サイバーエージェントの営業局長が語る「消費者のリアクションがダイレクトに返ってくる」という魅力【株式会社サイバーエージェント】
所属部署:インターネット広告事業本部 局長
経歴:インターネット広告事業本部にて、大手ナショナルクライアントを中心とした営業に従事。化粧品、通販、D2Cなど幅広い業種を担当。3年目でマネージャー、4年目で局長に昇格し、18名のマネジメントを担当。また、次世代幹部候補育成プログラム「BREAK8」に選抜、女性横断組織「CAramel」の一員として組織全体の活性化にも携わる。
「将来の“なりたい自分”がまだわからない」ーーそんな悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#お仕事図鑑」。
今回は「サイバーエージェント」で働く先輩社会人にインタビュー。
インターネット広告事業本部局長の浅岡美礼さんに、日々の仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!
――浅岡さんは、どんな学生時代を過ごしていましたか?
大学ではUI、UXデザインなどを学びながら、ダンスサークルに所属していました。450人規模の大所帯で、ダンスコンテストでは全国で2位を取るなど、非常に力を入れていたサークルです。私も学生時代の多くの時間をサークル活動に費やしていました。
――学生時代一番頑張ったことはなんでしょう?
やはり一番は、サークル活動ですね。毎年大きなホールで公演などもしていたのですが、そこではリーダーとして総合演出を担いました。ダンスのジャンルごとのリーダーたちと連携し、より良い公演にするための会議を密に行ったり、広報活動に励んだり、全体のストーリーの設計なども手掛けました。
※ダンスサークル公演の様子
――仕事で役立っている学生時代の経験はありますか?
サークルでの経験は、仕事でも大いに役に立っていると思います。どの組織でもリーダーシップを発揮しなければならない場面はたくさんありますが、大切なのは、リーダーシップを積み重ねていくこと。
つまり、いかにリーダーとして責任を持って決断し、信頼残高を積み上げられるかが重要です。私もサークルでの経験を活かし、リーダーシップを発揮することでジョブサイズを上げてこられたと思っています。
――何か就活前にやっておいたほうがいいことがあれば教えてください。
私は就活を始めたのが比較的遅かったのですが、「自分史まとめ」が一番役立ったと感じています。企業研究も必要ですが、その企業と自分がカルチャーマッチできるかが大事なので、自分のことをよく知っておく必要があります。
幼少期からどういう経験をしてきて、そのたびにどんな感情の揺れ動きがあったかということをまとめていくうちに、どんな仕事ならモチベーションを維持できるかといったことがわかった気がします。
――今の会社を選んだ理由は何でしょう?
自分史をまとめていくうちに、将来的には「デジタルを通して、本質的に良いと思ったものを広げたい」と思ったんです。例えばアート業界など、まだデジタルに明るくない業界はたくさんあります。そういった領域を明るくするために、デジタルマーケティングのナンバーワンカンパニーであるサイバーエージェントにたどり着きました。
とは言え、企業とカルチャーマッチしていなければ活き活き働くことはできません。なので、私は社員とたくさん面談をさせてもらいました。入社するまでに40人以上と面談したと思います。社員と話せば話すほど、この会社なら自分も活躍できそうと思えたので、サイバーエージェントにしようと決めました。
※次世代経営幹部育成プログラム「BREAK8」にも選抜されました
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――今のお仕事の内容を教えてください。
インターネット広告事業本部で営業職をしています。クライアントの事業拡大をするためのプロモーション設計やクリエイティブ制作・運用などの一連の設計を提案していますが、最近は広告だけでなく、デジタルコンサルティング営業として、クライアントの事業をデジタル化するための支援なども行っています。
――この仕事ならではの特徴的な作業は何でしょう?
クライアントと同じ視点に立って、扱うサービス商品を深く理解し、「どのように発信すると消費者にちゃんと魅力が伝わるか」「どんなクリエイティブなら人々の心を動かせるか」といったことを考えるのが代表的な作業ですね。
――実はあまり知られていない仕事の「秘密」はありますか?
インターネット広告は、すぐに効果がわかる、ということでしょうか。例えばあるSNSに広告を出した場合、どれくらいの人数が何秒間広告を再生したか、そのうち何人が実際にタップし、その後購入に至ったのかまでわかります。消費者のリアクションがダイレクトに返ってくるのがインターネットの面白さだと思いますね。
――今の仕事のやりがいを、どういうときに感じますか?
クライアントや消費者から大きなフィードバックをいただけたときです。具体的には、私たちがプランニング・プロモーションに携わらせていただいた商品がたくさん売れるようになったり、それによってクライアント側の担当者の方が社内で評価を受けていたりすると、自分ごとのように嬉しく感じますね。

※チームメンバーとのミーティングの様子
――仕事の面白いと思う点、魅力は何でしょう?
デジタルの最前線にいるという点ですね。常に新しいことに触れる環境にあるため知的好奇心も満たされますし、まったく飽きることがありません。あとは、何か新しいものを作り出そうとするときに、サイバーエージェントなら社内にエンジニアやAI開発の部署、データサイエンティストたちが揃っているので、スピード感を持って仕事ができるというのも魅力ですね。
――この仕事に求められるスキルは何ですか?
業務が多岐に渡るので、「このスキルさえあれば大丈夫!」と言えるものはありません。ただ、これから「この分野が伸びそうだな」と目星をつけたところに瞬時にコミットして、形にする能力、すなわち「変化対応力」が求められると思っています。また、時代の流れも早いので、トレンドをキャッチする力も必要だと思います。
――これまで一番印象に残った仕事は何でしょう?
ある企業のリブランディングに携わったのですが、そのときに広告事業の面白さを強く感じました。無事にリブランディングも成功し、今もパートナーとして認めていただきながら、一緒にお仕事させてもらっています。
――オフタイムの過ごし方についても教えていただけますか?
平日の夜は愛犬と戯れていて、週末は一泊二日で自然の多いところへ旅行することが多いですね。家では映画などもよく見ますし、インドアもアウトドアも、どちらも楽しんでいます。

※週末は愛犬を連れて旅行へ
――オフタイムで役立っていることがあれば教えてください。
ある種の職業病ですが、街を何となく歩いているときも、広告はすべて目に入ってきます(笑)。それらを見ながら「この伝え方はいいな」と考えたりもしますし、待ちゆく人が広告を見ているときの表情なんかもチェックできるので、オフタイムの観察は仕事でも活きているかもしれませんね。
――最後に大学生へのメッセージをよろしくお願いいたします。
まだ自己分析ができていない人は、ぜひ自分史を振り返って、どこが分岐点となったのか、どんなときに感情が揺れ動いたのかを把握し、就活に活かしてみてほしいと思います。そうすることで、本当にカルチャーマッチする企業と出会えると思いますので頑張ってください!
※記事内容及び社員の所属は取材当時のものです。
文:猿川佑
編集:学生の窓口編集部
取材協力:株式会社サイバーエージェント