プロが教える【大学生向けノートPCの選び方】これを見ればひとまずO K!

watasack(渡邊 桜)
2021/01/27
入学準備・新生活
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大学生の必須アイテムとも言える、ノートPC。
大学では、レポートやプレゼン資料の作成など、授業でノートPCを必要とする作業がたくさんあります。しかし実際に選ぼうとすると、種類や性能の違いがたくさんあり、どのように選べばいいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで、PCガイドの内川功一朗さんにお話をお聞きし、パソコン初心者でもわかりやすい、大学生向けノートPCの選び方をご紹介いただきました!

プロが教える【大学生向けノートPCの選び方】これを見ればひとまずO K!

【PC選びの基準】ポイントは“使い勝手

大学の授業で使うパソコンは、多くの方の場合、“使い勝手”が選ぶポイントになります。資料作成などがメインとなるため、パソコンの性能はそれほど必要ないからです。画面の見やすさやキーボードの入力のしやすさなど、長く快適に使えることがポイントとなるでしょう。

持ち運ぶことが多い方なら本体の大きさや重量、バッテリーの持続時間もポイントになります。簡単に持ち運べ、それが負担にならず、一日中電源のない環境でも使い続けられることが求められるためです。

ただし、芸術系(特に映像編集やCG等)や理系の一部の学科で専用のソフトを使うような場合には高い性能が必要となります。後ほど説明するCPUやGPUの速度と、メモリやストレージの容量が必要となっていきます。

性能は高ければ高いほど快適ですが、その分価格が上がります。価格を下げていくと性能や使い勝手も下がります。以降で紹介する部品の性能を見ながら判断しましょう。

おすすめのスペックまとめ

<文書作成など一般的な使用方法の場合>

CPU ・Intel:Core iシリーズ Core i3以上
・AMD:Ryzen 3以上
メモリ 8GB 以上
画面サイズ・解像度

・持ち運びが多い場合:13インチ程度のフルHD

・持ち運びが多くない場合:15インチ程度のフルHD

大きさ・重さ

大きさは上記画面サイズに準ずる。
・持ち運びが多い場合:13インチ、重量1.2kg程度

GPU

基本的にはCPUに内蔵されたもので問題なし。
高性能であるため、予算と使用ソフトに応じて検討しましょう。


<特別なソフトを使うなど高い性能が求められる場合>

CPU ・Intel:Core iシリーズ Core i7 
・AMD:Ryzen7以上
メモリ 最低でも16GB、可能なら32GB以上
画面サイズ・解像度

・持ち運びが多い場合:13インチ程度のフルHD
・持ち運びが多くない場合:15インチ程度のフルHD

・画像や動画編集を行う場合:15インチ以上のフルHD4Kの解像度

大きさ・重さ

大きさは上記画面サイズに準ずる。
・持ち運びが多い場合:重量1.2kg程度
高性能なものは画面サイズも大きくなり重量も増すため、
妥協も必要。(軽いものはその分高価)

GPU

基本的にはCPUに内蔵されたもので問題なし。
高性能であるため、予算と使用ソフトに応じて検討しましょう。

※大学から推奨スペックの指定がある場合にはそちらを踏まえて購入してください。

※2021年1月時点の情報をもとに作成しています。
最近はオンライン授業が一般的になりましたが、最新のパソコンの場合、このスペックであれば授業を受けながら他ソフトで作業する場合でもそれほど問題になることはありません。

選ぶのが難しそうだという方は、家電量販店などの店員さんに上記の表を見せて相談してみるのも良いでしょう。以下で、それぞれの項目について詳しく解説していきます。


1.CPU

CPUはパソコンの頭脳に当たる部品です。
処理速度を決める動作周波数(クロック数)や一時的な記憶場所となる2次キャッシュメモリの数値が大きいものが高性能になります。簡単に見分ける方法として、CPU部分の製品で判断できます。

