留学先で注意すべき全17の注意点。準備万端で安全なホームステイにしよう
「留学は気になるけれど、トラブルが怖い」という人は多いもの。日本とは習慣の違う国に一人で行くのですから、不安になるのは仕方がありません。
留学中のトラブルの話はネットに溢れていますが、全ての人がトラブルに遭う訳ではありません。どんなトラブルが発生しやすいのか、どんなところに注意しておけばトラブルを未然に防げるのか知っておくことで、自分の身を守りましょう。
留学先のトラブルを防ごう!留学前に把握すべき注意点7選
留学経験者や海外在住者の体験談でよく聞く「海外トラブル」。「自分の身に起こったらどうしよう」というものばかりで怖いですよね。
留学先でトラブルに遭わないためにも、トラブルを防ぐための注意点を事前に把握しておいた方がいいでしょう。
留学前に把握しておきたい注意点を7つあげるとしたらこれらになります。
- ・郷に入っては郷に従う
- ・現地の情報は行く前にできるだけ収集する
- ・現地で頼れる先を調べておく
- ・書類や貴重品管理はしっかり
- ・危険な地域に近寄らない・夜道を一人で歩かない
- ・トラブルに遭ったら頼るべきところに頼る
- ・どんなに親切にされてもすぐに信用しない
この7つの注意点は、留学先がカナダであってもアメリカであっても基本的には同じです。
郷に入っては郷に従う
留学するなら「日本ではこうだった」「日本ではこれが常識」という意識を捨て、留学先の常識に従いましょう。
事前に現地の常識やマナーについて調べておくと安心できます。
交換留学という形で留学するなら前年度に留学した先輩たちから体験談を集めておくといいでしょう。
現地の情報は行く前にできるだけ収集する
留学先の情報は留学に行く前にできるだけ収集しておきます。
「どんな情報を集めればいいかわからない」というときは、まずは同じ土地・大学に留学した人の体験談を集めるところから始めましょう。
- ・どんなトラブルがあったのか
- ・ヒヤッとした体験はないか
- ・事前の情報収集や持ち物はどうやって選んでいるか
などを知ることができます。
また、大学にある留学窓口は留学を希望する大学生を安全に留学に送り出すための窓口です。わからないことがあったら頼るといいですね。
現地で頼れる先を調べておく
留学先で困りごとが発生したときに頼れる先を調べておきましょう。事前にコンタクトを取れるなら取っておくといいですね。
日本領事館やホストファミリーを紹介してくれる業者、日本で所属している大学など、さまざまな場所があります。
- 「ホストファミリーとトラブルになってしまった場合はここ」
- 「犯罪に巻き込まれそうなときはここ」
のようにリスト化しておくといいですね。
書類や貴重品管理はしっかり
現地で書類や貴重品の管理がしっかりできるように準備しておきます。
- ・貴重品は身につけておく
- ・保管には金庫などを使う
- ・重要書類は無くさないように管理する
「当たり前」と思うかもしれませんが、書類紛失や貴重品盗難のトラブルは多いものです。先輩方がどうやって対策していたのかも含めて調べておきましょう。
危険な地域に近寄らない・夜道を一人で歩かない
「危険な地域に近寄らない」「夜道を一人で歩かない」は、性別問わず注意しておきたいところです。
「日中は安全でも陽が傾いてきたら別の顔になる」地区が当たり前にありますし、警察署や学校などの公共施設が近くにあるからといって安全な地域とも限りません。
危険な地域情報は、外務省の海外安全ホームページから参照することもできますし、NHK Worldの海外安全情報も参考になります。
関連サイト:外務省 海外安全ホームページ
関連サイト:NHK World 海外安全情報
トラブルに遭ったら頼るべきところに頼る
留学中にトラブルに遭ったら、頼るべきところに頼りましょう。一人で抱え込んでいても事態が悪化するだけです。
「トラブルに遭ったら大使館へ」という話がありますが、大使館でもできることとできないことがあるため注意しましょう。
例えば、私的なトラブルについては大使館では解決できません。トラブルが解決に向かうように相談には乗ってもらえますし、解決の手がかりになりそうな専門家の情報の提供もしてもらえます。
大使館でできることとできないことについては、外務省の海外安全ホームページ内にある「大使館・領事館のできること」というPDFファイルが参考になります。読んでおくといいでしょう。
関連サイト:外務省 海外安全ホームページ「大使館・領事館のできること」
どんなに親切にされてもすぐに信用しない
「海外で親切そうな顔で近づいてくるのは詐欺師かよからぬことを考えている人だけ」という言葉がありますが、それくらいの注意力で人を疑わないと身の安全は守れません。
親切にされたからといって、すぐに人を信用せず「最悪の場合」を考えて行動するようにしましょう。
ホームステイの注意点5選!部屋にこもるのだけは避けて!
