内定解体新書for凡人学生(4)『「就活は運・縁☆」って方法論を確立できなかっただけやろ~前編~』
「内定者」は、「既に就活を終了した人」であり、一人の体験談としての成功事例は持っていますが、それは受け手が注意してうまく活用しなければなりません。
■そもそも内定者とアナタは違う人間
就活はそれまでの人生で積み上げたステータスが大きく関わるとされています。
凡人学生西日本選抜の強化選手だった僕としては真っ向から否定したいところです(拙作ではそういった一般的な就活本が触れられない部分に切り込んだためにウケました)。
しかし、仮に「就活はステータスで決まる」が事実であるなら
同じことをやってて内定がでる保障ないじゃん!
ということになります。だって違う人ですから、持っているステータスに差があります。
何なら凡人学生の未来は決まっていますよね。暗い方向で。
その内定者たちが実は留学経験豊富で、体育会系出身で、なんかすごい学生団体を運営していたらどうですか(僕は彼らを有能学生と呼んでいます)。
僕ならまともに話を聞きません。
自分のステータスだけで内定をとることは、実際に不可能ではありません。資格や実績は人事や面接官に対する、能力を証明する直接的な「安心感」だからです。
しかし、凡人学生の実績、それこそ「ふつうの経験」を武器に同じ方法をとったら、高確率で死にます。
■「運」だの「縁」だの言う人は方法論を持っていない
大真面目な顔をして「やっぱり就活って運(縁)だよね!」というキラキラ女子を見つけたら、僕はものすごい遠くの陰から「ウソツケー」とやじを飛ばすことにしています。
(女子が怖い系コミュ障なもので……)
思うんですよ。それだけの話なら、わざわざ人前で話さないでよと。
要は運任せですからね。
就活には確かにめぐり合わせの問題を完全に否定することはでいませんが、そういう部分を織り込んだうえで戦略的・理論的に挑むからこそ他人より高確率で結果を残せるわけです。
結論として、これを解体すると
運だの縁だの言う内定者は方法論を確立しないまま就活を終えてしまっただけ
です。
つまり、凡人学生に必要なのは、できるだけ早い段階で「内定に到達する方法論を確立すること」です。
どうするか。後編に続きます。
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「凡人内定戦略~自己PRするネタがない就活を複数内定で終わらせるために~」(KADOKAWA)
「凡人面接戦略~「学生時代に頑張ったことは?」に答えられない就活を複数内定で終わらせるために~」(KADOKAWA)
「就活あるある~内定する人しない人~」(主婦と生活社)