こんなに授業課題って大変なの!?レポートテストグループ発表、、、大学に入ってわかる授業課題事情調査

ガクラボ学生ライター・まえれな

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新入生の皆さんは大学の授業というと広い部屋で教授がずっと話すのを聞くだけというイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。まだぼんやりとしていてイメージがつきにくい大学での授業。

どんな授業があるかもさまざまですが、授業課題というものも頻度やボリュームなど教授によってさまざま。今回はその授業課題に着目して現役大学生の先輩方からアンケートを取得(回答数=286人/マイナビ学生の窓口会員調査)。その結果をお見せします!

授業各回ではどんな課題が出されるの?

よくある課題の形態ごとに頻度を調査しました。
頻度の目安はこちらの通り[多い=各学期で3授業以上、よくあった=各学期で1~2授業、ときどきあった=年に1~3授業、たまにあった=経験したことがある程度、なかった=経験なし]

★レポート課題 

レポート課題の頻度

レポート課題はほとんどの授業で出されるよう。授業数の多い1年生や2年生ですと、平日毎日レポート課題の提出期限が控えているという状況も珍しくはなさそうです。

情報システム科や情報学研究科など情報関連の学部や、心理学部や文学部でレポート課題がなかった方もいるようです。レポート課題は時間厳守のため締め切りの時間に気を付けて遅延とならないよう早めに取り組むことをおすすめします。 

★制作物提出

制作物提出課題の頻度

制作物提出型の課題については、薬学部や情報メディア学部、理工学部など理系の学部だけでなく文学部や商学部の方が、「よく出される」と回答されていました。ただ、半数以上の方はないようで、自分のとる一般教養の授業によっても変わるので、選ぶときに課題提出方法を先輩やシラバスで確認しておくとよいでしょう。

★ミニテスト

ミニテスト課題の頻度

全体的に授業内容のミニテストが行われる頻度はとても高いことがわかります。そのため、頻繁にミニテストが行われる履修科目の場合は授業内容をしっかりメモをして理解しておくといいと思います。実施はなかったと回答した方は、家政学部や情報システム学部の方でした。

★個人/グループ発表

個人/グループ発表課題の頻度

個人だけでなくグループでの発表は大学生になって増える一つの形式の課題だと思います。空き時間を使って授業外で一緒に準備をすることで、仲が深まることもあり、大学生ならではの授業課題だと思います。実施されなかったと回答した方には、法学部や理工学部、経済学部、経営学部の方がいました。

★出席のみ(課題なし)

課題のない授業の頻度

薬学部や法学部、文学部では出席のみの授業はなかった人が多いようです。一般教養の授業では出席のみでの授業を求めて履修登録をする人がとても多い印象です。出席が逆に面倒でテストのみで単位の有無が確定する授業を好む人も一定数いますが、出席するだけで毎週の課題に追われない授業はとても人気が高いです。

★その他

ほとんどの回答が上の5分類に大別されましたが、一部「毎回の授業の感想や疑問点などを、その場で回答用紙や回答フォームに記載して提出する(総合科学部/4年)」、「英文要約(法学部/1年)」、「ペアでレポート提出(日本文化学部/3年)」などの回答が挙がっていました。

大学生は避けられないレポート課題、どのくらいの文字数を書くの?

頻出のレポート課題といっても、文字数によってその大変さはだいぶ変わってきます。先ほどの調査に続いて、普段の授業で出されるレポート課題の文字数について調査してみました。
頻度の目安は先ほどと同様[多い=各学期で3授業以上、よくあった=各学期で1~2授業、ときどきあった=年に1~3授業、たまにあった=経験したことがある程度、なかった=経験なし]

★400字以内  

400文字以内のレポート課題の授業頻度

★400-800字以内 

400-800文字のレポート課題の授業頻度

★800-2000文字 

800-2000文字のレポート課題の授業頻度

★2000文字以上  

2000文字以上のレポート課題の授業頻度

頻出のレポート文字数については、バラツキがあり授業によってかなり異なるようですが、2000字を超えるレポート課題は、それほど多くはないようです。
経済学部や看護学部、社会学部の方で授業課題が2000文字以上の課題が多いと答えた方もいれば、400字以内のレポート課題だけ多いという方もいました。

文章を書くのが苦手という人は、事前に何文字くらいのレポートが出るのか、先輩たちから情報収集しておくのが良いかもしれませんね。

また、非常に丁寧なアドバイスをくださった先輩もいましたので、この場でコメントを紹介いたします。

大学に入ると課題に求められる字数は一気に上がると感じました。私の学校では少なくても800字程度、多くて3200字書かなければならない課題が多く、最初は何を書けばいいのか分からず困りました。何かに対する「意見を持つ」力と、それを読み手に理解してもらえるよう「言いたいことを広げる」力を身につけると課題をこなすのが楽になっていきますし、社会に出ても役に立つと思います。(グラフィックデザインコース/2年)

課題をこなしていく上での先輩からのアドバイス

アンケートの最後に、テストや課題を頑張ってきた先輩方から、上手にこなしていくためのアドバイスをいただきましたので、一部紹介いたします。

大学では計画的に課題を出していくと自分の好きなことに使える時間が増えると思うので、頑張ってください。(薬学部/1年)

提出期限はいつまでかを手帳に記載するか、カレンダーアプリで管理し、期日に余裕をもって取り組み、提出前に確認することが大切です。また、試験前にあわててテスト勉強するのではなく、授業に出席し、日々予習や復習をすることも大切です。(英語国際学部/4年)

課題はその日にある程度まとめた方がいい!!(理工学部/修士2年)

レポート課題は書く内容の整理と構築(序論、本論など)さえ決まれば行き詰まらないと思います。時間に余裕を持って取り組んだ方が良いレポートを書けると感じます。(国際学部/4年)

目標に向けて直向きに努力すること。そして分からないことは必ず調べ先生に聞くことが自分が満足する課題を出すための秘訣だと思います。(デザイン学部/3年)

 
正直なところアンケート結果としてはバラツキが多く、学部や担当教授によってさまざまという結論になってしまいますが、このアンケート結果を見て少しでも新入生の皆さんのお役に立てたらうれしいです。先輩方からのアドバイスも参考に新生活頑張ってください!!

※マイナビ学生の窓口 会員調べ
調査日時:2023年2月20日~3月12日
有効回答数:286人(マイナビ学生の窓口に会員登録している大学生・大学院生・専門学生)

文・図表:まえれな(学窓ラボメンバー)
編集:学生の窓口編集部


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ガクラボ学生ライター・まえれな

ガクラボ学生ライター・まえれな

現在慶應義塾大学3年生です。大学では計量経済学のゼミに所属し、社会問題を統計学と経済学の両側面から学習しています。また、大学から始めたアコースティックギターのサークルに所属しており日々楽しく練習しています。

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