留学したときのトラブルで意外と多いのが、ホームステイ先の家族とのトラブル。
習慣の違いもありますし、一緒にいる時間が長くなるとトラブルも増えてしまうのです。
ホームステイするときに気をつけておきたいポイントを5つ紹介します。
- ・「ホームステイ=家族!」お客様気分はNG
- ・ホームステイのルームは清潔に保つ
- ・ホストファミリーとのトラブルは解決するために動く
- ・自分の意見はハッキリ伝える
- ・部屋にこもらない!コミュニケーションは積極的に
「ホームステイ=家族!」お客様気分はNG
ホームステイ先でお客様気分でいるのは絶対にNGです。
ホームステイ=家族と同じように扱ってもらうということなので、ホストファミリーの他の家族がしているように家事などを手伝いましょう。
ホームステイのルームは清潔に保つ
ホームステイ先で与えられたお部屋は清潔に保ってください。
ホストファミリーの部屋を借りているのですから、賃貸物件と同じようにしっかり管理したいですね。
ホストファミリーとのトラブルは解決するために動く
ホストファミリーと何らかのトラブルになった場合は、「黙っていれば時が解決してくれる」の姿勢ではなく、解決のために動きましょう。
自分だけでは解決できないと感じたときは、ホストファミリーを紹介してくれた業者にコンタクトを取るなどして仲介に入ってもらうといいでしょう。
自分の意見はハッキリ伝える
雰囲気で察してもらおうとせず、自分の意見はハッキリ伝えましょう。
考えがまとまっていないときは「もう少し考えさせて」のように考え中であることを表明できるといいですね。
部屋にこもらない!コミュニケーションは積極的に
ホームステイ先の部屋にこもりきりでほとんど部屋から出てこない生活はしないでください。
留学生が現地の言葉に不慣れなのは当然ですし、コミュニケーションを取っているうちに慣れてきます。
恥ずかしいからと引きこもってしまうと、いつまでも上達しませんし、視野も狭くなってしまいますよ。
海外留学する女性が注意すべきこと5選
女性が海外に留学する場合、特に注意しておくべきことを5つ紹介します。
- ・危険な地域を調べ近づかない
- ・夕方から夜間帯は出歩かない
- ・日中歩くときも日本にいる気分で歩かない
- ・スキンシップを装ったセクハラは断固拒否する
- ・助けを求める先を調べておく
基本的には、上で紹介した注意点と一緒ですが、スキンシップを装ったセクハラには注意しておきたいですね。
「日本人女性は押しに弱い」「現地の女性のようにハッキリ拒絶しない」「被害を訴えない」という印象を持っている人も多いようです。
「スキンシップかな?」と思っていたものが、段々とエスカレートしていき、周りにも嫌がっていることを気づかれないまま被害に遭ってしまうということもあります。
「嫌だな」「不快だな」と感じたらしっかりと拒絶し、周りにも助けを求めるようにしましょう。
留学は下調べが重要!積極的に情報収集して!
留学は下調べが重要です。積極的に情報を収集し、トラブルに遭ってしまったときの対処策も練っておきましょう。
信頼できる機関からの情報を集めることも重要ですが、どこの誰とも知らない人からの情報よりも身元のはっきりした人の体験談も大切です。
同じ学部の先輩で留学経験者がいるなら、お話を聞きに行くのもいいですね。