仕事で大切なことは「スピード感」と「コミュニケーション能力」 エバラ食品でバイヤーへの商品の提案を行っている先輩社員に、仕事や会社の魅力を聞いてみた。【エバラ食品】

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「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。

今回は、「黄金の味」や「プチッと鍋」でお馴染みの【エバラ食品】で働く先輩社会人にインタビュー。東京支店 家庭用商品課でバイヤーへの商品の提案を行っている先輩社員に、仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!

プロフィール:平井 優貴さん
2020年度入社

家庭用営業として、各スーパーへエバラ商品を並べてもらう提案を行っている。食品問屋、バイヤーへの提案を中心に、企画立案やマーケティング分析、試食調理や売場づくりのサポートなど、業務は多岐にわたる。
社会人編

――自己紹介をお願いします

エバラ食品の平井 優貴(ひらい ゆうき)と申します。東京支店 家庭用商品課で、食品問屋さんを中心に量販店のバイヤーへ商品の提案を行い、最終的にスーパーに商品が陳列されるまでの一連の流れのフォローを行っています。

――大まかな1日のスケジュールを教えてください

商談がある場合のスケジュールをお話させていただきます。9時に出社しバイヤー様に提案する際に使う試食の調理を行います。その後、商談先へ車で移動し、資料を見せたり、食材の提供を行ったりしながら、エバラ食品の商品をスーパーに並べてもらえるように商談をします。商談が終わった後は、昼食をとって会社に戻り、上司への商談の結果報告や内勤業務を行います。そして17時30分に退勤するというのが1日の大まかなスケジュールとなっています。

――社内の雰囲気とエバラ食品の魅力について教えてください

エバラ食品の行動指針の一つである「冒険、反論、失敗の自由」をモットーに、色々なことに恐れずチャレンジしていこうという精神が強い会社です。分からないことを遠慮なく聞ける環境があることがエバラ食品の魅力だと思っています。

――仕事のやりがい・モチベーション・面白いと思う部分はなんでしょうか?

担当先のスーパーに自分が実際に提案した商品が陳列されている時に喜びを感じるので、それがモチベーションになっています。皆さんがお気に入りの商品や、好きなアイドル等の関連商品が並んでいるのをみた時に嬉しい!と感じるように、実際に自分自身で提案して、販売までできることが営業の1番のやりがいだと思っています。

――ワークライフバランスで苦労したことはありますか?

子どもが生まれたタイミングで育休を取得しました。特に苦労したという話はありませんが、会社の制度を活用して上手く仕事と家庭とのバランスをとることができています。

――働く中で難しいと思ったことはありますか?また、それをどうやって乗り越えましたか?

私は2020年度のコロナ禍での入社だったのですが、感染症対策の観点から、試食を持ってこないで欲しいというバイヤー様の要望がありました。その期間は、実際に食べてもらうことができず、食品メーカーとしては商談が進めにくかったと感じました。その対策として、社内での資料の共有やロールプレイングを行うことによって、試食がなくてもバイヤーとしっかりコミュニケーションを取れるような環境づくりをして乗り越えることができました。

――ロールプレイングは具体的にどのようなことをしたのですか?

商談の実際の現場をシミュレーションし、社内で調整を行います。バイヤー役、問屋役、セールス役に分かれていて、私はセールスとしてロールプレイングを行いました。バイヤー役、問屋役は営業経験が豊富なベテラン社員の方が担当し、どういう部分が良かったか、悪かったかを指摘してもらいながら実施するような流れです。

――業務において求められるスキルはどのようなスキルでしょうか?

「スピード感」と「コミュニケーション能力」だと思っています。入社前までは色々なサービスを受ける時に、対応が遅い、連絡が取りづらいといったお客さまの立場でのモヤモヤを感じることがありました。自分が商品を売る側の立場になった時に、そういったお客さまがモヤモヤする部分を円滑にしないと、営業として信頼が獲得できないと思うことが多々あったので、1番重要だと思っています。

――現在課題に感じていることや今後のキャリアパスはありますか?

昨今の市場の流れとしては、値上げが続いていて、中々お客様に手にとっていただけない状況が各社続いていると思います。そのような中で営業活動を行うには、「オリジナリティのある提案」が今後必要になってくると個人的には感じています。
しばらくは営業業務を続けて営業力や提案力を強化し、将来的には日々変わっていく市場環境の中で市場にマッチした営業活動を支援したいと考えています。

――「オリジナリティのある提案」とは具体的にどのようなものでしょうか?

