高める、成長する」(77.2%)、「いまの会社で出世して、年収を上げる」(51.7%)、「ワークライフバランスを確立する」(45.1%)と続いた。
次に、「いまの会社でどこまで昇進したいですか」と聞くと、「部長」(32.7%)、「取締役・役員」(21.2%)、「昇進したいとは思わない」(18.4%)、「課長」(17.2%)が挙がっている。
さらに「いまの会社であと何年ぐらい働くと思うか」と聞いたところ、「今の時点では分からない」(36.8%)、「6~10年以内」(15.2%)、「4~5年以内」(14.9%)という結果だった。
Z世代は出世を望む?
Z世代の若手は出世欲が少ないという話をよく目にする。しかし、今回の調査結果では、「取締役・役員」を目指す新入社員の増加傾向が見てとれる。
同社の広報担当者にその理由を尋ねた。
――「取締役・役員」を目指す新入社員の増加傾向について、背景や要因をどのように分析していますか。
広報担当者:3点あると考えています。まずは、不安定な時代における「安定志向」です。2025年の新入社員は、幼少期から青年期にかけて、リーマンショック(2008年)、東日本大震災(2011年)、コロナ禍(2020年)といった大きな社会的出来事を経験してきました。
こうした不安定な時代に育った彼らの価値観には、「安定」や「堅実性」を重視する傾向が強く根づいていると考えられます。一見すると矛盾するようですが、その安定志向こそが、「取締役・役員」といった上位ポジションへと突き動かす原動力になっている可能性があります。
将来への経済的不安を払拭し、確固たる安定を手に入れるために、今、考えられうる手段として、高報酬を得られる役員クラスへの昇進があるのかもしれません。
2点目は、「組織や雇用環境の変化」です。すでに多くの企業で年功序列が崩れ、若くても実力のある社員が役員等に抜擢されるケースが増えています。同様に、若くして起業し、経営者として活躍している方の話も、最近はよく聞くように思います。そうした事例に刺激を受けた新入社員が「自分も」と意欲を後押しされている可能性があります。
最後は「SNSの普及」です。2点目に関係しますが、以前であれば、抜擢人事や若手経営者の話は、今ほどオモテに出てこなかったかもしれません。しかし今は、あらゆる情報がSNSで発信される時代。以前であれば、他社の、遠い存在であった人たちの成功事例が、いまは「身近なロールモデル」として認識されやすくなっている可能性があります。
「取締役・役員」を目指す新入社員が増えた背景には、以上の3点があるのではないかと、当社は考えております。

























