森鴎外の豊かな知識は、何に支えられていたの?北原白秋、石川啄木などとの貴重なやりとりも… #Z世代Pick

めい(ガクラボ所属)

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こんにちは!リリースピッカーのめいです!歴史好き、本好きさん必見!特別展「本を捧ぐ―鴎外と献呈本」開催のお知らせです!

鴎外に贈られた本:当館所蔵の鴎外旧蔵書。文学のみならず、医学書、外国語の辞典など様々な本が鴎外に贈られた。

文京区立森鴎外記念館では2025年6月29日(日)まで、特別展「本を捧ぐ―鴎外と献呈本」を開催中。

鴎外の居宅・観潮楼(現・当館)は、妻・志げが「宅では本が箪笥を追い出します」とこぼすほど本が溢れていたそう(後藤末雄『鴎外先生を顧る』)。内容は文学、医学、哲学、歴史、自然科学、美術など多岐に渡り、鴎外が持つ豊かな知識はこの読書量に支えられていた。

蔵書には自ら買い求めた本以外に、鴎外に贈られた本—いわゆる献呈本も含まれている。北原白秋、木下杢太郎、石川啄木など若い文学者はそれぞれの著書に鴎外への敬慕をうかがわせる献辞を記し、評論家・内田魯庵や美術史家・大村西崖は鴎外が関心のある分野の本を贈った。そうした現存する本には、鴎外が読み大切に保管した痕跡が認められているそう。一方鴎外も、夏目漱石や与謝野寛・晶子など信頼のおける文学者に自著を贈り、家族にも本をプレゼントした。本の贈答は鴎外の若い頃から見られるが、活躍の場と人脈が広がると共に、その数も増えていった。

本展では、東京大学総合図書館の鴎外旧蔵書コレクション「鴎外文庫」を中心に鴎外に贈られた本を、そして鴎外日記や書簡をたよりに鴎外が贈った本を展覧している。蔵書を「最も大切にした」(森於菟『砂に書かれた記録』)という鴎外の、〈本〉をとおしてうかがえる幅広い人物交流の様をご覧ください。

開催概要

展覧会名:特別展「本を捧ぐ―鴎外と献呈本」

会 期:2025年4月12日(土)~6月29日(日) 計74日間

休 館 日 :4月22日(火)、5月26日(月)・27日(火)、6月23日(月)・24日(火)

開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分)

会 場:文京区立森鴎外記念館

観 覧 料 :一般600円 ※ 中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料

監 修:須田喜代次氏(大妻女子大学名誉教授、森鴎外記念会会長)

主 催:文京区立森鴎外記念館

出品協力:東京大学総合図書館、川島幸希氏、公益財団法人日本近代文学館、県立神奈川近代文学館

展示構成と主な展示資料

第一章 鴎外に贈られた本

鴎外への献辞や著者の署名などが確認できる献呈本を始めとした、約30冊の鴎外に贈られた本を紹介する。

ハンス・マイヤー『世界旅行記』1885年


ドイツ留学時代の友人で軍医のヴィルケより贈られた。見返しに「Mori Rintaro kunni teiju」とローマ字で記されている。

石川啄木『一握の砂』東雲堂書店 明治43年 東京大学総合図書館蔵


啄木の第一歌集。鷗外への献呈本には「森先生に捧ぐ 著者」と記されている。

第二章 鴎外が贈った本

鴎外が寄贈した自著や家族にプレゼントした本、鴎外が序文を寄せた本など、約10冊を展覧。その他、日記や書簡などの記録をたよりに、鴎外が贈った本を紹介する。

北原白秋訳『まざあ・ぐうす』アルス 大正10年


鴎外の次女・杏奴旧蔵。白秋による鴎外への献呈本に、鴎外が「アンヌに 森林太郎」と書き添えている。

夏目漱石筆 鴎外宛葉書 大正4年9月10日


鴎外が漱石に贈った詩歌集『沙羅の木』に対する礼状。

★展覧会初出展資料

鴎外『仮名遣意見』私家版 明治41年 川島幸希氏蔵
臨時仮名遣調査委員会での仮名遣い改定に対する鴎外の演説を速記させ、私家版として印刷したもの。発行部数不明。大正9年(庚申)、文学者・小島政二郎に「最後ノ一部」を贈った。署名の下は鴎外の花押。展覧会初出品。

関連事業
○展示関連講演会

・講演会1「献呈署名本の世界」

参加者限定配布の特別資料集を基に、鴎外及び同時代の近代作家の献呈署名本について

語り尽くす。

講師:川島 幸希 氏(秀明大学名誉学長、近代文学署名本コレクター)

日時:2025年5月17日(土)14時~15時30分

料金:無料(参加票と本展覧会観覧券(半券可)が必要)

・講演会2「鴎外献呈本に見る大逆事件」

東京大学総合図書館・鴎外文庫の献呈本に見える明星系詩歌人と大逆事件との関わりについて

紹介し、その意義を考える。

講師:坂井 修一 氏(東京大学副学長・附属図書館館長、歌人)

日時:2025年5月31日(土)14時~15時30分

料金:無料(参加票と本展覧会観覧券(半券可)が必要)

※講演会はいずれも定員50名、事前申込制。申込方法等詳細は、当館HPなどでお知らせします。

○ギャラリートーク

日時:5月21日(水)、6月18日(水)14時~(30分程度)

申込不要、要当日の展示観覧券

展覧会図録を発売します
展示資料の図版や解説、論考、コラム、本展で取り上げる人物相関図や関連年譜を収録した展覧会図録を、開幕日4月12日(土)より館内ショップにて販売する。通信販売にも対応している。

A4判・60頁(予定) 予価:税込880円 発行日:2025年4月12日(土)

森鴎外とは

1862(文久2)~1922(大正11)年。陸軍軍医、小説家、翻訳家、医学博士。本名・森林太郎。

現在の島根県鹿足郡津和野町に、津和野藩主・亀井家の典医を代々務めた森家の長男として生まれる。1872(明治5)年に10歳で上京。東京大学医学部を卒業後、陸軍軍医となる。1884(明治17)年、ドイツ留学。帰国後の1889(明治22)年に共訳詩集『於母影』を、翌年に小説『舞姫』を発表し文壇で名声を高めた。1907(明治40)年、陸軍軍医総監、陸軍省医務局長に就任。公務の傍ら、『青年』『雁』『山椒大夫』『高瀬舟』『渋江抽斎』などを執筆した。

文京区立森鴎外記念館とは

森鴎外が1892(明治25)年から没する1922(大正11)年までの30年間を過ごした、邸宅「観潮楼」跡地に建つ記念文学館。鴎外生誕150年目に当たる2012(平成24)年に開館した。敷地内には鴎外生前の風景を偲ばせる大イチョウ、庭石(通称「三人冗語の石」)、正門跡の敷石などが遺る。地下一階展示室で年間4回開催している企画展と、様々なイベントをとおして、鴎外の生涯や業績を顕彰している。

歴史に名が残る偉人たちも、かつては同じ悩みを抱えていた!? 中国人留学生の歴史が学べる『百年留学生記念館』に大学生ライターが行ってみた!

編集/めい(ガクラボメンバー)

めい(ガクラボ所属)

めい(ガクラボ所属)

商学部所属。主にマーケティングについて学んでいます。好きなことは漫画やアニメを見ることです。

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