女優・広瀬アリスが“学生の君に伝えたい3つのこと”「失敗を経験して自分の強みにする」【サインチェキプレゼント】

編集部:あこ

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人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

今回のゲストは、5月13日劇場公開の映画『バブル』で声優を務めた女優の広瀬アリスさん。これまでお仕事を通して経験したことから、学生のみなさんへアドバイスをしてくれました。

女優・広瀬アリスが<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.福祉について学んでおく

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

福祉関係を学んでおいたほうがいいなと思います。もともと自分が福祉系に興味があるからというところもあるんですけど、パラリンピックのお仕事をやらせていただいたときにパラ選手といろいろお話して、知らないことがすごく多かったんです。仕事を通じて知れたことはとても勉強になったんですけど、もっと早く知っていたら、もっと自分にできることが見つけられたかなあと。もしかしたら福祉関係の仕事に就いていたかもしれないし。自分の選択肢が増えるという意味で、早めに学んでおいたほうがいいかなと思いました

2.『聲の形』を観てほしい

――学生のあいだに見て、聞いてほしいものは?

『聲の形』は、学生のうちに観る必要がある作品かなと思います。難しい作品を見るより、単純に友だちを大切にするとか、人間関係を描いたもののほうが私は大事かなと思うんです。コロナとか災害、戦争もそうですけど、今はいつ友だちや家族を失うか分からないような状況になってしまいました。だからこそ目の前にいる人を大切にしてほしいなと思うので、『聲の形』はおすすめです。主人公がすごく遠回りするんですけど、だからいいんです。

3.失敗を経験して自分の強みにする

――これまで経験した中でやっておいてよかったことはありますか?

失敗です私も数々の失敗をしてめちゃくちゃ怒られてきました。気づいたら、現場でも自分より年下の方がたくさん増えてきて感じるのは、上司と呼ばれる立場になったときに、若手がやるような失敗をしないためにも、今のうちに何がダメで、こういうことをしたらこうなると経験しておいたほうがいいのかなって。そしたら後輩たちを導くこともできる。失敗せずにラッキー!と思って進むのもありだと思うんですけど、失敗して怒られて、自覚を持って行動しているほうが人としての厚みが出て、強みにもなると思います。

――広瀬さんにとって印象深い失敗は?

15歳のとき、本番で先輩のお芝居中に寝てしまって(笑)、その先輩にも、もちろんいろんなスタッフさんからも、事務所からも怒られました。その方に1、2年前に、10年ぶりくらいにお会いして謝罪して、「全然いいんだよ。まだ若かったし、大変だったしね」とおっしゃってくださって。でも当時は恐ろしかったです(笑)。当時、なかなかのスケジュールで本当に疲れ果てたんです。さすがにもう仕事できない、無理だな、終わったなと思いました。でも疲れをうまくコントロールしたり、自分の中で時間を作るきっかけにもなりました

オーディションは「ダメ元で」を一番のモットーにしている

――広瀬さんが声優として出演された映画『バブル』が5月13日より全国の劇場で公開されます。「大好きなアニメ『進撃の巨人』の荒木(哲郎)監督に会えればそれでいい」という思いでオーディションを受けられたそうですが、実際のオーディションはいかがでしたか?

まず監督を拝みました(笑)。だからオーディションを受けに行ったというよりも、監督に会いに行ったみたいな。受かろうとは1ミリも思わずに、とりあえず同じ空気吸えればいいみたいな感覚でした。でも実際にお芝居を何回かやって「あ、このマコトという役をちゃんとやりたいな、演じたいな」という気持ちがだんだん出てきて、最後は悔いなくやれたらいいなと思って終えました

――手ごたえはありましたか?

何もないです。オーディションは掴みに行くというよりダメ元で、を一番のモットーにしているので

――荒木監督をはじめ、スタッフ・キャストのみなさんが本当に豪華ですよね。

そうなんですよ。すごっ!全員知ってる方々!と思って(笑)。本当に、クリエイター界のアベンジャーズ的な感じですよね。別に出る・出ないじゃないんです。オーディションに行ったらみなさんに会えるかもとちょっと思ってしまって(笑)、本当にそれくらいの下心しかないような状態でオーディションに行って。だからこの作品に自分の名前があるのが不思議で仕方ないですし、ちゃんと馴染めているかなと今でも思っているくらい、錚々たるメンバーです。台本を開いたときも、まずキャストから見てしまいました。

――他のキャストの方はそこで知ったんですね!

