介護関連の資格の種類まとめ|学生でも取得しやすい介護業界の資格とは?

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介護士資格の種類まとめ 取得しやすい資格とは

介護に関する資格の種類は、普段あまり聞き慣れないものも多く、意外と知らないものです。「介護福祉士」「ケアマネージャー」などは耳にしたことがあるかもしれませんね。

ですがこれらは実務経験が必要だったりと、ハードルが高め。実は介護の養成体系はとてもクリアになっており、介護職を目指すなら誰もが通る入門資格があるんです。

この記事では「マイナビ介護職」サイトからも情報をいただきながら介護士資格の種類や、取りやすさについてもお伝えしていきます。

介護業界でメインとなる資格は6種類!

介護業界でメインとなる資格は6種類

現在介護業界でメインと考えられる資格として6種類を挙げました。過去には「ホームヘルパー1級・2級」や「介護職員基礎研修」といった養成体系がありましたが、やや複雑化しているとの指摘も。

そこでもっと若者にもキャリアパスがイメージしやすいように!ということで現在の体系に変わりました。

資格名 取りやすさ
1.介護職員初任者研修 ★★★★★(易しい)
2.介護福祉士実務者研修 ★★★★
3.介護福祉士 ★★★
4.認定介護福祉士 ★★(難しい)
5.ケアマネージャー
(介護支援専門員)
★★
6.介護事務 ★★★★★

次から、それぞれの資格について詳しく解説します。

1.介護職員初任者研修

✅実施主体:都道府県又は都道府県知事の指定した者(養成施設)
✅取りやすさ:★★★★★
✅受験資格:未経験OK!これから介護の仕事を始めたい人向け

介護職員初任者研修とは、介護の仕事をする上で最低限の知識・技術とそれを実践する際の考え方のプロセスを身につけるためのもの。「介護の仕事を知り、基本的なことはできるようになる」ことを目的としており、まさに『介護の入門資格』といえます。

2.介護福祉士実務者研修

✅実施主体:法律に基づき指定された学校や養成施設
✅取りやすさ:★★★★
✅受験資格:未経験でも受講は可能

介護福祉士実務者研修は、次でご紹介する介護福祉士の受験に必要となる中級的研修です。「実務者」という名前がついていますが、未経験でも受講することが可能。ただし研修時間450時間とボリュームが出てくるため、1の介護職員初任者研修からステップを踏んで受講されるのがおすすめです(初任者研修分の時間数が免除されます)。

3.介護福祉士

✅実施主体:厚生労働省(財団法人社会福祉振興・試験センター)
✅取りやすさ:★★★
✅受験資格:「実務経験3年以上+実務者研修」ルートが一般的
※他に養成施設で学ぶルート、福祉系高校で学ぶルートもあり

介護福祉士とは、介護職の中核を担う国家資格。専門的な知識や技術を活かして一人一人の状況に応じた介護を行うとともに、ご家族へ適切にアドバイスすることもできます。介護職唯一の国家資格ということで、より良い介護サービスのために果たす役割は大きいでしょう。

▶︎公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」

4.認定介護福祉士

✅実施主体:一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構
✅取りやすさ:★★
✅受験資格:介護福祉士としての実務経験5年以上

認定介護福祉士は、介護福祉士の資格を持つ方がさらに専門知識を高めることができるように設けられたキャリアアップの仕組みです。まだ新しい資格のため、2021年6月現在で登録名簿に掲載されているのは60名ほど。高度化する介護ニーズに合わせ、リーダー職に対して指導をしたり、医療やリハビリといった分野との連携を図る役割が求められています。

5.ケアマネージャー(介護支援専門員)

✅実施主体:都道府県または都道府県が指定する法人
✅取りやすさ:★★
✅受験資格:介護福祉士・社会福祉士・看護師などの実務経験5年以上

ケアマネージャー(介護支援専門員)とは、介護を必要とする人が最適なサービスを受けられるよう、ケアプランを作成する人を指します。介護の現場で働く人というよりも、市町村・事業者といった関係各所と利用者をつなぐ調整役といったところ。ハードルの高い資格ですが、その分取得できれば収入アップも期待できますよ。

6.介護事務

✅実施主体:各種民間団体
✅取りやすさ:★★★★★
✅受験資格:未経験OK

介護事務では、主要業務となる介護報酬請求業務(レセプト作成)について学ぶことができます。介護事務の資格にはいくつかの種類があり、代表的なものは「介護事務管理士」「ケアクラーク」「介護報酬請求事務技能検定」「介護事務実務士」など。未経験でもOKなのでチャレンジしやすいですね!

介護のキャリアアップをサポートする資格

介護のキャリアアップをサポートする資格

あくまでも介護業界のキャリアパスの柱となるのはここまでご紹介してきた資格ですが、他にも持っていると活用できる、役に立つ資格があります。

ここでは、学生のみなさんでも目指しやすい、実務経験を必要としないものを中心にご紹介します。

生活援助従事者研修

介護の養成体系は前述のとおり見直しが進められており、この生活援助従事者研修も2018年4月1日から始まった新しい資格です。こちらは最初にご紹介した「介護職員初任者研修」の前段階的な位置づけで、家事などの生活援助を行うことができるというもの。ただし身体介護に従事することができない点には注意が必要です。

レクリエーション介護士2級

レクリエーション介護士は、現場での「介護レク」に着目した資格。高齢者への声かけや対話術、そして楽しんでもらえるレクリエーションとは?という視点で、企画の立て方などを基本から学びます。

▶︎レクリエーション介護士2級公式サイト

福祉用具専門相談員

福祉用具専門相談員とは、福祉用具の相談を受けて最適な利用計画を立てたり、状況に合わせて福祉用具の調整を行ったりする資格。福祉用具の販売・レンタル事業所に配置が義務付けられています。

▶︎一般社団法人 全国福祉用具専門相談員協会

社会福祉士

最後にご紹介するのは、介護福祉士と並んで国家資格である社会福祉士。障がいのある方や日常生活に支障のある方から相談を受け、アドバイスをしたり関係各所との連携を図ったりします。

社会福祉士と介護福祉士の両方の資格を持っていると質の高い介護サービスの提供につながるため非常に有利。受験資格は大学等で学んだ内容によって、実務経験が必要になったり養成施設での学習が必要となったりします。

▶︎公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「社会福祉士国家試験」

まとめ

介護に関連する資格について全部で10種類ご紹介してきました。なかでも取りやすくかつ主要なものとしては、最初にご紹介した「介護職員初任者研修」「介護事務」がおすすめです。介護職を目指すなら「介護職員初任者研修」、事務職を目指すなら「介護事務」の資格を検討してみてはいかがでしょうか。

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