例えば弊社の「黄金の味」という商品は、バーベキューや焼肉のイメージが強いと思います。そこに加えて、野菜炒めや唐揚げの下味等の汎用メニューの調味料としても使うことができる商品となっています。お客様に定着している焼肉以外の使い方をしっかりと説明することが、値上げが続く中でも「価値」を感じてもらえる提案だと思います。

学生時代編

――平井さんはどんな学生時代を過ごしていましたか?

スカッシュサークルに所属していました。中学生、高校生の時は卓球部に所属していたのですが、やり切った感じがしたのと、スカッシュサークルから勧誘を受けた時に面白そうと思ったので始めることにしました。スカッシュは部屋の中で壁打ちをするスポーツで、私は部長をやっていました。スーパーや塾などでアルバイトもしていました。

――部長をやっていて苦労したことはなんでしょうか?

100人規模のサークルでしたので、名簿の管理や試合の運営などの調整部分が大変でした。

――アルバイトでの苦労はありますか?

スーパーのアルバイトで、商品の陳列を行っていたのですが、陳列する際にお客様の目に留まるような売場づくりを意識しなければならないところが大変でした。アルバイトをする前は商品を並べるだけで良いのかと思っていましたが、実際にやってみると奥が深かったです。お客様が高齢者の方だったら、売りたい商品を高齢者の目線の高さに持っていくなどの工夫をしました。

――アルバイトやサークルを通じて、仕事で役に立っていると感じる学生時代の経験はありますか?

先ほど、業務において求められるスキルの所で「スピード感」と「コミュニケーション能力」が大切だと伝えさせてもらいました。そこに関係する部分なのですが、営業を行う際、売り場に商品を陳列していただくまでの一連の流れの中で、お客様に対してコミュニケーションをしっかりととっていかなければいけない場合が多くあります。大学生時代は100人規模のサークルで様々な人とコミュニケーションをとる機会や、社会人の方と試合をする機会もあったので、コミュニケーションをとったり調整を行ったりする能力は今の仕事に役立っていると感じています。

――今の会社を選んだ理由・決め手を教えてください。

エバラ食品は、焼肉やすき焼きなどのご馳走メニュー関連の商品も販売しています。スーパーでアルバイトをしていた時に「今日うちで焼肉やるんだよね!楽しみ!」といったような会話をする機会があり、面白いと感じたのがきっかけです。食品メーカーを中心に選考を受けていたのですが、エバラ食品の社員との座談会で、人とのコミュニケーションを大切にしていて温かみのある会社だなと思ったのが決め手になりました。

――温かいと感じたエピソードはありますか?

私は風邪を引いて内定式に行けなかったのですが、電話で体調を気遣っていただきました。商品のサンプルをくださって、「こういう料理に使えるから試してみてね」といったやりとりもありました。この時に、一人一人のことをしっかりみてくれていると感じました。

――就職活動をしてみて、就活前にやった方が良いと思うことはありますか?

面接は緊張して言葉が出てこなくなってしまう人が多いと思います。ほとんどの人が予想する質問に対しての答えを準備して行くと思いますが、その答えに対して、「なんで?」とどんどん深掘りしていって理由を明確にすることが大事だと感じています。自己分析も大事ですが、「自分がどういう人間なのか」よりも「これからどうしたいのか」という熱意が大事なのだと入社してから実感しました。

――就活の際に何をご自身のガクチカにしましたか?

消費者目線で売り場づくりをすることの大切さを学べたので、スーパーのアルバイトの経験を中心に話しました。一般的にアルバイトをする際は指示待ちになりやすいですが、私はチーフの方に売り上げのデータを見せてもらって、定番商品の売り上げ等を教えてもらいながら知見を深めていきました。消費者目線に立ち、主体的に取り組んだことが自分のガクチカだと思っています。

――最後に学生へのメッセージをお願いします。

大学生活は一度きりですので、楽しく4年間を過ごしていただいて、その中で発見した自分の強みなどをもとに就職活動に臨んでいただければなと思います。みなさんとお仕事できる機会があれば嬉しく思います。


取材:蒲生杏奈/櫻井奏音
執筆:亀谷凪沙
編集:学生の窓口編集部
取材協力:エバラ食品

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活字中毒の中年編集者です。暇さえあれば本やウェブコンテンツを読み漁っています。 文章や言葉で読者を楽しませたり、悩みに寄り添い勇気づけられるよう、日々悪戦苦闘しながら言葉を紡いでいます。

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