授業もオンライン、友達にも会えない……。今の学生はコロナ禍をどう受け止めればいい?古坂大魔王がアドバイス#大学生の相談窓口
大学生が抱えるさまざまな不安や悩みに対して、突破口になるようなアドバイスを著名人の言葉で贈る「大学生の相談窓口」。今回学生の悩みに答えてくれるのは、「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」の動画が世界的に大ヒットした、 ピコ太郎の生みの親・古坂大魔王さん。お笑い芸人、音楽プロデューサーとして活躍されている古坂さんに、コロナ禍をどう受け止めて生きればいいかと悩む学生へアドバイスを伺いました。
Q.今の学生はコロナ禍をどう受け止めて生きていけばいい?
コロナの影響で現状が見えない毎日がつらいです。生きていく上で心がけておくこと、大切にするべき軸などをお伺いしたいです。
(男性/21歳/大学4年生)
A.コロナ時代で苦労した学生はラッキーだよ
今の学生は、インターネットネイティブの世代
コロナの影響で授業がオンラインとなり、学校に行けない、友達にも会えない学生さんが多いですよね。とても苦労されているんじゃないかな。
でも、そんな学生さんたちに伝えたいのが、「コロナ時代で苦労した学生はラッキーだよ」ということ。こんな特別な時代を生きた学生さんは、きっとこれからも現れないでしょう。
コロナによって、リモートワークが普及し、インターネットの世界が8年進んだと言われているそうです。君たちは8年タイムワープした、インターネットネイティブの世代なんです。なのできっと、今の学生さんが社会で活躍する頃には、もっと過ごしやすくなっていると思うし、年上の方たちのオンラインの対応を遅いと感じるなど、より仕組みを発達させて変えていける力が養われていると思いますよ。
また、外で遊べない、飲み会にも行けないなどの状況もつらいですよね。ただ、コロナが落ち着き、また外で遊べるようになったら、君たちの飲み会のほうが僕らが体験した飲み会よりも、100倍楽しいと思います!とても有意義で充実した時間が過ごせるはず。
ちなみに、今はみんな顔の下半分がマスクで隠れているじゃないですか。なんと今の中学生の子たちにとっては、マスクを取る姿がエロいんですって(笑)。ようは、口元にドキドキするんだとか。これすごくないですか?僕ら世代は胸を見てたくて頑張ってきたのに……若い世代は口元を見るだけでドキドキするのかと、衝撃でしたねえ(笑)。
苦しい状況ではあると思うんですが、「苦しい=逆にラッキーかも」と考えて過ごしてほしいかな。制約がある時代でも、できることはたくさんあります。自分で調べて知識をつけて、ぜひさまざまなことにチャレンジしてほしいです。
【まとめ】
こんな特別な時代を生きた学生は、きっとこれからも現れない。「逆にラッキー」と思うことを見つけて、やりたいことにチャレンジしてみて!
なかなか学校に行けず、友達にも会えないなど、苦労されている学生さんは多いです。つらい時期かもしれませんが、コロナによって得たオンライン知識や技術はきっと社会に出てからも役立つはず。苦しさばかりではなく、「逆によかったな」と思う部分も見つけながら、学生生活を謳歌してほしいと思います。
文・取材/田中青紗
写真/島田香
編集/学生の窓口編集部
<古坂大魔王さんが回答したお悩み一覧>
#1:好きなことを仕事にできなくてツライ
#2:つらい出来事はどう乗り越えたらいい?
#3:人とは違う面白いものを作りたい。発想力を磨くには?
#4:授業もオンライン、友達にも会えない……。今の学生はコロナ禍をどう受け止めればいい?
#5:「やりたいことが一つに絞れない」将来をどう決めたらいいか
#6:近日公開予定