草木、動物、生きとし生けるものすべてに、大切な命が宿っている。どの命にも、同じ尊さがあって......|エッセイ企画「#Z世代の目線から」キーワード:目標
エッセイキーワード:目標
エッセイタイトル:『なりたい姿』/著者:まいちゃん さん
草木、動物、生きとし生けるものすべてに、大切な命が宿っている。
どの命にも、同じ尊さがあって、そこに優劣はない。
人はなぜ、なんのために、
自他を比較し、
優劣をつけたがるのだろう。
みんな、それぞれ重要な役目があって、その役目を全うするために生まれてきた。
この地球に必要とされているから、生まれてきたのだ。
必要とされて生まれてきた命に、優劣などないでしょう。
みんなが大切な存在だから、みんなを大切にしていけたらいいな。
生きていると、ときには相容れない人と関わることもある。そして、相容れない人を非難する言葉を言うこともあるかもしれない。
でも、その言葉は、そっくりそのまま自分にも当てはまらないかな。他者は、自分をよく写す鏡。自分の心の在り方が、そのまま他者へ抱く感情としてあらわれてくる。
他者の欠点はよく見えるけど、自分の欠点はあまりよく見えにくいものだ。自分の欠点に向き合おうとしないと、結果的に、いつまでたっても自分の首を絞めることになる。
自分の未熟さを棚にあげ、他者を非難していないだろうか。
自分は未熟ではないと思っている場合、過去の自分はどうだっただろうか。過去の自分を棚にあげて他者を非難していないだろうか。かつての自分は、本当に「人格者」だったのだろうか。過去の自分も同じようにして、他者に接していなかったか。今の自分が大人だと思っているのなら、自分が、他者を思いやりながら他者を良い方向へと導く者になったらどうか。
他者のことをとやかく言う前に、自分の足元を見よう。そうしたら、案外、自分は他者の世話になっている。他者は、未熟な自分とお付き合いくださっている、尊い存在。
人は、自力で生きているようで生かされている。だから、自分を生かしてくれているすべての存在に感謝しながら、そのすべての存在に喜んでもらえるように生きたい。
これが、わたしが目標とする姿。
著者:まいちゃん さん |
学校・学年:京都橘大学 4年 |
著者コメント:お目通しいただきありがとうございます。 自分の在りたい姿を綴ってみました。 |
エッセイに共感したらシェアしよう!
「#Z世代の目線から」7月期エッセイコンテストの結果と総評はこちら
==============
あなたもエッセイを書いてみませんか?11月のキーワードは“ほっとするもの”