「声」で得する人と損する人がいる、そもそもの要因は?『話し方に自信がもてる声の磨き方』#Z世代pickブック

ガクラボ学生ライター・まえれな

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こんにちは! Z世代ブックピッカー・現役大学生のまえれなです。

授業内のプレゼン、ゼミの発表、就活の面接…たとえ内容に自信がなくても(?!)できるなら「声」で得をしたいですよね。

今回は『話し方に自信がもてる声の磨き方』(かんき出版)より一部内容を抜粋してお届けします。

声で得する人、損する人

世の中には、声で得をする人と損をする人がいます。
この本を手に取ってくださったあなたなら、すでにそのことに、なんとなく気づいていますよね?
たとえば、社内の企画会議でのプレゼン。
Aさんの企画はいつものように、「いいね!」「面白いよ!」とあっさり通過。
なのに、B さんの企画は「う〜ん、もうひとつかな」「インパクトがねぇ」なんて言われて毎回没になる。
でも、プレゼンが終わってから改めて企画書を見てみると、書いてある内容はほとんど同じだったりします。こういうことって、けっこうありますよね。
AさんとBさんは、一体どこが違うのでしょう?

もうおわかりだと思いますが、あえて言わせていただきます。
そう、「声」です。
たいしたことを言っていないのに、妙に説得力があるように錯覚してしま
うのは、声がいいからです。
その人がどんな人なのか、その人が言っているのがどんなことなのか、その印象
を大きく左右するのは声なんです。
「どうしてあの人ばっかりいつもうまくいくんだろう?」
そういう人は、声で得をしているのです。

話の内容がいいだけでは伝わらない

そのことをよく表している、ある法則があります。
あなたは『人は見た目が9割』(新潮社)という、衝撃的なタイトルの本をご存じですか?

タイトルの「9割」という数字は、アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアン博士の研究をまとめた「メラビアンの
法則」によるものです。
この法則によると、話し手が聞き手に与える印象は、次の要素で決まるとされています。
実は、「見た目が9割」のうちの、約4割を「声」が占めています。
それほど声は人の印象を大きく左右するのです。
ちなみに、「言葉の内容」が聞き手に
及ぼす印象はたったの7%しかありません。

それもそのはず。
最近の報告によると、私たちの話し言葉のうち、「音声」は「言語」より先に脳の大脳辺縁系に到達することがわかりました。
どういうことかというと、先に入力された声の印象が、後から入力される言語の受け止め方に影響を与えるということなのです。
大脳辺縁系は、食欲・性欲・睡眠欲などの「本能」を司ります。さらに、入ってきた情報に対して「好き・嫌い」「快・不快」といった感情のレッテルを貼ります。
たとえば、入ってきた音声に対して、大脳辺縁系が「わぁ、よく響くいい声だなぁ」という「好き/快」のレッテルを貼ると、聞き手の脳内では快楽物質ドーパミンなどのホルモンが分泌されます。
そのため、聞き手はうっとりした気持ちになり、「この人の言うことを聞いているとワクワクするな~。ということは、きっと面白い話をしているに違いない!」と認識します。

逆に、入ってきた音声に対して「うーん、聞きづらい。嫌な声だなぁ……」という「嫌い/不快」のレッテルを貼ると、聞き手の脳内では怒りのホルモンであるノルアドレナリンが分泌されます。
そのため、「聞いているとイライラする。ということは、つまらない話なんだろうな」と認識します。
つまり、声によって聞き手に与える感情や、話の内容の受け止め方まで変えてしまうのです。
「じゃあ、どんなに会議やプレゼンの資料をしっかり作成しても、声が悪いと内容はほとんど伝わらないってこと?」
はい、そうなんです……。
ショックですよね。

✅続きは書籍で…

Z世代ブックピッカーの書籍レビュー

授業内でのプレゼンやゼミでの発表での経験から、声によって話し手の印象が変わるということにとても共感しました。私はプレゼンをする際、声のトーンの強弱を意識しているので、聞き手が理解しやすいような工夫をすることが大事なのではないかと感じました。

話し方に自信がもてる声の磨き方

「声は生まれつきのもの」と諦めていませんか?講師業、司会者、アナウンサー、ナレーター、役者、歌手、ヴォイストレーナーも習っている、今日から変われる「とっておきのコツ」。

プレゼン、スピーチ、営業、接客、オンライン、初対面、就活…自分の「本当の声」が出るようになると、性格が前向きになるのはもちろん、自然に周りの人から信頼されるように?!

500社超の企業で研修講師を務め、主にヴォイス・プレゼンテーション・コミュニケーション・メンタルを軸にさまざまな分野のセミナー・研修を行っている著者が伝える 相手の心を震わせ、強烈に惹きつける「声」の磨き方とは…?


著者:村松由美子 発売:2021年9月6日  定価:1,540円 (税込み)
発行:かんき出版
詳細ページ:
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/9784761275655/

ガクラボ学生ライター・まえれな

ガクラボ学生ライター・まえれな

現在慶應義塾大学3年生です。大学では計量経済学のゼミに所属し、社会問題を統計学と経済学の両側面から学習しています。また、大学から始めたアコースティックギターのサークルに所属しており日々楽しく練習しています。

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