★【お悩み#2】将来の準備で忙しいことを、彼女が理解してくれません

大学3年生の僕には、1年生の彼女がいます。最近、僕は就活や卒論の準備が始まって忙しくなってきて、彼女と会う機会が減ってしまっているのですが、彼女はそれをよく思っておらず、不満げです。僕も会いたくないわけじゃないし、彼女も大切にしたいのですが、将来のために今は頑張らないといけないということをわかってくれない彼女に少しモヤモヤしてしまいます。

好きという気持ちがあっても、自分が大事にしていることを理解してもらえないと、違和感やストレスを感じてしまうもの。そんな気持ちをなんとなくごまかしていても、モヤモヤはなくなってくれません。

こんなとき、どのようにしてお互いに納得できる解決方法を見つければ良いのか、関さんに聞いてみました。

相手に求めるだけでは変わらない。 受け身にならずに自分が動こう

就職などのライフステージの変わるタイミングにおけるすれ違いは、よくある傾向です。特に大学3～4年生にとって就活は社会に出る初めてのイベントでもありますし、まだ学生真っただ中の1～2年生とは意識に大きなギャップが生じやすいですよね。同じ立場を経験していないと、何もせずに理解してもらうことはなかなか難しいです。

基本的に過去と他人は変えられません。相手を動かしたいときは自分が変わっていくほうが早いものです。自分が変われば相手にもそれが伝わり、良い方向へ向かっていくはずですよ。

納得してもらうための「ギブ」を考えよう

例えば、ギブアンドテイクの状況を作ってみてはどうでしょうか。自分の希望ばかり伝えても、なかなか相手の不満は減りませんが、少し相手が納得できる条件を与えれば、こちらの希望に歩み寄ってくれやすくなります。

今回の場合だと、会う機会が減ってきて不満なら、その分夜電話する時間を増やす、忙しいピークが終わったら少し多めの時間をとって旅行に行く約束をするなど、会えない寂しさを埋められるような条件を出してあげると、彼女も我慢しようと思ってくれるはずです。

自分の気持ちを言葉で伝えて

相手に歩み寄る行動をとった上で、「自分も会えなくてつらい」ということをちゃんと言葉にして彼女に伝えてあげることも大切です。

「本当は私のことどうでもよくなったのでは……」と不安にさせてしまうと、より不満が膨らんでしまいます。物理的に離れているとどうしても不安になりやすいので、会っているときよりも愛情表現は強めにしておきましょう。「恥ずかしいから態度で示す」と心がけても、言葉にしないと伝わらないことはありますよ。

忙しいとき、他の人の気持ちに寄り添うのはなかなか難しいですが、今の彼女を大切にしたいなら、努力しながら解決していきましょう！

自分の心に余裕がないと、「どうして分かってくれないんだ！」とストレスを感じてしまいがち。まずは冷静になって、「なぜ彼女は不満なのか」「どうしたら不満を取り除けるか」を考えて行動にうつすことが大切なのですね。

長く付き合っていくなら、卒業して社会人になる、今度は彼女が就活をするなど、環境が変化するタイミングはまだまだあります。すれ違いが起きても、その度にお互いの気持ちに寄り添って行動できれば、これからもっと絆が深まっていくはずですね。

編集・イラスト：watasack

アドバイスをくれたのは……

恋愛コラムニスト 関 由佳さん

恋愛コスメショップ勤務や、自身の結婚・離婚経験から恋愛や性に前向きな女性の生き方を提案するコラムニスト。心理カウンセラー、カラーセラピスト、筆跡アナリストを習得し、筆跡心理学講座の講師やテレビ出演も。その他、恋愛漫画脚本や小説の執筆など幅広く活躍中。
ブログ「ライター関由佳の紫日記」http://rinnenote.blog.fc2.com/

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