高橋李依「自分なりの好きな言葉を扱えるように今のうちからSNSでも言葉を選んで」#学生の君に伝えたい3つのこと

編集部:あこ

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高橋李依が<学生の君に伝えたい3つのこと>

人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

今回は10月25日に公開される劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』に出演された高橋李依さんが登場。お仕事や日々の中で感じることから素敵なアドバイスをくれました。

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学生の君に伝えたい3つのこと

高橋李依が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.自分なりの言葉を学生のうちに探して

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

声優をやっていて日本語を取り扱うことやその奥ゆかしさを考えることがあるんですけど、日本で育ったからといって、日本語を話せているわけではないんだな、母国語だから日本語がうまいとは限らないんだと思っていて。なので、「ヤバい」「すごい」で終わらせない、自分なりの言葉を学生のうちに探しておくというのはトレーニングになるなと思います
それこそオタクをやっていると、「ヤバ……」「エモ……」のひと言で終わっちゃうんですよ(笑)。でもそれは先々で後悔するというか、自分なりに気持ちをアウトプットしたいのに言葉が追いつかない苦しさって、いつまで経っても身近について回るような気がして。職業によるとは思うんですけど、社会人になったときに、自分のやっている案件や共有するべきことの説明が思うように出てこなかったり、褒めるにしても、ありきたりな言葉選びになって嘘っぽく聞こえてしまったり。それではすごくもったいないので、自分なりの好きな言葉を扱えるように、今のうちからSNSでも言葉を選んでいくといいと思います。

――高橋さんが言葉に触れたり、扱う上で意識されていることはありますか?

学生の頃にたくさんの本を読んできたわけではなかったんですけど、声優を目指し始めたときに父が「教養として読んだほうがいい」と言って純文学の本をごっそり買ってくれたことがあって。ただ昔なりの言い回しも多いのでそれは知識として知っておきつつ、一番自分の力になっていると思うことは、素敵だなと思う人と喋ることとか、前を向いている人や何かを目指している人、話が合うなと思う人の素敵だなと思った言い回しを覚えておくことです。最近素敵だなと思ったのが、相手と喋るタイミングが一緒になってしまったときに「今日、息合うね」と言ってくれた方がいて、素敵な言い回し! と思って。こういうとき、相手の空気を読めなかったかな? と後悔したり、あまりにも被ってしまうと、自分ばっかり生き急いでしまったかな?と凹んじゃうほうだったんですけど、そう言ってもらえることで、タイミングが被るのを恐れなくなり、会話もスムーズに進んだんですよ。そういう嬉しいと思った言葉や、こういうときにはこう言い換えるんだと思った言葉をストックしておくのはいいんじゃないかなと思います。

2.時間があるうちに長いシリーズの作品を観ておく

――学生のうちに見たり、聞いたりしておいたらいいと思うものは?

学生時代に観ていたものって吸収力が半端ないなと思っていて、大人になってバタバタと見た1クールのアニメより、学生時代に観たアニメのほうが「それって、◯話のあれでしょ」と覚えていられるような気がするんですよ。なので、時間があるうちに長いシリーズの作品を観ておくのがいいんだろうなという、オタクとしてのアドバイスです(笑)。何編にも渡っているシリーズものや、小説もコミカライズもある作品は時間のあるときに観始めておくと、オタクの教養としてもすごくタメになるし(笑)、今だと『新世紀エヴァンゲリオン』や『ドラゴンボール』とかは、オタクの先輩たちが結構みなさん通っているじゃないですか。私が声優になって2年目の頃、ラジオ番組で観ておいたほうがいいおすすめのアニメを紹介してもらうコーナーを作ってもらったことがあったんです。そこで『少女革命ウテナ』や『アイドルマスター』とかを教えてもらえたおかげで、かなり『それ観てる!それ通ってる!』と話せるようにもなれたので、そういう作品を学生のうちに観ておくのはおすすめですね。

3.当たり前のようにそばにいるその子を大切にしてほしい

――これまで経験した中でやっておいてよかったなと思うことは?

コロナになったタイミングから4、5年会ってなかった親友がいて、私は大切に思っているけど、さすがに5年連絡しないのはちょっと空きすぎかなと思って、先日連絡して一緒にごはんに行ったら「やっぱり一番の親友だ」と思ったんです。学校ってめちゃくちゃたくさんの人がいて、その中で誰かと仲良くなれるって、それだけで既にたくさんの分母の中から選ばれたひとり。社会人になると新規の出会いって自分から動かないと増えなかったりするので、たくさんの人の中から仲良くなった、当たり前のようにそばにいるその子を本当に大切にしてほしいなと思います。

こんなに似ている名前は初めてですごくドキドキした

――高橋さんが出演された劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』が10月25日に全国公開されます。実写映画やドラマが長く愛されている作品ですが、もともとご存知でしたか?

タイトルだけ知っていて、ドラマもやっていたことが記憶に残っているくらいの距離感だったので、私よりも親世代の方がしっかり把握しているという感じで。今作に出ることを親に伝えたときも、やはり喜んでくれていましたね。

――作品について、高橋さんはどういうところに魅力を感じましたか?

