聞き手を安心させる声の正体「倍音」とは?リラックスできる声を出すコツ『話し方に自信がもてる声の磨き方』#Z世代pickブック
こんにちは! Z世代ブックピッカー・現役大学生のまえれなです。
日常生活のなかで、誰かの声を聞いて「落ち着く」「リラックスできる」と感じることってありますよね。逆に、「相手にリラックスしてもらえる声」が出せるコツがあれば知りたいですよね。
今回は『話し方に自信がもてる声の磨き方』(かんき出版)より一部内容を抜粋してお届けします。
相手に安心感を与える声は、豊かな呼吸から生まれる?
「聞き手を安心させる声って、どうやったら出せますか?」
私が主宰している話し方の講座にいらした、ヨガ講師の女性からの質問です。
その方から、最近はヨガで誘導瞑想のようなことをするケースが多いとお聞きしました。
聞き手をゆったりとした瞑想状態へと導くためには、確かにリラックスした安心感のある声のガイドが必要です。
なぜなら、人間にはミラーニューロンという神経細胞があるため、たとえば呼吸の浅い苦しそうな声を耳にすると、聞き手にもその息苦しさが移ってしまうからです。
そんな声でガイドをされても、なんだか不安になってしまいますよね。
声で安心感を出すために必要なのは、豊かな呼吸です。
呼吸が豊かだと、喉も開きやすくなって、声のトーンも伸びやかになります。声に息苦しさがなくなるのです。
印象としては、ゆったりとした余裕がある雰囲気です。
呼吸が豊かになり、喉を開きやすくするためのコツは「あくび」です。
あくびをするときは喉が大きく開きますよね。
カウンセリングやセラピー、コーチングやコールセンターなど、対面や電話での仕事をされている方は、ぜひこのエクササイズを行ってからクライアントさんと接してあげてください。
声のトーンだけでも目の前にいる人を落ち着かせ、癒やすことができるようになります。
セラピーやリラクゼーションなどの仕事をされている方に、ぜひ知っておいていただきたいのが「倍音」についてです。
倍音とは、簡単に言えばいくつかの音が混じった複合音のこと。混じっている音同士の相性がよく、耳に安定した響きをもたらすのが倍音の特徴です。
たとえば、楽器の「ド」の音と、そのひとつ高い音階の「ド」は倍音関係です。同時に弾いても、耳に違和感なくすんなり響きますよね。
この倍音が多く含まれている音は、輪郭がはっきりしていて明るく、よく通る傾向があります。
そのため、人は倍音が多く含まれている声を好む傾向があるようです。
倍音が含まれた音を聞くと、聞き手の脳波には深い瞑想状態にあるときによく現れるシータ波が出やすいといわれています。つまり、非常にリラックスした状態で、うっとりとした状態に浸れるのです。
実は、 イルカの鳴き声には「高周波倍音」が含まれていて、実際に鳴き声を聞くと癒やされることがわかっています。
もちろん、人の声にも倍音が含まれています。
そうした人の声は、聞き手にホッとする安らぎをもたらしてくれます。声にたくさんの倍音が含まれているのは、芸能人でいうと、森本レオさんや玉置浩二さんの声です。どちらも温かくて安心感があり、いつまでも聞いていたくなるような声ですね。
倍音を意図的に声に含ませるには、吐く息の量を多くして、ちょっとため息のようにもとれる声を出すことがポイントです。
ぜひ試してみてくださいね。
Z世代ブックピッカーの書籍レビュー
人が倍音が多く含まれている声を好むということも始めて知り驚きました。また、確かに呼吸をゆっくりしながら話してみると、気持ちも落ち着き声も出しやすいと感じました。日常会話で呼吸まで意識したことがなかったので、積極的に息を吸ってから話してみようと思いました。
『話し方に自信がもてる声の磨き方』
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著者:村松由美子 発売:2021年9月6日 定価:1,540円 (税込み)
発行:かんき出版
詳細ページ:https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761275655/



























