渡邉美穂「やりたいことがあったら現実的に考えて諦めるよりも、一回できるところまでトライして」#学生の君に伝えたい3つのこと

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渡邉美穂が学生の君に伝えたい3つのこと

人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

今回は映画『青春ゲシュタルト崩壊』に出演した渡邉美穂さんが登場。これまでの経験や日常で感じてきたことから、学生へのアドバイスをくれました。

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学生の君に伝えたい3つのこと

俳優・渡邉美穂が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.「ありがとう」と「ごめんね」はちゃんと言おう

――学生時代は人間関係に悩むことも多い時期ですが、普段のコミュニケーションを取る上で心がけていることはありますか?

すごく基本的なことかもしれないですけど、「ありがとう」と「ごめんね」はちゃんと言おうと思っています。親しくなると「ちょっと雑に扱っても許してくれるよね」とか「これくらい大丈夫だよね」という気持ちが出てきちゃうと思うんですけど、わたしは親しき仲にも礼儀ありという言葉はまさにそうだなと感じていて。

どんなに仲のいい相手でも一線を引かなきゃいけないときはあるし、どんなに仲がよくても言われたらイヤなことって絶対にあると思うので、相手がイヤだろうなと思うことはなるべくしないように気をつけて、もし言っちゃったとしたら「傷つけてごめん」と素直に謝れる人間でありたいですし、感謝の気持ちもまっすぐ伝えたいです。できているかはわからないんですけど、そういうことは大人になってもすっごく大事だなと思っています。

2.やりたいことがあったら現実的に考えて無理だなと諦めるよりも、一回できるところまでトライして

――将来に向けて何か決断しなきゃいけないときに大切にしていることはありますか?

わたしはこのお仕事を始めたのが高校3年生のときで、予備校に通う時期にオーディションを受けてアイドルになって、運良くやりたかったこの仕事ができているんですけど、周りからは「大学に行きなさい」と説得されましたし、両親はやりたいことや夢を追いかけるよりも地に足のついた職業についてほしいと考えていたと思うんです。

今となってはそういう周りの意見もすごくありがたかったなと思うんですけど、あのときやりたいことを選んでよかったなと今は思っていますし、仮にそれが思い通りにならなかったり、うまくいかなかったとしても挑戦したという事実はちゃんと残るから、それなら気持ちに折り合いがつくと思うんです。

なので、やりたいことがあったら現実的に考えて無理だなと諦めるよりも、一回できるところまでトライしてみたほうが人生を長い目で見たときに後悔は少ないんじゃないかなとは思いますね。

あと、自分が社会人になって親元を離れて思ったのは、学生のあいだは周りの大人や親に頼っていい時期なんだなって。社会人になってしまうとどんな選択をしても自分が責任を取らなきゃいけないから、まだ甘えられる学生のうちにやりたいことをやったほうがいいんじゃないかなと思います。

3.お金の仕組みや政治、経済はもっと学んでおけばよかった

――お仕事をするようになってから身につけておけばよかった、学んでおけばよかったと思うことはありますか?

もっといっぱい言葉を学んでおけばよかったなと思いました。 大人になってからもお勉強はいくらでもできるんですけど、もっと早くから知っておきたかったなと思うことがありますし、人前で喋ることも多いお仕事だったりするので、自分の語彙力のなさを感じたときや、こういうことを伝えたいのに当てはまる言葉が自分の引き出しにはないなと思ったときにすっごい悔しい!と思うんです。 なので、わたしはせめてもと思って読書してわからない言葉があったら、調べて自分の中に取り入れられるようにしています。 

あとめちゃくちゃリアルなことだと、お金の仕組みや政治、経済はもっと学んでおけばよかったなと思います。大学でそういうものを学んでいたり、専攻している子の話を聞くと、学生時代からそういう知識を早めに取り入れられることがすごく羨ましかったので、間違いなく身に付けておいて損はしないと思います。

当時は「大人にはこの悩み、理解できないでしょ!」と思っていた

――渡邉さんが佐藤新さんとW主演を務めた映画『青春ゲシュタルト崩壊』が6月13日に公開されます。原作や脚本を読まれて、どんな印象を持ちましたか?

まず「タイトルに青春って書いてあるってことは学生のお話なのかな?でもゲシュタルト崩壊ってなかなか穏やかな響きではないな」と予想していたんですけど(笑)、実際に原作と台本を読んだときに、人間関係の複雑さや学生ならではの悩みとかがすごく繊細に書かれているなと感じて。

自分はもう25歳で、学生の頃ってすごく小さなことで悩んでいたよなと今となっては笑えるんですけど、当時は「大人にはこの悩み、理解できないでしょ!」と思っていたし、学生のときってすごく繊細だからこそいろんなことに悩んで頭を抱えたことがあって。それって誰しもが通っている道だと思うので、この作品は今を生きている若者のみなさんにも刺さるし、かつて学生だったみなさんも共感できる作品だなと思いました。

――今回演じた朝葉はどんな人物だと思われましたか?

