謎が謎を呼ぶ……是枝監督『三度目の殺人』のみどころ #チヤキのおこもりシネマ Vol.8
イラストレーターのチヤキさんが、Amazonプライム・ビデオで配信中のおすすめ映画をご紹介する「チヤキのおこもりシネマ」。今回は、今年のアカデミー賞で『万引き家族』がノミネートされ話題の是枝裕和監督作品の中から『三度目の殺人』を取り上げます♪
こんにちは、アカデミー月間後半は是枝監督の『三度目の殺人』です。是枝監督は、残念ながら受賞は逃しましたがアカデミー賞で『万引き家族』が外国語映画賞にノミネートされ話題でしたね!
『三度目の殺人』は是枝監督作品のイメージとはちょっと雰囲気の違うサスペンスです。
『三度目の殺人』のみどころ
『三度目の殺人』のみどころ1.演技が光る緊迫の面会シーン
日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した役所広司さんの静かだけど迫力を感じる演技がすごいです。面会シーン、こちらまで緊張が伝わってきます……。
『三度目の殺人』のみどころ2.話が進むほど深まる謎!
サスペンスは物語が進むほど解決に向かって行くものが多いと思っていたのですが、どんどん真実がわからなくなり……あえてそうしているのなら、この映画で重要なのは犯人が誰か、ではない……?
『三度目の殺人』のみどころ3.何十にも解釈できるタイトルの意味
タイトルの「三度目」について何パターンか解釈ができるので、別視点で何度も楽しみたい方には特にオススメの作品です!
映画『三度目の殺人』のみどころまとめ
みどころ3でも書きましたが、さまざまな解釈ができる作品なので、人のレビューを読んで「あ、そういう考えもできるんだ!」と観終わってから発見があるのも面白いと思いました。
それから福山さん、役所さんをメインにイラストを書きましたが広瀬すずさん演じる咲江もかなりキーパーソンとなっていて、彼女もなかなか真意が掴めない感じで魅力的でした。
また個人的には検事の市川実日子さん、弁護士の吉田鋼太郎さんという脇を固める俳優陣がよかったのでそちらにも注目して欲しいです!
殺人の前科がある三隅(役所広司)が、解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し死刑はほぼ確実。しかし、弁護を担当することになった重盛(福山雅治)は、なんとか無期懲役に持ちこむため調査を始める。何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも。なぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?
監督:是枝裕和
出演:福山雅治、役所広司、 広瀬すず
(C)2017 フジテレビジョン アミューズ ギャガ
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