【pubmedの使い方と検索方法】論文の検索式の作り方も解説

学生の窓口編集部

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研究室に在籍するようになると、論文を読む機会が増えてくるはずです。

論文を探す際は、論文検索ができる検索エンジンを活用しましょう。

多数存在する検索エンジンの中には、 Pubmedという医学系論文が豊富に掲載されている検索エンジンがあります。

特に農学部や理学部、医学部などに在籍している生徒がPubmedを利用すると、参考になる論文が見つけやすいです。

そこでこの記事では、たくさんある検索エンジンの中からPubmedに着目し、使い方や概要について説明していきます。

Pubmedとは?特徴について

Pubmedとは、 世界的に主要とされている海外の医学系雑誌に掲載された論文を、多数保管している検索エンジンです。

特徴は、以下4つがあります。

  • ・海外の医学系論文が多数掲載されている
  • ・データベース自体は無料で利用が可能
  • ・原著論文が多いため日本語の論文は少ない
  • ・ほとんどの論文は無料で読める

海外の医学系論文が多数掲載されている

Pubmedは海外の医学系論文が多数掲載されており、有名な雑誌でいうと「Nature」や「Science」「Cell」など、 医学分野に特化した論文が多いです。

アメリカの、NLM(アメリカ国立医学図書館)内にある、NCBI(アメリカ国立生物工学情報センター)が管理しています。

アメリカを拠点としてはいますが、多数の国で書かれた論文が多く集まっており、さまざまな論文を読むことができるのが特徴です。

分野ごとに有名な研究をしている国は異なることも多いため、参考になる論文を多数見つけることができるでしょう。

また、2022年10月時点で収録されている論文数は3400万件以上と言われており、医学系論文を探したい場合はPubmedを使用すれば、ほとんどの論文を見つけることが可能です。

掲載されている雑誌の数も5200以上と多く、幅広い分野の雑誌で検索することができます。

データベース自体は無料で利用が可能

Pubmedで掲載されている論文は無料で閲覧が可能です。

ネット環境さえ整っていれば、いつでも利用することができます

文献情報も毎日更新されているため、新しい情報をいち早く確認できる特徴があります。

日本では入手しづらい世界の医学情報を、ネットで簡単に確認することもできるため、便利なサイトと言えるでしょう。

原著論文が多いため日本語の論文は少ない

インターフェースも英語であることから、 掲載されているほとんどの論文が英語を使っています

中には、イタリア語などの他言語の論文もありますが、日本語で書かれた論文は少ないです。

あったとしても抄録は日本語で、本文は英語で書かれていることが多いでしょう。

英語の論文を読むことになるため、論文英語を鍛える分には丁度良いとも言えます。

どうしても日本語で使いたい方は、以下のサイトやGoogleクロームの拡張機能を参考にしてみると良いでしょう。

今後研究を重ねたり、アカデミーに進学したいと考えている方は、論文英語は避けては通れない道です。

できる限り英語で書かれた論文を読むことをおすすめしますが、簡単に確認したい場合は、こういった機能を使用するのも良いでしょう。

ほとんどの論文は無料で読める

Pubmedは基本無料で読めます。

無料で読める論文の場合は、「Free PMC Article」とかかれてあることが特徴です。

ただし、有料の論文もあるので、もし必要になった場合は教授に一度相談してみると良いでしょう。

Pubmed自体に会員登録などはないため、掲載元を確認するようにしてください。

Pubmeの簡単な使い方

Pubmedの使い方は簡単です。

ホームページを開くと、検索する画面が表示されます。

検索欄にキーワードを入力し、「search」をクリックするだけで、論文が検索されます。

検索すると、キーワードにあった結果が一覧で表示され、 「Free PMC Article」とかかれてある論文は全て無料で全文が読めるようになっています。

「Free PMC Article」と書かれていない論文の場合は、クリックすると中に「FULL-TEXT LINKS」と書かれているはずです。

「FULL-TEXT LINKS」を確認すると、論文の掲載元に到達します。

掲載されているサイトによっては無料で閲覧できる場合もあるため、まずはクリックするようにしましょう。

掲載元によっては有料の場合もあるため、購入が必須の場合は教授に相談するなどして閲覧するかどうかを決めてください。

いずれにせよ、 Pubmedはほとんどの論文を無料で閲覧でき、さらにPDFとしてダウンロードすることも可能です。

いつでもどこでも読みたい論文が探せるため、使い方に慣れておきましょう。

Pubmedをより効果的に使う方法

Pubmedは日本語ではなく英語で使われるサイトであるため、使い方がイマイチつかめない人もいるかもしれません。

ここでは、Pubmedをもっと効果的に使うために、以下3つの特徴について説明します。

  • ・Pubmedの入力規則
  • ・複数検索する方法
  • ・検索式の作り方

Pubmedの入力規則

Pubmedには、以下の入力規則があります。

うまく検索できないときは、入力規則外のことをしている可能性があるため、あらかじめ確認しておきましょう。

  • ・大文字と小文字の使い分けはしない
  • ・ギリシャ文字はアルファベットに変換する(例:αはalpha)
  • ・ハイフンはスペースに変換する
  • ・分子式はそのまま(例:CO2/36 degrees C)