そうです。志尊(淳)さんは聞いていたんですけど、他の方は知らなくて。三度見くらいしました。びっくりして「マジか!」って。

映画『バブル』は青春の塊

――収録はいかがでしたか?

基本的にはずっと緊張していました。私は声優さんって専門職だと思っているので、普段私たちがしているお芝居よりも多分もっともっと技術も必要で、とっても難しいもので、普通にやろうと思ってもできないと思うんです。準備は絵コンテと台本を見比べて「私、これで大丈夫かな?」と思いながら、想像を膨らませるしかできなくて。行ってやってみるほうがいろいろ吸収できますし、新人のような気持ちで、現場で一から全部教えてもらおう、学ぼうと思っていました

――実際に現場で吸収できたなと感じていることはありますか?

普段、ドラマや映画でお芝居をする上では対象の人やものがあって、そこに向かって喋るんです。だから『バブル』のアフレコでも、私はどうしてもマイクに向かって近いところに喋っている感覚があって、「もっと遠くに声をかけるように話してみて」とご指導いただきました。目の前にあるものに対して喋ってしまう癖があるんだなというのを今回知れました。

――ストーリーへの印象も教えてください。

もう青春の塊だと思ったんです。パルクールだったり、東京降泡現象、恋愛とか、いろんな要素がありますけど、そういうのも含めて全部青春だなぁって。若いときだからこそ熱量やエネルギーがあって、まっすぐに前しか向けなくて、前にしか進めなくて。青春の一言ですね。

――広瀬さんがいろんなアニメや漫画をご覧になっていますが、そういった青春作品はお好きなジャンルですか?

あまり見ないです。『ハイキュー!!』くらいですかね。あとは人が死ぬか、内臓が出るか、首が飛ぶか、恨みつらみが出てくるようなものです(笑)。もちろん学生の「イエー!」っていうノリも青春なんですけど、『バブル』はちょっと変わった青春というか、私は観たときにちょっと泣けてしまって。マコトは少年たちを見守っていて、「パルクールは危ないからやめなさい」と言いながらも最後は背中をちゃんと押すし、ことを通して大きく成長していくみんなを観ていたら、本当にマコトみたいな感情になっちゃいました

「大切な人とは?」と考えるきっかけになる作品

――今回演じたマコトはどういう人物だと思いましたか?

包容力のある女性だなと思いました母のような、姉のような、マネージャーのような、監督のような、寮母さんのような(笑)、なんか懐きたくなっちゃうというか、この人のそばにいたいなと思うような女性で。それだけじゃなくてもちろん研究者という一面もあって、いろんな顔を持っている女性だなと思いました。とても柔らかい空気を持っています。お芝居の部分では台本を持って映像を見ながら演じたんですけど、ナレーション部分は座って映像を見ずに読む形にさせていただいて、ガラリとアフレコの仕方を変えてやらせていただいたので、その違いが表現できているかなと思っています。

――好きなキャラクターやお気に入りのシーンはありますか?

気になるのはカイ。単純に長髪で、ちょっとやんちゃな感じのほっとけないタイプが結構好きで(笑)。好きなシーンはマコトとウタが2人でいるところです。お酒を飲んだり、ごはんを食べながらみんなとわちゃわちゃしている楽しいシーンも好きなんですけど、2人でいるときのちょっとしっとりとした静かなトーンは、他のシーンと空気が変わってお気に入りです。特に人魚姫のお話をするシーンは、どうしてもウタとリンクしちゃうところがありますね。

――各方面からの期待が集まっている本作ですが、広瀬さんが思う『バブル』の見どころを教えてください。

圧倒的にパルクールの躍動感だと思います。始まってすぐにそのシーンがあるんですけど、もう圧巻で、一気にこの世界観に吸い込まれていきます。4月28日からNetflixで全世界に配信されますけど、映画館で観るべき作品だなと感じました。アトラクションに乗っているような感覚になるんです。音響もそうですし、全身で観る、体感する作品だと思うので、ぜひ映画館で観ていただきたいです

そして(志尊さん演じる)ヒビキがどんどん人間味を増してくるというか、心を開いて人として成長していくところ。ヒビキはすごく不器用でピュアな人間だからこそ感情移入もできるし、いろんなことを考えさせられる作品になっていると思います。あとこの作品は常に死が隣り合わせにあって、パルクールでも落ちたらそのままそこで終わりみたいな状況なんです。ヒビキのウタに対する気持ちも、ウタのヒビキに対する気持ちもそうですけど、いつ失うかわからない状況で前に突き進んでいく少年たちに心を打たれて、マコトも背中を押しちゃうんだろうなと思うんです。だから『バブル』はこの時代に本当に合っている作品だと思います。「大切な人とは?」と考えるきっかけになるような作品です。

12歳のときから音楽がないと生きていけないような生活

――『バブル』ではヒビキを中心にキャラクターたちの成長も描かれていますが、広瀬さんが自分自身の成長を感じることはありますか?

