内山昂輝「自分を最優先に自分のやりたいことや楽しいことと向き合う」#18歳のころ

編集部:あこ

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著名人の方々に、自身の18歳のころを振り返っていただく連載企画“18歳のころ”。大人と子供の狭間でもある18歳は、未成年から成年年齢に変わる歳でもあり、多くの人が高校を卒業して新しい道を歩むタイミングでもあります。憧れのあの人の18歳のころを知ることで、これからの人生を送る上でのヒントを見つけられるかもしれません。

人気マンガを原作に、2021年に放送されたアニメ『ホリミヤ』。2023年7月1日(土)からは前作で描かれなかった原作のエピソードをアニメ化した『ホリミヤ-piece-』が放送中です。今回は主人公のひとり・宮村伊澄を演じる内山昂輝さんに、18歳の思い出を振り返っていただきました。

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学生の君に伝えたい3つのこと

声優・内山昂輝の18歳のころ

自分を最優先に自分のやりたいことや楽しいことと向き合って

――18歳の頃を振り返って、印象的なことはありますか?

大学に通いつつ、そんなに忙しかったわけじゃないですけど声の仕事もしていて、2足のわらじという感じでしたね。

――大学が始まったときは、新生活という感じはありましたか?

実家暮らしだったんで、学校が新しくなったというくらいでしたね。大学生になると時間割を自分で組み立てるじゃないですか。それが最初難しくて、ただ単に「あ、これ面白そうだな」「これが楽らしいぞ」みたいな情報をもとに選んでいったら空きコマがどんどん発生していって(笑)、その時間をどう過ごすかがすごく難しかったですね。90分とか、下手したら180分くらい空くので、ごはんを食べてもすぐに終わっちゃって、キャンパスにあった図書館にはよく行っていました。1階の雑誌コーナーにある雑誌を片っ端から読んだり、興味のある映画の本を読んだりしていましたね。

――人によっては朝だったり、ある曜日にまとめて時間割を組む方もいますよね。

僕は1・2限に必修がなかったので、午後の3限からしか行ってなかったですね。ただ闇雲に講義を取った結果、夜遅くまでキャンパスにいることはありました。

――環境が変化して、新たに人間関係を作る苦労はありましたか?

大学では知り合いが全然できなかったですね。僕は早稲田大学だったんですけど、あそこはマンモス校なので、クラスよりもサークルで友だちを作ることが多いんです。でも僕はサークルを全然やっていなかったので、ゼミが始まってやっと知り合いが増えたという感じでした。

――内山さんは20歳で成人したときに、大人になったなと感じたことはありましたか?

大学2年生のときは、特に何にも変わらなかったですね。

――ではこれまでで大人になったなと感じた瞬間はありますか?

自分で家賃や税金を払うとか、そういうことですかね。生活費を稼ぐとか生きるために働くというのは大人になったなというイメージがあります。「家賃か……」みたいな(笑)。

――18歳の読者へエールをお願いします!

自分の好きなことを突き詰めたり、趣味を追求するのはいいことだと思います。大人になって仕事があると、仕事のためにやることがどんどん増えていっちゃうので、10代は自分を最優先するべきというか、自分のやりたいことや楽しいことと向き合っていくといいと思います。そして『ホリミヤ』で僕が演じた宮村は、周りの人との繋がりによってポジティブな変化をしていったので、現実の人間関係全てがそうやっていい方向に進むとは限りませんけど、仲のいい友だちがいるならばそういう繋がりを大切にしてもらいたいですね。

『ホリミヤ -piece-』はホリミヤの世界観を楽しめることが魅力

――アニメ『ホリミヤ -piece-』についてもお話を伺わせてください。前期で描かれなかった原作のエピソードを描く新作というのはめずらしい形ですが、内山さんは『ホリミヤ』のどういうところに魅力を感じていますか?

前作は宮村の変化がお話の主軸のひとつで、髪型の変化もあったし、堀さんと出会って交際に至るというドラマが大きかったんですけど、今作はまた毛色が違って、世界観を楽しめること自体が魅力かなと思っていて。その世界観がどんなものかというと、主に彼らの学校生活になるんですが、独特な癖を持った人たちが集まって独特なノリの会話があって、出来事としては派手なことはあんまり起きないんだけれども、その変わった登場人物たちのフィルターを通すと「あ、こんなエピソードになるんだな」という面白さが『ホリミヤ』らしさなのかなと思っています。

――今作を見ると、よりキャラクターの人物像がより深まるように思います。

前作と比べて、本当によりたくさんの人々に焦点が当たって、読者の方々の「もっとこのキャラクターが動いているところを見たいな」「このキャラクターも出してほしいな」という願望を叶えるシリーズになっているので、そういった意味でも注目していただきたいですね。

――TVアニメ「ホリミヤ」の放送は約2年ほど前になりますが、久しぶりに宮村くんを演じられて、改めてどんなキャラクターだと思われますか?