入力規則を覚えておけば、Pubmedで表示される論文はもっと増えるでしょう。

自分の読みたい論文を見つけられるように、入力規則をぜひ覚えて活用してくださいね。

複数検索する方法

複数のキーワードを入力し、検索することも可能です。

その場合は、 スペースで区切りながら検索しましょう。

たとえば、ウイルスとガン両方に関わるものを調べたいときなどは、「virus cancer」のように検索欄に入力してください。

カンマで区切らずにスペースで区切るだけで良いので、関連するキーワードを入力しましょう。

検索式の作り方

検索式とは、 求めている条件で検索したいときに使用するキーワードです。

たとえば、以下のようなものを検索式と呼びます。

  • ・(“A”  OR “B”) NOT “C”

これは、「AかBを含みCではないもの」という意味を指しており、検索式を活用するだけで簡単に望んでいる論文のみを結果で表示させることができます。

検索式を作る場合は 検索したいワードと研究形式、掲載されている雑誌を検索式にいれることが重要です。

さらに検索式を作る上で必要なことは、以下のとおりとなります。

  • ・キーワードはダブルクォーテーションで囲む
  • ・()同士を接続するときは、ANDかORかNOTのみ

これらを踏まえた上で検索式を端的に説明すると、以下になります。

  • ・(“A”)AND(“B”)AND(“C”)
  • ・A:キーワード(例:”virus” OR “cancer”→ウイルスやガンなどを含む)
  • ・B:研究形式(例:”revies”→レビューに限定)
  • ・C:掲載されている雑誌(例:”Nature” OR “Science”→ネイチャーやサイエンスを含む)

つまり、「ネイチャーやサイエンスに掲載されている、ウイルスかガンを含むレビュー」を検索したい時は、上記のような検索式となります。

使いこなせれば、簡単に望んでいる論文を探すことができるため覚えておいて損はないでしょう。

一方、他にも検索式を作る上で必要なキーワードは多々ありますが、覚えるのは大変です。

色々と使いながら試していくと良いでしょう。

Pubmedの表示がおかしい時の対処法

Pubmedを使用していると、表示がおかしくなる場合があります。

そういったときは、以下2つについて確認しましょう。

  • ・OSを確認
  • ・検索に使用しているブラウザを確認

OSを確認

OSが最新バージョンになっているか、確認してください。

Pubmedは常にユーザーが見やすいようにバージョンを上げていくため、使用しているパソコンも合わせて更新していく必要があります。

OSが古い場合、表示の仕方がおかしくなるだけではなく、検索自体出来なくなることもあります。

OSのバージョンは、常に最新のものにするように心がけましょう。

検索に使用しているブラウザを確認

検索にしているブラウザとは、具体的には以下の通りです。

  • ・Googlechrome
  • ・Safari
  • ・Internet Explorer
  • ・FireFox

使用しているブラウザによっては、Pubmedの表示がおかしくなることもあります。

ブラウザのバージョンが最新であることを確認し、最新でない場合は更新するようにしましょう。

ちなみに、Pubmedの推奨ブラウザは以下のとおりです。

  • ・Googlechrome
  • ・MicroSoftEdge
  • ・FireFox
  • ・Safari

Internet Explorerはすでに、推奨ブラウザから除かれているため、使用している人は異なるブラウザへ移行しましょう。

Pubmedを使う上で感じる疑問

Pubmedを使用していると、以下のような疑問が生じることもあるでしょう。

ここでは以下2つの疑問について、解説します。

  • ・大学で契約とかしてないの?
  • ・文献の取り寄せはできないの?

大学で契約とかしてないの?

上述したとおり、Pubmed自体に有料の会員登録はありません。

しかし、大学が契約しているインターネット経由(大学専用のPubmed URL)でPubmedに入ると、大学が契約している電子ジャーナルに素早くアクセスすることが可能です。

なかには、本文のPDFも容易にダウンロードできる場合もあるため、大学内でPubmedを使用する際は、大学専用のURLを利用すると良いでしょう。

一方、大学によって契約している電子ジャーナルなどは異なります。

そのため、読みたい論文が読めない場合もあるため、注意が必要です。

契約しているかどうかは大学に確認してください。

文献の取り寄せはできないの?

大学によっては取り寄せしてくれるところもあります。

大学で契約している専用URLからPubmedに入り、有料の論文を読むことが可能です。

しかし、大学によってこのシステムはまばらであり、取り寄せに料金が発生する場所もあります。

もしも取り寄せたい場合は、大学に直接確認すると良いでしょう。

Pubmedを使いこなして医学系論文をたくさん読もう!

Pubmedは海外の医学系論文が多数掲載されている、検索エンジンです。

医学系の論文を読みたい場合は、Pubmedで簡単に確認ができるため、医学系の学部に近い人は使えるようになると便利でしょう。

Pubmedには入力規則や検索式など、論文を検索する上で活用できるものがいくつかあります。

多すぎる論文の中から自力で論文を見つけることは大変です。

入力規則や検索式など、自分に必要な情報だけを覚えて、素早く論文が検索できるよう活用してみてください。

学生の窓口編集部

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