一言で振り返ると「青春だったね」とすごくシンプルな言葉にはなってしまうんですけど、学生時代に抱いていたちょっとした出来事での浮かれ方や落ち込み方、会話のひとつひとつ、出来事のひとつひとつの全部が地続きになっていて。そういうものが丁寧に詰み重ねられていくところが、特に好きなところですね。ボートに真剣な姿も描かれているんですけど、それ以上にボートに触れているこの年頃の少女たちが描かれているところも、かなり大事な要素だなと思っています。

――高橋さんが演じた梨衣奈への印象や、ご自身と似ていると感じたことを教えてください。

まずは名前です(笑)。こんなに似ている名前は初めてですごくドキドキしましたし、埼玉県出身というのもびっくりして、正直当て書きかなと思っちゃいました。でもそんなことはなくて、先日の舞台挨拶で監督から偶然だったというお話を聞けてすごくホッとしたんです。全国の高橋さんがどう思うかは分からないですが、私の個人的な感覚で、同じ名字の人たちって、らしさみたいな共通の何かがあるような気がして、高橋には高橋らしい人生があるんじゃないかというか(笑)。高橋をやっていると、なんだかリーの性格がすごく馴染むんですよね。リーは、やはり高橋っぽいです。親近感がすごくありましたね。今作は台本上での動きは決まっているんですけど、さらに個性を演出していく部分は役者にも任せてくれる現場だったので、リーってこうなんじゃないかという私からの空気感作りも混ぜ込ませていただいて、一緒に歩んでいきました。

――演じる上で意識されたことはありますか?

リーという人間性を作っていくにあたって、〇〇すぎるということをしてしまうとキャラクターがウザくなってしまうところがあったので、例えば甘えんぼすぎる、泣き虫すぎる、意見をはっきり言いすぎる、気を使いすぎるとか、個性だからと言ってギアを上げすぎないところはすごく意識していて。ちょうどよく、いわゆるムードメーカーというプラスなポジションで収まる範囲を心がけています

――その加減というのは演じながら見つけていくものなのでしょうか。

そうですね。台本を読みながらムードメーカーというところを一遍だけでとらえないようにと思っていたんですけど、先に(伊藤美来さん演じる)ヒメ、(鬼頭明里さん演じる)ダッコ、(長谷川育美さん演じる)イモッチの収録が済んでいたのと、悦ネエ(を演じた雨宮天さん)と一緒に収録をすることができたのもあって、その5人の棲み分けみたいなところを現場で教えていただいて、どのキャラクターとも会話ができる真ん中の温度感みたいなところを考えていきました。

やりたいことを見つけたら行動するタイプだった

――演じたり、完成作をご覧になった中で自分の学生時代を思い出されたり、重ねる部分はありましたか?

私もやりたいことを見つけたら行動するタイプだったので、この作品の中でリーが「ボート部ないの? でもやりたいんだよな……どうしよう!」と動き出す感じはすごくわかります。私は放送部に入っていて、合宿をしたかったけど伝統的にはなかったので、先生を説得して集団で泊まれるところを調べて、みんなで合宿に行きましたね。それが意味のある合宿だったかはわからないですけど、ラジオドラマの音素材になる自然音を録ったり、私はアナウンス部門だったので朝起きて山に向かって発声練習をしたのが超気持ちよくて(笑)。行けてよかったなと思いますね。

――学生時代に熱中していたものというと、やはり部活ですか?

そうですね、部活と文化祭が大好きでした。軽音楽部も兼部していて、ギター部という名前だったんですけど、ドラマーの子もいたので私は軽音楽部だと思っていて(笑)。そういうみんなで集まって何かすることに大きなときめきや楽しさを感じるタイプなので、リーがひとりでやる競技を選ばなかったのも感覚的に分かるんですよね。今のこのアニメを作るという仕事もみんなでやることなので、私はずっと一貫して、好きなことをみんなと一緒に追いかけたい人生なんだなと思います

高橋李依さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

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PROFILE

高橋李依

2月27日生まれ、埼玉県出身。主な出演作は、TVアニメ「【推しの子】」(アイ役)、「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」(神谷薫役)、「魔法つかいプリキュア!」(朝日奈みらい/キュアミラクル役)、「Re:ゼロから始める異世界生活」(エミリア役)、「からかい上手の高木さん」(高木さん役)などがある。

劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』10月25日(金)全国公開

学校をあげてボートのクラスマッチを行っている三津東高校。誰もが全力で競技に挑む中、2年生の村上悦子はひとり醒めた表情だ。才能もないのに頑張ったって仕方ない……そう気づいてからの悦子は、勝負をあきらめてばかりいる。そんなある日、悦子のクラスに高橋梨衣奈という転入生がやってきた。クラスマッチのボートに感動した梨衣奈は、悦子と幼なじみの佐伯姫を巻き込み、廃部状態だったボート部の復活に奔走する。同学年の兵頭妙子と井本真優美が入部し5人になると、名義貸しのつもりだった悦子も渋々、初の大会に出場することに。試合当日、理想と現実の差に打ちのめされてしまった悦子たち。全員がゴールをあきらめかけた瞬間、悦子がオールを再び握りしめる。 「私、もっと上手くなりたい」という悦子の言葉で、5人の気持ちはひとつになるーー! 眩しい水しぶきと真直ぐな思いがあなたの背中を押す

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取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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