川柳コンテスト「#Ｚ世代の目線から」9月期の結果発表！キーワードは“勝負服”
→8月のコンテスト、キーワード"夏のある日"の結果はコチラ。
応募いただいたみなさん、ありがとうございました！
９月は遊び盛り、バイト三昧、夏休み真っ只中だと思っていたら、あっという間に休暇の終わりが見えてきて課題に焦るなんて日もある中、応募いただいたみなさんには改めて感謝いたします！
さてようやく結果発表！大変お待たせいたしました！
9月期のキーワード“勝負服”に対する、数々の作品を楽しく読ませていただきました。
応募いただいた作品の中から、主に「イメージしやすさ」「学生ならでは感」「今っぽさ」などを基準に、選ばせていただきました。
優秀作品1作品と、入賞作品5作品。 それでは、応募いただいた優秀な作品たちを一緒に見ていきましょう！
優秀作品
| 作者さんからの一言：確かに勝負服を着てかわいくしたけど、好かれたいと色々考えたこととか努力した私自身を褒めてほしいと思ったのでこの川柳を詠みました。 |
編集部からのコメント：可愛い服だけでなく可愛い自分で会いに行きたいという考え方や気合、それまでの準備を含めてすべて褒めてほしいという背景が句だけでわかること、同じ世代として大変共感したこと、よんだ時の語感の良さで選ばせて頂きました。入選作品（応募順に掲載）
| 作者さんからの一言：食べ放題に行く時は、ウエストを緩められる服を選びがち。どれだけ沢山食べれるかが鍵となってくるのでゆったりとした勝負服に着替えてから万全な状態でお店に向かいます。ここまで服に拘る時は中々ないのですが笑 |
編集部からのコメント：初めて見た時から何度も「わかる！」と頷いてしまったほど共感したとともに、勝負服の捉え方の新しさに魅力を感じ、選ばせて頂きました。
| 作者さんからの一言：家の鏡で見て、完璧！と思った勝負服を、街中のショーウィンドウで見た時に「あれ、家で見た時となんか違うな……服間違えたかも……」と感じた出来事から作りました。 |
編集部からのコメント：句と意図どちらも読んでいて、思わずあるあると頷きました。日常で感じたことを言語化した川柳に魅力を感じ、選ばせて頂きました。
| 作者さんからの一言：マスクをするようになってからマスクもファッションとして捉えるようになり、様々な色や形で他の人と差がつくように選んでいます。 |
編集部からのコメント：今の世の中だからこその句であるとともに、選者自身も合わせる服や場所・状況によってよくマスクを変えたりするので共感しました。またマスクで差をつけるという部分も新たな定義の勝負服らしさがあり、魅力を感じたため選ばせて頂きました。
| 作者さんからの一言：私の時代からはリモート面接が当たり前になり、上だけビシッとスーツを着るなどフォーマルな格好をしてましたが、ズボンは寝巻きのままだったり、、、という思いを込めてこの川柳にしました。 |
編集部からのコメント：リモート会社説明会・リモート面接が当たり前になっている世代だからこその句に、同じくオンライン就活をしてきた身として共感できる人も多いのでは、と思い選ばせて頂きました。就活のスーツもたしかに勝負服だなと改めて思いました。
| 作者さんからの一言：「服装自由」は罠です。ワンピースでインターンに行ったら、みんなスーツを着てきていて浮いてしまったときの心情を表しました。 |
編集部からのコメント：就活やアルバイトの面接など、学生の誰もが一回は悩んだことがある「服装自由」をテーマに「指定なし」の文言を使って詠まれた俳句が面白く大変魅力に感じたため、選ばせて頂きました。総評
たくさんの応募ありがとうございました！
今回は「勝負服」ということで、色々な服に対する価値観や思い出が詰まったもの、また時世や学生ならではの視点から詠まれたものなど大変魅力的な川柳ばかりでした。普段の生活や日常を切り取ったものから、就職活動と絡めたもの、デートや特別な日やもの、そして服と同じように普段からつけているマスクまで、一口に「勝負服」と言っても人によって『なに』を勝負服として『いつ』を勝負とするかが違うからこそ、多様で多彩な川柳と出会うことが出来て読んでいて大変面白いなと感じました。
優秀作品と入選作品で計６作品を紹介させていただきましたが、このほかにも、惜しくも選外とさせていただいた作品も、せっかくですのでこのあと一部紹介していきます。
ぜひあなたもこの多様な目線から詠まれた句を楽しんでくださいね。
そして、一緒にZ世代ならではの空気を発信していきましょう！
引き続きよろしくお願いいたします！
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紹介作品
今回は、惜しくも選考に漏れた作品たちも一部紹介。入選作以外もぜひ楽しんで見てくださいね。