CPUにはIntel社とAMD社の2つの会社のものがあり、Intel社ならCore iシリーズ、AMD社ならRyzenの3以上を選びましょう。いずれも数字が大きくなると性能が上がります。高性能を求めるならCore i7、もしくはRyzen7以上を選びましょう。

2.メモリ

メモリは利用中のソフトやデータを保存しておく場所です。
メモリが多ければ多いほどパソコンは安定し、芸術系や理系学部で使う専用ソフトも使うことができます。最近のノートパソコンでは後からメモリ増設ができなくなっているものが多いので、最初から必要なメモリを搭載されているものを選ぶ必要があります。レポートや一般的なプレゼン資料などの文書作成なら8GBあれば十分です。

高性能なパソコンが必要な場合は最低でも16GB、可能なら32GB以上のものを選びましょう。

3.ストレージ

ストレージはデータやソフトを保存しておく場所です。
これが大きければ大きいほど大量のデータを保存できますし、高速なものを使うと起動時などにデータの読み書きが速くなり快適に使えます。

ストレージには、「SSD」と「HDD」の2種類がありますが、メモリを使うSSDが高速でおすすめです。容量は最低で128GB、可能なら256GB以上のものを選びましょう。高性能なパソコンでは1TB以上のものを選びましょう。

4.画面サイズ・解像度

画面サイズはインチであらわされる大きさです。
ノートパソコンでは10インチ程度から17インチ程度まであります。これは対角線の長さになるため、テレビのようなワイド画面と一部パソコンで採用される3:2の対比の画面で体感する大きさが変わります。

また、解像度は1366*768のHDからフルHD、4Kまでがノートパソコンで採用される解像度になります。持ち運ぶ機会が多いなら13インチ程度のフルHD、それほどでもないなら15インチ程度のフルHDが見やすくてお勧めです。
画像や動画編集を行う方は、ソフトが画面の大きさを必要とするため15インチ以上のフルHDや4Kの解像度のものがおすすめです。


5.大きさ・重さ

持ち運ぶのに大きさと重さは重要です。大きさは画面サイズ以下にはならないため、画面サイズで考える必要があります。

よく持ち運ぶ方は13インチ、重量は1.2kg程度のものがおすすめです。これ以上画面が小さくなると見づらくなる可能性がありますし、軽いものは価格が高くなっていきます。
高性能なものは画面サイズも大きくなり重量も増すため、妥協が必要となります。


6.GPU

画面表示機能を担う部品がGPUです。

特に画像や動画の編集、CADなどの設計ソフトではこれを活用するものが増えています。多くのCPUにはこのGPU機能が組み込まれていますが、nVIDIA社のGefoceシリーズやAMD社のRADEONシリーズなど専用GPUとして独立したものがあります。これらはCPU内蔵のものと比べ遥かに性能が良くなりますが、価格もかなり上がってしまいます。GPUを活用するソフトを使う方は、予算と相談の上で選びましょう。

最後に

パソコンを選ぶにあたり利用期間も考慮しましょう。

通常学部では4年間、医学部などでは6年間使い続けるものになるため、あまり低い性能の製品を選ぶと長く使っている間に性能が物足りなくなる可能性があります。先に挙げた性能は、新品で購入できるノートパソコンならこの期間十分に使い続けることができる性能となります。

***

いかがでしたか? 以上の内容をもとに、おすすめのスペックをまとめてみました。作業したい内容や金額、自分が何を大事にしたいかのバランスを考えて選んでみてくださいね。

編集・イラスト:watasack

教えてくれたのは……

内川功一朗さん

2006年よりAll Aboutでパソコン系のガイドとして活動し、雑誌などへの寄稿やメディアの企画サポート、出演を行っている。また、システムエンジニアとして、ユーザーサポート業務も長年行っている。デジタルとリアルの架け橋となる情報発信の場としてのwebサイト「pc4beginner.com」を運営中。

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