気弱なんだけど時折すごく強気に出ることもあるし、心優しいけどちょっとオラオラ系なシーンもあったりするし、堀さんに対して弱いんだか強いんだかわからない関係性だとか、そういう独特な要素がいくつかあると僕は捉えていて。いきなり踏み込んだ発言というか、空気読めないことを言い出したりすることがあるし、そういうデリカシーのなさみたいな特徴もあるので、いい人だけど変わっているみたいな感じですね。

――久しぶりに演じる役はどうやって感覚を取り戻すのですか?

今回は前作のその後を描くんじゃなくて、タイムマシーンに乗ったみたいにあっちに行ったりこっち行ったりという構成になっているので、前作で構築した宮村くんらしさを守りつつ、それぞれのシーンに応じて動かしていくという意識でした。新たに作り上げるというよりはもう1回立ち戻って、という感じかなと思います。

――前作を見直したり、原作を読み直したりということもあるのでしょうか。

ケースバイケースですね。今回は「このシーンをこうやってアニメにしてるんだ」と比べる意味で原作を読むことは何度もあったんですけど、キャラクターのフィーリングみたいなものは離れてなかったので、声の感じは多分この辺だろうなというのはパッと出てきました。

――堀さんと宮村くんの関係性は内山さんにはどう見えていますか?

それぞれ足りないところをフォローし合っているような、バランスがいい2人だなという印象を受けます。宮村が堀さんの家に入り浸っているとことか、全体的に微笑ましい関係性だなと思うんですけれども。

――家族含めての関係性ができあがっていますよね。

そんな感じが強いですね。創太とか両親とかも含めてお付き合いしているという感じです。

お風呂は僕にとってのピースかもしれない

――たくさんの個性豊かなキャラクターが登場しますが、内山さんが気になる登場人物はいますか?

(台本を確認しながら)沢田と宮村のシーンは印象的で、お互いにぐいぐい来る感じが面白いですね(笑)。堀さんの取り合いになるし、他とは違う宮村を見られるのが対沢田という感じです。どのキャラクターも面白いですけど、一緒にいる人との関係性によって、シーンの雰囲気が変わってくるので、いろんな組み合わせの楽しさがありますし、特に今回は彼らのいろんな表情が見られると思います。

――例えば、宮村くんの中学の同級生・進藤くんとの関係性とか。

そうですね、進藤に対してはいつも当たりの強い感じを意識してやっていますね。

――宮村くんは堀さんはじめ、いろんな人と出会って変化していきましたが、内山さんが出会いを経て自分の変化を感じたことはありますか?

いろいろあると思いますけどね。仕事をする中でも、例えば『ホリミヤ』のために家でセリフを練習して「こういう感じかな」と想像しながらやるんですけど、いざ収録で共演者の方と一緒にやると、「あ、こういうアプローチもありかな」と新しいアイディアが生まれたり、刺激を受けたりすることがあるんです。そういう意味でも、仕事をする上でいろんな人と接触を持つというのは大事だと思っていますし、友人と付き合っていく中で自分が興味を持っていなかった趣味にハマることもあるので、そういう出会いも大事だと思います。

――収録の事前の準備としては、練習されて、役について考えてという部分が大きいのでしょうか?

練習して、ある程度完成させて現場に持っていきますね。

――どのくらいまで完成させていくかは作品によって違うのですか?

以前はテストをやって、スタッフサイドがセリフの演出や画とのバランスとかを話し合っているあいだに自己練習することもあったんですけど、コロナ禍に入ってからはテストをやってすぐ本番というパターンも多かったので、9割型完成させてすぐ本番にいけるように心がけていました。今はまた、収録の進め方も変わってきていますけど。

――今作では「piece」というサブタイトルがついていますが、内山さんにとってこれが欠けたら困る、これが自分らしさになっていると感じるピースはどんなものですか?

毎日のことでいうと、お風呂に入るのが好きですね。湯船に浸かりながら電子書籍で雑誌を読んだりするんですけど、たまに仕事が立て込んでいるときに「時間がないからシャワーだけで済ませちゃおう」となると、生活の質が落ちているな、せせこましいなと感じますね。サウナには興味がないんですけど、お風呂は僕にとって大事なピースかもしれないですね。

内山昂輝さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

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PROFILE

内山昂輝

8月16日生まれ、埼玉県出身。主な代表作に、『機動戦士ガンダムUC』(バナージ・リンクス)、『ハイキュー!!』(月島蛍)、『キングダムハーツ シリーズ』(ロクサス・ヴェントゥス)、『呪術廻戦』(狗巻棘)、『七つの大罪 黙示録の四騎士』(シン)、『山田くんとLv999の恋をする』(山田秋斗)などがある。

TVアニメ『ホリミヤ -piece-』
毎週土曜23:30~TOKYO MXほかにて放送中

堀京子は、美人で成績も良く学校ではクラスの中心的存在。ある日ネクラなクラスメイトの宮村は、ケガをした堀の弟・創太を家に送り届けたことで堀と距離が縮まり…堀をきっかけに同級生たちとも交流を深めていく宮村。
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取材・文/東海林その子
撮影/米玉利朋子

編集部:あこ

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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