あらゆる子どもたちの好奇心を育むために! ソニーグループで子供向け教育支援に携わる先輩社員に、仕事や会社の魅力を聞いてみた。

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「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。

今回は、持続可能な社会と環境のための取り組みを行う【ソニーグループ】で働く先輩社会人にインタビュー。
サステナビリティや環境活動への取り組みを社内外に伝える業務を担う先輩社員に、仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!

プロフィール:山本 理恵子さん
2019年入社

ソニーグループのサステナビリティへの取り組みを社内外に伝えるコミュニケーションの仕事や、子ども向けの教育支援などを担当。
社会人編

――自己紹介をお願いいたします。

ソニーグループ株式会社のサステナビリティ推進部 CSRグループで働いています、山本 理恵子です。

――具体的なお仕事内容を教えてください。

今は教育支援活動と、サステナビリティの取り組みを社内外に伝えるコミュニケーションのお仕事、この二つを主に行っています。
ソニーでは、あらゆる子どもたちの好奇心を育むことを目的に、「CurioStep with Sony(キュリオステップ)」という教育プログラムを展開しています。私はこのプログラムの担当をしており、ソニー製品を分解するワークショップ、プログラミングのワークショップ、ヘッドホンやスピーカーを工作する科学工作のワークショップ、最近では生物多様性について学ぶ、環境をテーマとしたワークショップなど、ソニーの製品や技術を活用した様々なワークショップを、主に小学生のお子様向けに実施しています。

コミュニケーションのお仕事では、ソニーがサステナビリティについて、どのような取り組みをしているのかを社内外に発信するお仕事をしています。

教育支援を例に具体的なお仕事をお話すると、社外に対しては、ウェブサイトの制作やプレスリリースの発信、SNSの活用によって、ワークショップの参加者募集やプログラムの情報発信を行っています。

社内に対しては、ワークショップのお手伝いをしてくれる社員ボランティアの募集や、取り組みの内容をイントラネットやメールなどでお知らせもしています。

――様々なお仕事をしている中で、印象に残ったお仕事があれば教えてください。

ワークショップを開催すると、子どもたちと直接触れ合うことができるのですが、長い時間をかけて考え、用意してきたプログラムを、キラキラした目で楽しそうに参加いただいている様子を見ると、本当に毎回嬉しく思いますね。

子どもたちに自分の好きなことや、楽しいと思えることを見つけてほしいという想いで開催していますので、「もっと知りたい」という声をワークショップ中にいただくと、本当にやりがいを感じます。なので、ワークショップの本番がいつも印象に残るお仕事かなと思います。

――難しいなと感じることがあれば教えてください。

サステナビリティのお仕事は正解がないというか、「去年より売り上げが増えた」のような分かりやすいゴールがないお仕事なので、その点は難しいなと感じます。
ただ、ソニーとして何を目指すべきなのか、一からチームで話し合って考えていけるところは、難しさもある一方で面白い部分なのかなと感じています。

――業務に求められるスキルや、向いている人の特徴があれば教えてください。

自分の興味と仕事の内容が合致しているかどうかは、一つの大切なポイントだと思います。その点、コミュニケーションを行う仕事なので、やはり人とコミュニケーションを取ることが好きかどうかは重要な点だと思います。また、文章を書く機会も多いので、文章を書くことが好きな人も向いているかもしれません。

ただ、ソニーは多様性を非常に大切にしていて、サステナビリティ推進部にも興味も得意なこともそれぞれ違った、異なる強みや特徴を持った人がいるので、特に「こういう人が向いている」ということはないかなと思います。

――ソニーの働きやすいと感じるところを教えてください。

テレワーク制度を2008年から導入するなど、多様な働き方ができる環境が整っていると思います。コロナ禍からはコアタイムもなくなり、時差出勤がしやすくなりました。私もチームの他のメンバーも、オフィスに出社したり、家から仕事をしたり、それぞれのライフスタイルに合わせて柔軟に働いています。

――お仕事のマイルールを教えてください。

自分が楽しいと思えることは大切にしたい!と思っています。今のお仕事がすごく楽しくて面白いなと感じながら仕事をしていて、それがとても幸せなことだなと思っているので、その気持ちは大切にしたいです。

――具体的にどんな場面で面白さや楽しさを感じますか?