成長したと言っていただく機会もあってとてもありがたいんですけど、感覚としてはまったく変わってないです。いただいた役はやっぱり全力でやりたいですし、もっともっと引き出しを増やしたいなと変わらず思っています。賞を取りたいとか、主役をずっとやりたいとかもあまりなくて。欲がないからあまり気負わずにできているのかもしれないです。

――お仕事がお忙しい中でのモチベーションはありますか?

あまりないんですよね。強いて言えば家に帰ってお酒を飲むとか、ワンちゃんと遊ぶとか。それだけで頑張ろうと思えます。全く家から出なくていいよと言われたら出ない人なので、その家があるからこそ仕事も頑張れるというか。早く帰りたいし、ワンちゃんたちをちゃんと養わなきゃって(笑)。今はそれがモチベーションです。

――昔から欲はあまりなかったのでしょうか。

全然ないです。睡眠欲と食欲はありますけど、基本的にああなりたい、こうなりたいとかはないです。でもお芝居は全力でやらせていただいてます。

――その中でもお芝居は続けていきたいと思う、好きなものなんですね。

好きです。この前、母親に「あんた、寝言で『私、演技好き~』って言ってた」と言われて(笑)、それは本当に恥ずかしかったですね。すごく忙しい時期で「本当に疲れた。休みたい」と話していたら、翌日くらいにそれを言っていたらしくて。だから多分好きなんだと思います(笑)。

――どんな夢だったんですかね(笑)。

もう全然覚えてないです(笑)。夢ってそんなに覚えてないですけど、感覚的にはあんまりハッピーな夢を見た記憶が最近はなくて、衝撃的な変な夢ばっかりだと思います。歯が抜けるとか、そういうのばっかり(笑)。

――広瀬さんが学生の頃に夢中だったことはありますか?

12歳のときくらいから音楽を聴くようになって、そこからはずっと音楽がないと生きていけないような生活ですね。当時はB'zさんばっかり聞いていて、あとはmihimaru GTさんとか。今はHIPHOPもバラードも聴くし、J-POPもK-POPも洋楽も、オールジャンル聴いています。

――夏に向けておすすめの曲をあげるとしたら?

カラオケで湘南乃風さんは歌っていました。「タオル振れ~!」とか言って(笑)。カラオケももうだいぶ行ってないですけど。また行けるようになったら、湘南乃風さんかRIP SLYMEさんを歌いたいです。

広瀬アリスさんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

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PROFILE

広瀬アリス

1994年12月11日生まれ、静岡県出身。2010年にドラマ「明日の光をつかめ」でヒロインに抜擢され、その後も多くのドラマや映画に出演。主演を務めるKTV「恋なんて、本気でやってどうするの?」、YTV「探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り」が現在放送中。『劇場版ラジエーションハウス』劇場公開中。

映画『バブル』<劇場版>2022年5月13日(金)全国公開

©2022「バブル」製作委員会

本作の舞台は世界に降り注いだ泡〈バブル〉で、重力が壊れた東京。
ライフラインが断たれた東京は家族を失った一部の若者たちの遊び場となり、ビルからビルに駆け回るパルクールのチームバトルの戦場となっていた。ある日、危険なプレイスタイルで注目を集めていたエースのヒビキは無軌道なプレイで重力が歪む海へ落下してしまった。そこに突如現れた、不思議な力を持つ少女ウタがヒビキの命を救った。そして、2人にだけ特別な音が聞こえた…。
なぜ、ウタはヒビキの前に現れたのか。二人の出会いは、世界を変える真実へとつながる。

映画『バブル』

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取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子
編集/学生の窓口編集部

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食べることと寝ることが大好き。休みの日は家にこもって、ひたすら映画やドラマを見たり、漫画や雑誌を読むのが幸せ。

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