「ガチャガチャは私たちに思いつかないアイデアでした」~アンカー・ジャパンの社員が振り返る第1回「若者会議」

学生の窓口編集部

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2021年5月25日のエントリー開始から半年間ににわたって開催した第1回「若者会議」アイデアコンテスト。

全国の学生たちからフレッシュなアイデアがたくさん集まりましたが、テーマ協賛企業の皆さんは今回の大会にどのような手応えを感じたのでしょうか。

今回はアンカー・ジャパン株式会社でマーケティング本部統括を務める吉野優希さんに、大会の感想をお聞きしました。

ガチャガチャは私たちには思い浮かばない学生らしいアイデアでした

今回の「若者会議」では、学生にどのような期待を持ってご参画を決められましたか?

やはり“学生らしいアイデア”です。ビジネスでは、いいアイデアを思い付いてもすぐにフィジビリティ(実現可能性)の確認をしたり、必要以上にリスクを考えたりしてしまいます。それを障害と捉えず、アイデアベースでフレッシュな意見が出てくることを期待しました。

実際にアイデアを審査されて、どのような感想を持たれましたか?

斬新なアイデアをいただいて、とても刺激を受けましたね。私たちは「直営店Anker Storeの来店人数を3倍にするプロモーション施策」というお題を出したのですが、最終選考で大賞を獲ったアイデアは「ガチャガチャを使って集客する」というものでした。

発案者は、SNSで日本酒のワンカップなどのミニチュアなどのガチャガチャがバズっていることに注目し、アンカー製品でミニチュアを作って、そのガチャガチャを店頭に置けば集客プロモーションに使えると提案してくれました。私たちには思い浮かばないアイデアですし、面白いと思いましたね。

▼大賞受賞アイデア:Ankerガチャ〜お前のモバイルバッテリーはこの俺様が預かった〜

では逆に、学生たちのアイデアに欠けていたものは何でしょう?

具体性に関する踏み込みが少し足りなかったかな、とは思います。お題に対して課題を分析し、課題に対して仮説を立て、仮説に対して施策を検討する。これを皆さん実施してくれましたが、具体的に何をどうやって、どれくらいの規模で、いくらくらいの予算をかけてやるのかまでは詰まりきっていないように感じました。

今回、参加者に求めていた“学生らしさ”についてはいかがでしたか?

もっとぶっ飛んだアイデアを出してくれてもよかったかもしれません。今回は「フィジビリティはあまり気にしなくてもいいよ」というコンテストだったので、予算が何億円もかかるようなアイデアだとしても、考えてみるのは自由です。もう少し大きな発想でアイデアを考えてもよかったのかな、と思いました。

若者会議に参加したこと自体に素晴らしい価値があった

普段、こうして学生のアイデアに触れる機会ってあるんですか?

ありますよ。キャンペーンやプロモーションを企画するときに、長期インターンの学生さんの意見を聞くこともありますし、企画のブレスト会議に参加してもらうこともあります。でも、今回のようにお題に対して企画、プレゼンまで行ってもらう機会はありません。

ただ、やはり学生でも、企業内で働いていると企業の考えに染まってしまう部分があります。今回は、一般の学生にアンカー・ジャパンがどう映っているのかを知ることができ、とても新鮮でした。また、参加者の学生さんたちは、アンカー・ジャパンという会社にとても多くの時間を割いてくれました。それについても深く感謝しています。本当にありがとうございました。

今後の「若者会議」に参加する学生に期待されることはどういった点でしょう?

自分のやりたいことベースで考えるのではなく、ターゲットが誰なのかをしっかり見定めたうえで、どうすれば人々の心を動かせるのか、どうすれば行動を促せるのか……そこに立ち戻ってみるといいかと思います。一歩引いてみて、「自分ならこのアイデアを楽しいと思うか」「自分ならこのキャンペーンに応募したいと思うか」と、消費者視点でものごとを考えてみることも大切です。

では、今回参加いただいた学生さんや、今後ご参加される学生さんたちに、何か激励の言葉をいただけますか?

まずは、このコンテストに参加したこと自体に、素晴らしい価値があったと思います。企画を練るには時間もかかったと思いますし、メンバー内で意見をまとめるのも大変だったとお察しします。その分、今回の企画を体験したことにも大きな価値があったのだと思います。

また、企業で働いている人から直接フィードバックをもらえる機会もあまりないと思うので、フィードバックのひと言ひと言を自分の糧にしてもらえるといいんじゃないかな、と思いました。

最後に、学生に向けてメッセージをお願いします。

アンカー・ジャパンで働いているインターンの学生たちからも、「コロナ禍の影響で大学に行けていない」という話は耳にしています。私たちが過ごした大学時代とは異なる状況だと思いますが、逆に言えば、その分いろんなチャンスが転がっているようにも見えます。

例えば、地方からオンラインで授業に参加できたり、普段は直接聞けないようなセミナーが無料で聞けたりもします。逆の意味でチャンスが増えているとも言えるので、積極的にどんどん参加してほしいと思います。

(マイナビ学生の窓口 若者会議運営事務局)

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