様々なワークショップを企画する中で、私もまだ知らないようなソニーの製品・サービスや技術に出会うことができたり、それらをワークショップにできないかと仲間と一緒に考えたりすることがあります。ワークショップをつくる過程で、製品・サービスや技術を扱っている部署の方と話をする時、私自身が非常にワクワクして楽しいなと感じています。

プロジェクターの分解を行うワークショップの際には、普段の生活においてあまり気にすることのないプロジェクターの中身について子どもたちと一緒に学ぶことができました。また、プロジェクターの開発や製造に携わっていた技術者がスタッフとなって、とても楽しそうに子どもたちに分解を指導している様子を見ると嬉しくなります。

科学の原理が身の回りの製品に使われていることを子どもにも知ってもらい、またそれを喜んでもらえることが、楽しいですし面白いと思っています。

――ソニーならではの強みはどんなところにあると思いますか?

例えば、「こういうワークショップがしたい」、「こういうコミュニケーションをしてみたい」と考えた時に、それを実現するための技術や人材が豊富に社内にあることかなと思います。

ソニーはエレクトロニクス、音楽、アニメ、映画、ゲームなど、本当に幅広いアイデアの種になるコンテンツがあって、すぐに担当者に話を聞きに行ける環境が整っているので、そこがソニーの強みだと思います。

――社内の雰囲気を教えてください。

明るくて楽しくて、優しい人がすごく多いという印象です。入社した当初からずっと暖かい雰囲気で居心地が良いですね。
職場のみんなとランチに行く時間もすごく楽しいですし、それが楽しみで会社に行く部分もあります。

学生時代編

――どんな学生時代を過ごしてきたのか教えてください。

大学では社会学を専攻しており、メディアや報道などのコミュニケーションを勉強していました。実際に新聞社やテレビ局、広告会社などで働く社会人の方が講師をしている授業によく参加していました。他には社会心理学のゼミに所属していて、SNSを使う人の心理を研究していました。

――学生時代、一番頑張ったことを教えてください。

大学新聞を発行する新聞サークルに所属していて、取材に行って記事を書いたり、レイアウトや校閲まで行い完成した新聞を配布したりしていました。また、出版社でアルバイトをしていて、取材に同行させていただいて一緒にお話を伺ったり、音源の文字起こしをしたり、体力の限界までいつも何かをしていた学生時代でしたね。勉強に限らず、遊びもアルバイトもサークルも、本当に目一杯満喫していました。

――学生時代の経験が今のお仕事に役立っていると感じることはありますか?

ウェブサイトを制作したり、プレスリリースを発信したりする際、文章を書いて確認する作業が多いのですが、新聞サークルでの経験が今も生きていると思います。
また、メディアの方に取材に来ていただくために情報発信をするのですが、出版社でアルバイトをしていた際に、メディアが企業の発信情報をどのように受け取っているのかを見ることができた経験も、役に立っているなと思います。

――ソニーに入社を決めた理由を教えてください。

就職活動の時、どういう仕事が向いていて、何がしたいのかよくわからなくなってしまって。新聞社の方にお話を聞いたり、出版社でアルバイトをしたり、具体的にお仕事を知れば知るほど、本当に自分にできるのかな、これがやりたかったことなのかなと疑問に感じてきてしまいました。

結局、就職活動の時は業界を絞らず、少しでも興味のある会社を全部受けていました。

小さい頃からウォークマン®がすごく好きで、最初に自分でお金を出して買った家電もウォークマンでした。ずっと愛用しているので、なんとなくソニーという会社に興味が湧いたんです。最初はそのくらいのきっかけでした。

実際に面接に進んだ際に、面接官の方が私の話にすごく興味を持って話を聞いてくれ、その暖かい面接がすごく新鮮に感じて。きっとこの会社はいい会社なんだろうと直感しました。その後、ソニーという会社を調べれば調べるほど、入社したら「こんなこともできるかな」とすごくワクワクできたので、最終的にソニーに入ろうと決めました。

――最後に学生へメッセージをお願いします。

勉強や就活、アルバイトと、日々いろいろなことに追われて大変な毎日だと思いますが、体力と自由な時間があることが大学生の何よりの強みかなと、社会人になって改めて実感します。興味のあることや、ワクワクすることにはどんどんチャレンジしていただきたいなと思います。


取材:清水 碧
編集:学生の窓口編集部
取材協力:ソニーグループ

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活字中毒の中年編集者です。暇さえあれば本やウェブコンテンツを読み漁っています。 文章や言葉で読者を楽しませたり、悩みに寄り添い勇気づけられるよう、日々悪戦苦闘しながら言葉を紡いでいます。

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