朝葉はすごく優しいですし、自分だけじゃなくて周りにも目を向けられて、だからこそすごく責任感も強いですし、周りから頼られたりお願いをされたらなかなか断れなかったり、「自分がやんなきゃ」という意識が強い、本当にまっすぐな子だなと思いますね。ただそれゆえにすごく自分を追い詰めてしまったりとか、なかなか本音を言い出せなかったりする繊細な部分も持ち合わせていて。その性格の根っこにはすごく優しい、人を思いやる気持ちがあるのかなと思いました。

――出演発表のコメントに「間宮朝葉という人物を演じられることはわたしにとって大きな財産となると思います」とありましたが、演じる上で考えられたことや撮影を振り返って学びになったことはありますか?

これまで色々な役を演じさせていただいて、もちろんどの作品も真摯な気持ちで向き合ってきたんですけど、撮影に入ってこんなに悩んだ作品は初めてかもしれないなと思います。ずっと明るさがあるお話ではなくて、繊細な部分も描かれているからこそ、受け取る方に違うニュアンスで伝わってしまってはすごくもったいないと思っていたので、朝葉や(佐藤さん演じる)聖をはじめ、登場人物たちの感情が動いていく様をすごく丁寧に丁寧に描いていくために、今どういう気持ちでここにいるかという部分は大事にしたいなとは最初から考えていたんです。台本や原作、役と向き合うのは難しいことだけど、こんなにも楽しいんだというのは自分の中で新たな発見だったので、このお仕事をさせていただく上でこの作品を経験できたのは大きな財産になるかなと思います。

いつか周りの人が困っていることに気づけたり、うまくパスを出せる人間になりたい

――演じる中で監督などとお話することも多かったのでしょうか。

これまでは明るかったり、天真爛漫な役が多かったので、自分の中である程度役を作りつつ監督と現場でやり取りすることが多かったんです。今回も自分で考えた部分はありましたけど、自分ひとりで抱えるにはすごく大変な役だなと思っていて。もちろん自分の中ですべて解決して、カメラの前でいいパフォーマンスができたらいいんですけど、正直自分はまだそこの域には達してないという自覚があったので、監督をはじめ、プロデューサーさんや周りの方に意見をいただきながら、困ったら「ここってどういうニュアンスですか」とか「こういう解釈なんですけど、どう思いますか」と細かく聞いていました。なので、わたしひとりで朝葉を作り上げたというよりも、周りのみなさんと一緒にこの役を、この映画を作り上げた感覚がすごくありますね。

――撮影の中で印象的なことはありますか?

(戸田菜穂さん演じる)お母さんと(濱田龍臣さん演じる)お兄ちゃんと一緒のシーンがいくつかあったんですけど、おふたりとも現場で思ったことをちゃんと口に出す方ですごく勉強になりました。わたしがお芝居の中で行動と発言が伴ってないなと感じたときも「こうしたらいいんじゃない?」と助言してくださったりしてすごくありがたかったです。自分もいつか周りの人が困っていることに気づけたり、うまくパスを出せる人間になりたいなとおふたりの姿を見て思いました。

ちゃんと頑張っていたら報われるんだなと思いました

――演じながら学生時代を思い出したことはありますか?

朝葉は次期部長候補でしたけど、わたしは実際にバスケ部で部長だったんですね。でもそれは消去法で、先輩からお願いされる形でやることになったというのもあって、最初はあまり前向きではなかったんですよ。今も決して得意ではないんですけど、10代の頃はもっと人に頼られるのが苦手でしたし。そのときに部員から朝葉のように「練習メニューをこうしてほしい」という意見がありましたし、「やる気ないならやめたほうがいいんじゃない」と言われたこともあって、今回演じながらそのときのことを思い出しました。

だから原作を読んだときに、たまたまなんですけど朝葉がわたしと同じ経験をしているから、すごく現実的だなと思いましたし、とても刺さりましたね。

――当時、渡邉さんはどう乗り越えたんですか?

わたしは一回、顧問の先生に「退部します」と言いに行ったんですよ。でも「お前が辞める必要は一切ない。自信を持って、堂々としていればいい。何かあったら俺がちゃんと言うから」と言ってくれて、その言葉に救われて。それで、じゃあ頑張って続けてみようかなと思って、引退するまで続けることができたんです。

今となっては笑い話なんですけど、ちゃんと頑張っていたら報われるんだなと思いましたし、部長を最後までやりきったことが自信になりましたね。

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PROFILE

渡邉美穂(わたなべ みほ)

2000年生まれ、埼玉県出身。女性アイドルグループ日向坂46の元メンバー。2024年映画『あたしの!』で映画初出演にして木村柾哉(INI)とダブル主演を務める。2025年6月公開の映画『青春ゲシュタルト崩壊』でも、佐藤新(IMP.)とのダブル主演が話題を集める。

映画『青春ゲシュタルト崩壊』 6月13日(金)より全国公開

ある日突然、【青年期失顔症】を発症してしまい、周囲に知られてしまうことを恐れた朝葉は誰にも言えず1人で悩んでいた。そんな、朝葉の異変に気が付いたのは、唯一、同級生の聖だった。聖は朝葉に「今までと変えなくていいの?」と問いかける。彼に振り回されながらも、朝葉は本当にやりたいこと、好きなことは何か、自分自身を見つめ直しはじめ、次第に聖の存在が朝葉の中で大きくなっていく。同じく聖も朝葉と一緒にいるうちに、ずっと抱えていた“あること”に向き合うように・・・。

公式サイト:https://seishun-gestalt.jp/

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取材&文/東海林その子
撮影/米玉利朋子

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